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  • 第3回「重機オペレーター技能競技大会」を開催

    2020年10月26日岩手県建設業協会

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    10月22日、当協会主催の第3回「重機オペレーター技能競技大会」を開催いたしました。
    (本記事の写真数枚は日刊岩手建設工業新聞よりご提供いただきました)

    主催 一般社団法人岩手県建設業協会
    後援 岩手県、東日本建設業保証㈱岩手支店、㈱日刊岩手建設工業新聞社

    県内13支部から推薦された技能に優れた重機オペレーターが熟練の技を競いました。出場者は、平均年齢46歳(30代2名、40代7名、50代4名)、平均経験年数が22年(最長35年)という卓越した技能の方々です。
    競技では「法面整形」と「積込み」を行い、2つの採点結果の合計点で順位を競いました。採点項目は施工スピード・正確性・安全・操作方法などです。日本キャタピラー合同会社に競技運営のご協力をいただきました。


    (競技大会の趣旨)
    重機オペレーターの仕事は建設現場において欠かすことが出来ないものであり、自然災害等が発生した際には最前線で緊急の応急対応に従事します。重機オペレーターの技能は地域を守るためにも継承されなければならないものと言えます。
    本競技大会の主な目的は、技能の更なる向上と"やりがい"の創出により、ひいては将来的な技能継承につなげることにあります。また、競技内容は、現場で実際に行う作業を想定した内容となり、多くの方々に重機オペレーターの技能を知って頂くことで、建設業への理解促進と入職促進につなげることも目的の一つとしております。



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    挨拶 会長 向井田岳


    会長は「ICT技術が進んでも一番大切なものは人です。皆さんの技能に自信と誇りを持って取り組んで下さい」と述べました。



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    sen10DSC01188「法面整形」競技では丁張り(設計の目印となる板)に沿って法面を整形します。乾いた柔らかい砂という悪い条件でしたが、熟練の技できれいな法面に仕上げていきます。


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    sen10DSC01206「積込み」競技では、10tダンプに7tの砂を積込み、スピードと重量の正確性、荷姿などを競いました。普段は積むことがない7tという重量指定でしたが、長年培われた経験から目分と感覚で積み込みます。


    sen10DSC01196会員企業のご協力により、ドローン2台で撮影を行いました。会場に設置したモニターで競技の様子を生中継してもらいました。




    DSC_8689審査の結果、奥州支部の郡山修一さん(板谷建設㈱)が優勝されました。優勝者の郡山さんは、「普段は人の目に触れる事が無いところで作業しています。今日は多くの人が見ている前で、他支部のオペレーターと競技して優勝することが出来ました。これからもこの仕事に誇りを持ってやって行きたい」と挨拶されました。

    表彰者は以下の通りです。

    入賞者(敬称略)
     1位 奥州支部 板谷建設㈱ 郡山修一
     2位 久慈支部 下舘建設㈱ 大上誠
     3位 北上支部 ㈲新江建設 下瀬川亨
     4位 釜石支部 ㈲藤倉建設 二本松義樹
     5位 花巻支部 北和建設㈱ 糯田有貴

    部門賞(敬称略)
     法面整形部門 奥州支部 板谷建設㈱ 郡山修一
     積込部門   釜石支部 ㈲藤倉建設 二本松義樹

    後援企業賞(敬称略)
     東日本建設業保証㈱岩手支店
      一関支部 ㈱関建設 岩淵洋文
     ㈱日刊岩手建設工業新聞社賞
      盛岡支部 ㈱岩手マイタック ALIGANGA FEDERICO Jr. CARDOZA


    競技大会ということで順位を付けておりますが、出場選手皆様の技能はいずれも素晴らしいものでした。順位は僅差での判定となりました。


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    出場選手の方々には今年もプロとして真摯に競技へ取り組んで頂きました。ご協力いただきました皆様、当日の運営に奔走された日本キャタピラー合同会社の皆様に心より感謝申し上げます。