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  • けんせつ女子=大和建設㈱ ファミリーサービス事業部 髙橋麻衣さん「より良い提案が出来るように」=

    2019年12月24日岩手県建設業協会

    日刊岩手建設工業新聞に連載されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
    近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。


    令和元年7月4日新聞掲載
    大和建設㈱(花巻市)ファミリーサービス事業部 髙橋麻衣さん「より良い提案が出来るように」


    ―20代の頃、接客や事務の仕事をしていたと伺いました。建設業に興味を持ったきっかけを教えてください。
    「子どもの頃から、何もないところに道路や建物が出来たり、橋が架かったりするのを見て、すごいなと思っていたんです。職業訓練校でCADを学べるコースの入所生を募集しているのを知り、ものづくりに携わってみたい、という思いもあったことから、半年ほどCADや図面などについて学び、建設業の道に進みました」

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    ―現在、どんな業務を担当されているのですか?
    「ご自宅のお悩みを解決するファミリーサービス事業と、空き家の管理を主に担当しています。ファミリーサービスでは、敷地の舗装、玄関アプローチ、屋根や外壁の塗装、水回りの修繕、庭木の剪定、草刈り、網戸の張り替えなど、さまざまなご依頼があります。家のことで何か困ったことがあった時、どこに連絡したら良いか分からない、ということは実はたくさんあると思うんです。ファミリーサービスでは、色々なことを一度に解決できるとお客さまに喜んでいただいております。普段の業務では、パンフレットのポスティングやお客さまとの打ち合わせ、現地調査、資材の選定、図面や見積もりの作成などをしています」
     「空き家の管理では、建物の換気や通水、敷地内の草刈りや庭木の手入れ、ポストの整理などを定期的に訪問し行っています。現在、全国的に空き家が増加し、不法投棄や放火などいろいろな問題がおきています。加えて、放置された空き家は、害虫の住みかとなったり、老朽化が進み倒壊の恐れがあるなど、周辺住民の方が不安を抱えていることもあります。そこで、ご自宅やご実家が空き家になり、管理することが難しい所有者さまのご要望を伺い、ご自宅の管理を代行しています」


    ―仕事をする上で、どのようなことを心掛けていますか?
    「お客さまの立場になって対応することです。ファミリーサービスでは、お客さまと打ち合わせする際、地域性や長く使っていただくことを考慮し、考えられる不安点をなくした上で提案するようにしています。また、お客さま一人一人の生活を考え、どのようなものがお客さまのライフスタイルに合っているのかを検討するようにしています。そして説明する際は、図面や写真・イラストなどを準備し、分かりやすい言葉で、伝えるよう心掛けています。空き家管理では、お客さまの大切なお家をお預かりするため、ご要望を詳しく伺うことや、不安な点を解消できるよう心掛けて対応しています」

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    ―仕事をする中で感じるやりがいを教えてください。
    「やはり、お客さまに喜んでいただくのが一番ですね。完成に至るまでは苦労もありますが、無事に完成しお客さまが喜んでいらっしゃるのを見るととてもうれしいです。それから、施工のご要望や、建物・土地の状況、周辺の環境など現場ごとに条件が異なり、同じ現場は一つもないんです。難しさはありますが、それぞれ違う現場だからこそ、面白いです」

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    ―今後の目標を聞かせてください。
    「もっと知識を身に付け、お客さまにより良い提案ができるようになりたいです。お客さまのところに打ち合わせに行くと、上司はお客さまの予算なども考慮しながらすぐに対処案やお客さまの希望に沿えるようなものを提案できるんです。お客さまに喜んでいただくためにも、さまざまな提案ができるよう、これからも頑張ります」


    ~ほしこの一言~
     『お客さまに喜んでいただくことが一番』と笑顔で語る髙橋さん。取材の中で、努力を惜しまず、真っ直ぐに仕事と向きあう姿勢を感じました。髙橋さん、ありがとうございました!