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  • 千厩支部 室根神社特別大祭が開催されました

    2007年10月29日千厩支部

     9月に当ブログの「室根神社大祭(10/26,27,28)のご紹介」で紹介いたしましたが、 10月26日から28日の3日間、室根神社特別大祭が一関市室根町で開催されました。約1300年もの伝統がある祭りで、最終日の28日には神輿(みこし)の先着争い等を行う祭場(まつりば)行事が行われました。
    sen071029-01.JPG 早朝の4時、室根山(標高895m)の8合目付近にある室根神社から、本宮と新宮の2基の神輿(みこし)を担ぎながら陸尺(ろくしゃく)達が急斜面を下ります。午前7時40分頃、ふもとの祭場(まつりば)に神輿(みこし)が到着し、高さ約7mの仮宮までの先着争いを行います。
     
     相馬野馬追、塩竃祭りとともに「東北三大荒祭り」と呼ばれており、祭場(まつりば)行事は昭和60年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

     脈々と悠久の歴史を今に伝えて来た室根神社特別大祭は、地元の方々によって伝承され守られている祭りです。この祭りは旧暦の閏年の翌年10月に開催されますが、次回は平成22年に開催される予定です。

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    祭場(マツリバ)付近から見た室根山です。昨晩までの雨が嘘のように晴れ渡りました。
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    約高さ7mの仮宮と入口のしめ縄の様子。
    sen071029-04.JPG 祭場入口の杉2本に渡された大きなしめ縄。
    sen071029-11.JPG 神輿の上部に付けられた鳳凰(ほうおう)が先に仮宮に到着しました。
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    神輿の前に荒馬先陣が入場します。
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    いよいよ神輿が入場です。
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    先頭の二人が持っている長刀は真剣だそうです。
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    神輿2基が見えて来ました。
    神輿が近づくと辺りにお酒の匂いが漂います。
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    仮宮への先陣争いの様子。
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    左側の新宮の神輿が途中で引き返し始めました。その後、右側の本宮の神輿も一度降ろされ、新宮を迎えに行き仕切り直しとなりました。先陣争いの駆け引きも見所の一つです。