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  • 建退共岩手県支部 勤労者退職金共済機構理事長表彰について

    2007年10月30日建退共岩手県支部

     勤労者退職金共済機構・建設業退職金共済事業本部では、10月の加入促進強化月間運動の一環として、制度の普及に特に貢献され、また、今後も積極的な協力が期待される事業所に対し表彰を行っています。
     本年度は、岩手県から成和建設株式会社(花巻市)と池田建設株式会社(大船渡市)の受賞が決定し、来る11月16日の「岩手県建設雇用改善推進大会」の席上で、表彰状の伝達及び記念品の贈呈が行われます。

     建退共制度は、建設現場で働く方々が意欲的に安心して働くことができ、退職後の生活が安定するように、また事業主にとっては優秀な人材を確保し、雇用と経営の安定を図るために昭和39年に創設されました。42年を経た現在、この制度が果たす役割については、加入企業や従業員方々にずいぶんご理解いただけるようになったと思います。
     しかし、財政再建のための公共工事抑制が続き、発注は依然減少傾向にある上、地域格差も大きく県内建設業の経営環境は大変厳しい状況です。
     こうした中、事業の縮小からやむを得ず退職される方がいること、また「団塊の世代」と呼称される厚い年齢層が60歳にさしかかった事などにより、退職金請求者は今後も一定数が予測されますが、平成14年をピークにここ数年はほぼ減少傾向にあります。
     岩手県支部では、今年度は4月以降8月末までに786人に退職金をお支払していますが、前年同期の1,053人に比べて267人(25.4%)減となっています。
     経済構造が大きく変化している時代ですが、建設業のインフラ整備の実績や地域社会への貢献は高く評価されてしかるべきです。
     この建設業界を底辺で支える従業員の労働環境の変化に対応しながら、安心、安定を担う制度として、本制度の一層の加入促進と充実が望まれています。

     両事業所においては、業界の先覚者として、永年の建退共制度への一貫した協力体制と顕著な活用実績が高く評価され、本年度の受賞となりました。

                                 建退共岩手県支部 菊池美野舞

    建退共岩手県支部 HP