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  • 鳥インフルエンザ防疫対応実地訓練を実施

    2018年11月06日奥州支部





     白鳥やカモなどの渡鳥の訪れる季節となりましたが、朝鮮半島や日本列島は渡鳥の休憩地となり「鳥インフルエンザ」が発生しやすくなることから、養鶏農場や防疫関係者は対応策に熟慮する時節柄となりました。一方、(一社)岩手県建設業協会と岩手県は「家畜伝染病における緊急対策業務に関する協定」を締結しており、【…支部長に対し、作業重機等の調達並びに処分鶏の運搬及び焼埋却に係る業務実施者の出動を要請する。】こととなっています。

     奥州支部では、このような有事に備えて支部会員や行政関係機関から約70人が参加し、11月2日に「防疫対応訓練」を実施しました。

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     訓練は、①防護服の着用。②埋却溝の掘削→埋却→埋戻し。③防護服の脱衣。の作業を手順を確認しながら奥州保健所の指導を得て行われました。

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     埋却溝は、底幅4.0m、深さ4.0m、長さ約8.0m、法勾配は1割で掘削しまし、埋却・埋戻し等の作業は、県南家畜保健衛生所の助言を受け適切な作業手順に沿って行いました。

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     訓練終了後のミーティングでは、「防護服着用での8時間の作業は無理だ。」、「ゴーグルが曇る。」等のオペレータの発言や、「こんな大規模な溝となるのか。」、「昨年も参加したが、大分スムーズに作業ができた。(土木部職員)」等さまざまな評価が出され、県農林水産部畜産課の菊池総括課長は「訓練の必要性はもとより、官民一体となる連携の重要性を痛感した。」との感想を述べた。

     訓練場を提供した農場主は、「鳥インフルエンザは絶対に起こさないよう努めているが、有事の際は皆さんの絶大なるご協力をお願いしたい。」と述べ、「訓練は、今後も続けていく。」と及川晃一奥州支部長が締めくくった。