いわけんブログ
遠野支部 遠野市内の観光地調査
2009年12月07日遠野支部
遠野支部女性連絡協議会では、市内の主な観光地を調査した。
研修視察は、10月7日、女性会員22名の参加により行った。
観光地は次のような順路で視察を行いました。
9:00に支部集合 遠野第二ダム現場(車窓より見学)ーとおの昔話村・遠野城下町資料館― 千葉家曲り家ー続石ー伝承園・カッパ淵(昼食)-佐々木喜善生家(車窓より見学)-山口の水車小屋(車窓より見学)ー山崎コンセイサマー遠野ふるさと村ー15:30支部到着解散調査方法は、観光施設名の記載したチエックシートにより行った。記載方法は参加者がここの感じた事と、次のことについて記入して頂いた。
1.遠野にもあったらいいな
2.人(子供・老人・障害者等)に対し優しいか
3.観光施設の外観、看板、休憩所、トイレ等について
4.観光施設内の案内板、順路等について
5.遠野ならではの、お土産、食べ物についてその結果、次のような参加者多数の感想である。
1.施設に初めて入り、いろいろな資料があり感動した。
2.以前にも来たことがあるが、また来てみると、新たに環境整備されており大変良かった。
3.昔を想わせる感じがとても良い。
4.資料館にある家紋の向かい合わせ鶴の片方がくちばしを開いており変わっている。
5.遠野市観光協会のガイド(格安)さんの詳細な説明を頂き有りがたかった。調査結果
各観光地の施設は、、遠野の自然とくらし、遠野物語の世界などそれぞれに固有の伝承があり、共通する分と施設特有の環境化にあり、各施設共通する分を含め46件の提案や改善の意見が出された。
なかでも、観光地は、車いす、杖など一部施設を除き常備されているが、観光用道路はこう配がきついとか建物等の土間の敷居が高いなど、高齢者、障害者等に、もう少し配慮(改善)されたいところがあった。関係機関との意見交換会
遠野市側 産業部長 運 万 勇
産業振興部 観光交流課長 鈴 木 惣 喜
遠野市観光協会 事務局長 立 花 信 一
意見交換会では、最初に産業部長より、遠野市の観光環境について説明を受け、年々観光客が増えてきており、経済効果はあるが、日帰りとか観光ルートに組み込まれ、市内見学場所は平均で3か所となっているとし、宿泊を伴う観光は近隣に温泉地があるので 若干厳しいところがあるとした。
そのほか、観光客は十人十色であり、へたに施設を整備してお客様よりお叱りを戴いた経緯もあり、観光地は廻りの立木から風情まで配慮し慎重に行わなければならないとしておりました。
また、観光については季節的にオフがあり、観光投資に二の足を踏み新規参入も少ない、そのほか、現在その観光関連に従事している売店等の労働時間など、観光を主として生計を立てるとなると、観光に携わる人々も課題を抱えているようです。佐々木ヤスミ元会長は女性の会の説明と今回の研修の目的を申し上げ
、ついで、それぞれの観光施設を各担当役員が集約した意見について順次調査結果を申し上げた。
関係機関へ報告
市内の観光施設を視察、その結果をまとめ11月5日遠野市と遠野観光協会へ報告書を提出した。
運万部長は、報告書を手に感謝を申し上げ、市の観光行政に役立てたいとし、その報告内容を施設の管理者にも伝え、改善出来るところは早期に改善したいとした。
遠野市の産業部長は、市の観光環境と振興について説明を申し上げている。
視察した観光名所
とおの昔話村柳田國男が滞在した宿として知られる高善旅館です。その建物を移築した「柳翁宿」は自由に見学が出来ます。
資料館てけっこうな資料があるんだな! 遠野の南部藩の家紋、系図などが表示されております。
千葉家曲り屋
ここが遠野の代表する千葉家の曲り屋です。
所有者が現在も住んでおり、一部立ち入り禁止のところもあります。とにかく大きな家です。千葉家の入口(木戸)でここから入ります。 ここには、昔の農具とか生活の食器などが展示されております。
続石
ここが、続石です。二つの石の上に重なるように載っております。真ん中をくぐり抜けて、御宮参りです。
安産の神様です。続石を上に下から見上げたところですが、ここが少しなだらかなところとなっており、義経伝説にある弁慶の昼寝場となっており、話の中には弁慶が石を持ち上げ重ねたという説もあります。
今回参加された会員は結構年齢もいっておりますが安産の神様に手を合わせておりました。(-_-)感謝 伝承園
ここがカッパ淵のそばの伝承園です。カッパ淵と伝承園の駐車場は同じところです。
この伝承園の中に御蚕神堂(おしらどう)が祭られております。ここは、御蚕神堂(おしらどう)の中です。この御堂には千体のオシラサマが部屋全体に祭られております。
ここでは、願いを書いた布をオシラサマに着せる貴重な体験もできます。中で、堂内を見ますとお願いごとの多いことに、オシラサマも大変だな思う次第でした。会の皆さんは口数も少なく、ぱくぱくとおいしそうに食べていました。
少しすると、甘いね、しょっぱいね・・・評価論がさまざまでした。
結構満腹です。
私なんか、へそ抜けそうでした。
カッパ淵
伝承園の道路を挟んで向かい側に、土渕町の常堅寺があります。
山門をすぎると、カッパの狛犬が出迎えてくれます。良く頭をみると頭の上が皿になってあります。いよいよ常堅寺境内の脇の川渕にはいりカッパの伝説を聞きます。
伝説には、このお寺が火災に見舞われた時カッパが出てきて火を消したいうお話、逆にいたずらカッパが馬を川に引きずりこもうとして、逆に丘に引き上げられた話などがあります。ガイドさんがカッパ淵のほとりで遠い昔について話しておりました。
これは、遠野に伝わるカッパ淵のお話
昔あったずもな。土淵の新屋という家のそばにとっても深い淵があったど。 ある夏の日、若い者が馬の足を冷やしてやるべと、淵え馬を連れて来て、そのまんま遊びにいってしまったんだと。
そしたら、カッパが出て来てその馬を淵さ引き込むべとしたずもな。馬たまげて、カッパを引きずったまま、馬屋さ飛び込んだんだど。
そしたらば、今度はカッパの方がたまげて、飼葉桶をひっくりかえして、その中さ隠れたんだと。家の人達は、「なにして馬だけ帰って来たべ」と、不思議がって、馬屋をのぞいて見たら、桶がひっくり返って手がみえたど。
見たっけ、カッパだったずもな。集まって来た村の人達は・・・「このカッパ、いたずらして、ろくでねえから殺せ」って言ったげっと、良く見たっけ、このカッパ、手をあわせていたったど。
この家の主人、かわいそうに思って、「これからは、この淵で絶対悪さすんなよ」って許したんだと。
カッパも言うことを聞いて、遠く離れた淵さ引っ越したんだとさ。
どんどはれ。(おしまいとの意)ほこらが祭られてあります。当時の悲し話があります。来てみて体験して下さい。 なぜか、子供向けの人形などが奉納されております。 カッパ淵ですがあまり深くありません。餌はキュウリです。まじめにやるとカッパが釣れるかも知れません?
山崎コンセイサマ
漬物石にしては大きいですね。何かに似てる石だね?コンセイサマは子宝に恵まれるようにと参拝に訪れるほか、農作物の豊穣をはじめ、幸いをもたらす神として信仰されています。
また。写真にはありませんが。御社のなかにはもっと素晴らしいコンセイサマが祭られております。
遠野ふるさと村
このような曲がり屋が6棟あり、園内に入ると現代的なものがなくなり、遠い昔を想わせる雰囲気があります。春夏秋冬、ひな祭りから始まり夏には早池峰神社例祭など秋には庭じまい自然の恵みの収穫祭また、どぶろくの振るまいなどもあります。冬に入りますと、神々の年取りとして正月、小正月行事などがあります。 曲がり屋の外見です。
縁側に座っているおばあちゃんがいます。きっと楽しお話を聞かせてくれるのではないかと思います。曲がり屋の中に入ると土間があり、なベや釜などをかけ煮炊きするかまどなどがあります。
年中行事に使われたワラで作られた人形がありました。 あ、さすが遠野、馬がいました。
最後に観光協会のガイド菊池孝さんと皆で記念撮影です。なかなかのガイドさんで、遠野に訪れる人にお勧めです。
参加者はバスの中で疲れたけど楽しかった。また、企画して下さいとのこと。そうしたこうしたしておりますと、バスは協会に到着し、参加者に感想や施設環境等についてチェクシートを書いて戴き、事故もなく研修会は無事修了いたしました。
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