いわけんブログ
山鹿市管工事業協同組合・広報委員会IT部会 合同研修会を開催
2016年2月09日岩手県建設業協会
2月5日、熊本県の山鹿市管工事業協同組合と広報委員会IT部会の合同研修会を開催しました。6日には、宮古市内で災害復旧工事現場の視察や震災学習ツアー「学ぶ防災」に参加しました。
IT部会と山鹿市管工事業協同組合とは平成25年から交流があり、昨年2月には山鹿市にて管路システム等の研修視察を行いました。(1)iPadを使ったFileMakerベースのカスタムAppの機能の紹介と操作山鹿市管工事業協同組合視察及び南九州三県合同勉強会 ブログ記事
山鹿市管工事業協同組合は、組合組織では全国初となる管路システムを平成19年に構築しました。住宅地図をベースに水道管網図を折込み、図面、写真、管埋設状況、工事履歴などをデータベース化、GIS技術を活用したシステムを運営しています。システムについて、実際の画面を見ながら詳しくお話を聞くことが出来ました。
同組合は山鹿市水道局より水道施設維持管理業務委託を年間委託契約で受注しています。管路やメーター、工事履歴のデータベースを維持業務や施工時に情報共有することより、組合員の施工効率化を図っています。水道管の維持業務には当番制で組合員が24時間待機し、緊急時対応の共同受注でも組合事業を創出しています。
地元企業の利点を活かした構築・運用、データ更新が行われていることが強みとなっているようです。未来につながるIT技術活用としての好事例であり、事業者団体の存在意義として、1つの方向性を示していると思います。
合同研修会 2月5日今回の合同研修会には、山鹿市管工事業協同組合からは池田孝一代表理事、有働建蔵理事、山﨑康博理事、城祐樹IT部会長に参加頂きました。
株式会社ネクスコ・メンテナンス東北 十和田事業所 所長 伊藤 和明 様
株式会社ネクスコ・メンテナンス東北 企画部企画課 畑山 仁 様(2)組合の歴史と現在自社開発したクラウドシステムを活用した業務の効率化と情報共有についてお話を頂きました。高速道路の維持管理業務からトイレ掃除の職員まで、iPadを使って情報共有を行っているそうです。現在は3事業所で利用されています。
山鹿市管工事業協同組合
理 事 有働 建蔵 様
代表理事 池田 孝一 様
IT部会長 城 祐樹 様管路システム導入の経緯や現在の活動、今後の課題などについてお話を頂きました。
最後に「東日本大震災からの復興~現在の課題と現状~」として、当会IT部会事務局よりお話をいたしました。総 評 ITコンサルタント 桃知利男氏
山鹿市管工事業協同組合とのご縁を導いて下さった桃知氏から総評を頂きました。
宮古市内復興状況など視察 2月6日
災害復旧工事現場視察防潮堤の災害復旧工事現場を視察しました。工法、進捗、苦労している点などを現場担当者から説明を受けました。
震災当初の啓開作業などについて刈屋建設㈱の上野裕矢氏より、震災当日の様子、発生後の道路啓開作業などについて説明を受けました。
震災学習ツアー「学ぶ防災」 田老地区宮古観光文化交流協会の方から、田老地区の被災状況や現状などのお話を防潮堤に上ってお伺いしました。最後にDVDで当日の津波の様子について解説を交えて上映がありました。
非常に中身の濃いツアーで、子供から大人まで延べ97,000人の方が参加されたそうです。
今後の公共事業は維持修繕が中心になって行く方向であり、今回の研修で学んだIT化の取組みを参考に今後の活動に活かしていくことを確認しました。
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