北上支部青年部は、平成27年8月24日(月)北上市立二子小学校の児童対象に建設業とのふれあい事業を行いました。
「いろんな建設機械に乗りに行こう がんばるぞ」
「うまく操作してペットボトルを吊り上げるんだぞ」「できるかな」
「ペットボトルを釣り上げるのは、UFOキャッチャーよりむずかしいぞ」
「高い所はにがてなんだけど」
一般社団法人岩手県建設業協会・関連団体からのお知らせや地域情報等を掲載しているブログです。
現場技術者安全講習会(建設業労働災害防止安全衛生千厩大会)を一関市千厩町の両磐地域職業訓練センターで開催しました。会員企業の現場代理人や現場技術者の方を中心に約60名が参加しました。
開催日時 平成27年8月28日(金)8時55分
開催場所 両磐地域職業訓練センター
(内容)
1.DVDビデオによる学習
・職長のコミュニケーションのとり方
・現場にひそむ危険 災害事例から学ぶ
2.最近の法改正と安衛法違反の状況について
講師 一関労働基準監督署 署長 髙橋 友行 様
3.交通事故の状況について
講師 岩手県千厩警察署 交通企画係長 坂本 精 様
労働基準監督署の髙橋様からは、安衛法の法改正や安衛法違反の事例などの内容を中心に講義頂きました。千厩警察署の坂本様からは、管内での事故や運転者の特徴などが示されたあと、実際のドライブレコーダーのビデオを上映頂きました。
本年度も労働災害の撲滅に向けて、労働災害防止活動に取り組んで参ります。
岩手中部土地改良区と岩手県建設業協会北上支部及び北上市建設業協会の三者で、「災害時における応急対策業務に関する協定」を締結しました。
調印式は、8月18日(火)午前9時30分から土地改良区の会議室で行われました。左から北上支部小原支部長、土地改良区菊池理事長、市協会小田島会長
災害時に建設業協会が行う協力業務の内容は、被災情報の収集、重機、資器材の等の調達、応急仮復旧工事の実施で、菊池理事長は「建設業協会の理解を得て防災協定を締結することができた。改良区が管理する13排水路の管理体制が強化され、今後は災害による被害を最小限にとどめるよう協力をお願いする。」とあいさつされました。
東北農政局和賀中央農業水利事業所、県南広域振興局北上農村整備センター、北上市農林部農林企画課からもご臨席いただきました。
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
㈱晴山組(野田村) 工事部 沢里希穂子さん「生活の役に立つうれしさ」
―沢里さんは、下水関連の工事に携わることが多いと伺いました。建設業に興味を持ったきっかけを教えてください。
「父が大工だったので、一緒に何かできればいいな、と思い高校の建築科に進学しました。勉強しているうちに、ものを造るのって面白いんだろうな、と思うようになりました」
―もともと建築を勉強されていたんですね。
「社会人になって、最初は村外の建築の会社に就職しました。でも、地元に戻ってきた時、建築関係の採用がなかなかなくて。縁あって前会長に声を掛けていただき、晴山組に入社しました。土木に携わるようになって、決して建築が簡単だというわけではありませんが、最初は違う分野って難しい、土木って難しいな、と思いました」
―晴山組に入社し、まずどんな業務をされたのですか?
「最初は写真撮りや、仕事を覚えるために作業のお手伝いをしていました。先輩に教えてもらって図面を描いたり、完成書類のお手伝いもしましたね。でも、みんなで一緒に仕事をするのが面白くて」
「当初は、道具の名前一つとっても聞いたことがないようなものもあって、『あれ持ってきてくれ』と言われても、どれだか分からなかったり。『それじゃなくてあれだよ』なんて言われたりして、そうして一つずつ覚えていきました」
―初めて持った現場も下水関連の現場だったとのことですが?
「初めて現場を持った時は、先輩に聞いたり、作業員さんにやり方を聞いたりしました。全然分からなくて、あっちから聞きこっちから聞き、という感じで。でも一回自分で現場をやると、2回目にまた下水の現場を持った時に、前にここで失敗したからこうしようかな、と思うようになって、それが徐々に積み重なって今があると思っています」
―現場には、いろんな職人さんがいますよね。
「作業員さんには、休憩時間や仕事が終わった後とかに、何が必要か、明日どうするかをよく教えてもらっていて。何か問題が起きた時も、作業員さんと相談してどう対応するか話し合ったり、私から提案したりもします。私が提案した時に、作業員さんに『いや、こっちがいい』と教えてもらい『そういうやり方もあるのか』と勉強になることもあります」
―仕事をする上で、どんなことに気を付けていますか?
「やっぱり、事故が起きないようにすることですね。下水の工事だと、深いところで2㍍や3㍍になったりしますので、少しの不注意がけがにつながるんです。だから、落ちないようにとか、ちゃんと周りを見て動きなさいとか、作業員さんに厳しく注意することもあります。ほかには、資材が無くて工事が進まないことがないよう、とにかく必要なものは早めに発注するよう心掛けていますね」
―どんな時にやりがいを感じますか?
「自分が携わったものが、生活の役に立っていると思うとうれしいです。下水の工事では、最後は見えなくなりますが、勾配などは結構ミリ単位でみたりするので、吟味して、規格内に収まるとうれしいですね」
―今後の目標を教えてください。
「下水だけでなく、道路の現場など、今まであまり携わったことがないような現場も経験して、もっといろんなことを勉強したいです。そして、後輩にきちんと指導できる先輩になりたいな、と。まだまだうまく指導できないので、いろいろと経験して、もっと成長していきたいな、と思っています」
~ほしこの一言~
「何かあった時も作業員さんとどう対応するか相談したりする」と沢里さん。作業員さんから教わることも多いと語り、現場で働く方たちをとても大切に思っているのが伝わってきました。沢里さん、ありがとうございました!