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  • 2008振り返る シリーズ第5回 二度の大地震・建設業が大活躍 !   誰が岩手県民の安心・安全を守るのか

    2008年12月24日岩手県建設業協会

    2008年を「いわけんブログ」で振り返るシリーズ。5回目は岩手・宮城内陸地震と岩手北部地震の二度にわたる大地震の応急復旧に大活躍した建設業の活動にスポット・・・・・・。

    8月21日現場.jpg
    落橋した祭畤(まつるべ)大橋
    磐井川を塞いだ土砂.jpg
    磐井川を塞いだ土砂に苦闘
    (市野々原地区)
    矢櫃付近②.jpg
    矢櫃付近の復旧工事
    8月21日現場 (10)産女川.jpg
    復旧工事が進む(産女川)
    DSCF0017.JPG
    知事感謝状を受ける一関支部
         (県庁知事室)
    一関支部表彰 006.jpg
    災害対策功労者局長表彰授与
        (東北地方整備局)

    岩手・宮城内陸地震
    建設業協会各支部が緊急活動
    614日発生した岩手・宮城内陸地震の被災地域で応急作業に率先して取り組んだ岩手県建設業協会一関支部に、7月24日、知事から感謝状が贈られた。大規模な土砂崩落により、一関市市野々原地区(いちののばら)の磐井川がせき止められ、土石流の発生が懸念されていたところ、応急復旧作業に不可欠な重機搬入路の整備に率先して取り組んだことが評価されてのこと。7月24日の贈呈式は、24日未明に岩手県沿岸北部野田村で震度6弱の地震が発生。災害対策本部が設置されている中での授与となった。今回の地震にも建設業協会各支部が活動を展開した。
    一関支部は、10月7日、東北地方整備局(久保田勝局長)から災害対策功労者局長表彰を受賞した。

    今回の災害には、建設業協会(県内13支部)が持つ、①地域内の把握 ②災害現場の応急業務に必要な工程管理 ③重機・機械の保有 の機能を活用し、強力なリーダーシップのもとに協会の会員が一致団結して応急復旧活動に対応した。

    (6月15日・16日・18日・20日・30日・7月2日・16日・22日・24日・8月1日・4日・7日・8日・20日・22日・29日・9月16日・10月1日・6日・8日・11月1日・14日・12月1日掲載)

    宮城県沖地震にどう対応するか

    地震津波訓練(久慈) 004.jpg
    津波災害訓練(久慈地方振興局)
    地震津波図上訓練(久慈) 009.jpg
    図上で津波災害を想定


    宮城県沖地震が発生したらどう対処するか。今後、30年における発生確率が99パーセントと予測されている大地震のリスクは年々高まっている。
    久慈地区で港湾管理を行っている建設会社5社、と、港湾施設管理者(国・県)及び久慈市など40人が参加して、宮城県沖地震の災害を想定した津波災害訓練を10月2日・3日の2日間、久慈地方振興局
    大会議室で実施した。(10月6日掲載)


    民間版テックフォース(緊急災害対策派遣隊)を目指す!
    東北建設業協会連合会(宮城政章会長)は、大規模災害時の災害応急対策を検討する目的に「災害対応施策委員会」を9月25日に設置した。       

    宮城会長は、「民間テックフォース(国土交通省緊急災害対策派遣隊)」を検討し年度中に方向性を出したい」と要請。今回の岩手・宮城内陸地震等の自然災害への対応や、今後、予測されている宮城県沖地震に東北6県の建設業が一体となって取り組むと強調した。
     各県の建設業協会は、行政機関と災害時における災害応急対策に関する協定を締結。災害発生時には、必要な建設資機材や労力等の確保・動員の方法を定め、被害拡大の防止と被害施設の早期復旧活動に取り組み、地域住民の生命と財産を守ることに務めている。
     6月14日、7月24日と相次いで発生した大地震災害では、いち早く建設資機材の提供や応急復旧活動を展開し、二次災害の防止に努めた。
    委員会では、災害時の協会活動の検証。災害協定書の見直し災害支援の実態のPR災害対策実働隊の結成初期活動時の保険制度などの検討を進め、東北6県建設業協会の災害時における活動計画をまとめる予定。 (10月1日掲載)