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  • 千厩支部 第1回安全パトロールを実施

    2008年9月16日千厩支部

    9月11日、平成20年度第1回現場安全パトロールを実施しました。

     指導協力機関からは、一関労働基準監督署、千厩土木センター、千厩農林センター、一関市の方々に参加いただきました。支部関係者からは、 担当役員、当番会員、安全指導者、女性マネジングスタッフ協議会、職員の総勢15名によりパトロールを行いました。今回の対象現場は、一関市大東町の土木工事現場2ヵ所と建築工事現場1ヵ所です。
     労働災害防止対策の徹底を訴えました。
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    反省会では
    ◎ハチとヘビの対処法を掲示していて良かった。
    ◎作業計画を作成して掲示により周知がなされており良かった。
    △危険予知活動は、形式的になりマンネリ化になる傾向にあり、安全指示などが有効に機能しているか不安がある。ヒヤリハットを取り入れる等の対策も必要だと思う。
    △盛土整形作業の際に重機が転落しないよう注意して欲しい。雨の際には法肩が崩れる恐れもあり、土質的にも崩れやすそうなので注意して欲しい。
    △現場までの道路が狭く勾配もあるので、冬期には十分な注意が必要だ。また、近隣とのコミュニケーションを大事にした方が良い。特にコンクリート打設の際には計画的に行って欲しい。
    ◆作業をしていない重機のカギが付いたままだったので、降りる時には抜く癖を付させることも必要だ。
    ◆周りが民家なので、区切りを明確にして欲しい。
    等の意見が出されました。
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    ≪リスクアセスメント≫
     当支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「側溝床掘・盛土法面整形」及び「桝の基礎砕石締め固め作業・型枠建てこみ作業」についてリスクアセスメントを実施いたしました。
     危険有害要因の特定を紹介します。 見積及び評価、危険有害要因の低減については省略いたします。

    ◎「側溝床掘・盛土法面整形」の危険有害要因

    1. バックホウ旋回時に作業員に接触する
    2. 土砂崩壊により作業員が埋まる
    3. 法面整形作業時重機が足場の崩壊により転落する
    4. 地震後の豪雨により土石流に巻き込まれる
    5. 一般車が場内に進入し、掘削部に転落する

    ◎「桝の基礎砕石締め固め作業・型枠建てこみ作業」の危険有害要因

    1. 作業員が丁張り板につまづいて転倒する
    2. 底版部に降りる際に転倒する
    3. 転圧作業時にプレートに足をつぶされる
    4. 運搬車両がハンドル操作を誤り作業員をひく
    5. 子どもが遊びに来て穴に落ちる