いわけんブログ
遠野支部 災害時における情報伝達訓練
2010年8月02日遠野支部
平成22年度6月24日、岩手県・遠野市建設課・岩手県建設業協会遠野支部と合同で災害対応訓練を行なった。
訓練は、13時10分開始、県関係は合庁遠野土木センターの特別会議室、遠野市は建設課、建設業協会員は協会支部会館に集合した。
訓練の内容は、「遠野地域に時間雨量40㎜を観測し、大雨洪水警報が発令された」との想定で災害対応訓練が開始された。遠野土木センターは、最初に道路委託契約業者に情報収集の依頼したが、出払っており対応出来ない。このことから建設業協会への情報収集活動の依頼を行ったと仮定し、スタートした。(訓練要旨)
建設業協会の8班の各班長、班員は正確な情報収集から5W1Hの要領で(誰が、何を、いつ、どこで、どうして、どのように)1班当り、数件を電話で報告を行なった。
同センターでは、管内の図面をホワイトボードに張り付け、報告された、被災場所、状況報告、その対応、応援などの記録を取った。その報告を踏まえまえ、遠野土木センターでは、各班長に被災場所の対応の指示を行い、各班長から完了報告を受けた。
そのほか、関係機関への連絡として、道路環境課、遠野警察署、遠野市役所、大船渡土木、花巻総務センターに報告と道路情報版操作、道路通行規制の入力の訓練を行った。遠野土木センター職員の遠野市職員の訓練状況です。
( 図上訓練 )
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訓練が開始され、途切れることなく電話がはいりました。 図面を広げ、場所はどこだ。○○橋はどこだ、よく地名が解らない?
手際良く伝達された場所に被害状況を記入していた。
電話にて被災情報連絡を表示、右側の図面にはその位置が示されていた。
岩手県建設業協会各班訓練状況
1班2班3班4班5班6班7班8班が建設業協会に集合、本日の訓練の詳細について桐田主査の説明を受け訓練を行った。
訓練開始と同時に、各班の班長、また班員がダイレクトに被災状況の報告を行なった。
意見交換会
訓練終了後、遠野地区合同庁舎1A会議室に参加者全員が集合し意見交換会を行った。
意見交換会では、出席者全員に感想等の意券を求め集約してから各団体に報告するとした。
講 評
遠野土木センター伊藤所長
大雨や大雪は天候予報等による心構えが出来るが、大地震などは突然発生しその時の対応が課題とした。また、休日などに災害が発生した場合の対応についても検討していかなければならない。遠野支部 三浦支部長
今回の訓練をとおし、ふだんから職員とコミュ二ケーションをとることの重要性を実感した。今後は、災害が発生すれば電話がつながらない。その対応を検討しなねればならない。今回の災害時の防災訓練において、貴重な資料提供があった。
1.県管理河川の橋梁名とその位置図
2.主要道路沿線における公衆電話配置一覧表及び位置図(携帯電話の時代ではあるが実際に災害時の連絡手段としての公衆電話)今回の災害時の防災訓練において次の事項について調査依頼があった。
1.建設業協会の班体制と連絡系統図の見直しについて
2.災害対応の重機械および応急対応資材の調査依頼今回の災害対応訓練を踏まえ、年度内に今一度の訓練を行なうこととした。
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