いわけんブログ
千厩支部 河川功労者表彰受賞2団体が一関市長を表敬訪問
2008年6月11日千厩支部
日本河川協会主催の2008年河川功労者に選ばれた下記の2団体が一関市長を表敬訪問しました。
・特定非営利法人(NPO法人)北上川流域河川生態系保全協会
・みんなでミュージカル実行委員会特定非営利法人(NPO法人)北上川流域河川生態系保全協会は、当支部会員の(有)伊藤組 代表取締役 伊藤靖一氏が理事長を務めています。
みんなでミュージカル実行委員会は、当支部会員の(株)千葉建設 常務取締役 千葉泰司氏が副会長を務めています。
◎表彰理由
≪特定非営利法人(NPO法人)北上川流域河川生態系保全協会≫
北上川流域でモクズガニの養殖放流等の活動に携わり河川愛護の思想普及とその実践に努められました。≪みんなでミュージカル実行委員会≫
アイオン台風から60年を迎え水害をテーマに河川と地域の関わりを表現した市民ダンスミュージカル活動を行うなど河川文化の発展に寄与されました。追記で、特定非営利法人(NPO法人)北上川流域河川生態系保全協会の活動を簡単に紹介します。
追記
特定非営利法人(NPO法人)北上川流域河川生態系保全協会の活動概要
一関市川崎町には、モクズガニでダシを取ったスープで野菜やすいとんを煮込んだ郷土料理「かにばっと」があります。ところが、モクズガニが乱獲や河川環境の悪化等により年々採れなくなっていました。
平成8年、モクズガニが生息できる河川環境健全化を目的に旧川崎村の有志がモクズガニ研究会を作ったのがきっかけです。平成11年には現在のNPO法人として認証を受けるに至りました。
カニの飼育や孵化技術の研究を重ねて、世界で初と言われるモクズガニの孵化から一貫飼育技術を開発しました。孵化は海水が必要な為、孵化時期には海から海水を約10回トラックで運搬します。
若ガニは地元や近隣の子ども達で河川に放流されます。残りは、全国各地へ販売し、最後の3千匹程がカニ牧場で飼育して親ガニに育てられます。カニ牧場は休耕田を利用したビオトープ(自然の川に近い状態)になっています。
親ガニは「もくずがにスープ」やクッキー等に加工され、道の駅かわさき等で販売され、活動を支える原資となっています。
活動は、河川環境の保護、地域の食文化継承、地域おこしにつながっています。
平成10年には、「日本水大賞」市民活動賞を受賞しています。
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