
25日に一関、千厩の両支部長と大船渡支部長が会談した際に「復旧作業に使う燃料が不足しており、ドラム缶も足りない」という現地の状況が伝えられました。この様な状況を鑑み、支援物資は復旧作業で重機の燃料として必要となる軽油2000Lをタンクローリーで運び、ドラム缶10本も持参することになったものです。
当日は現地の復旧作業拠点にタンクローリーで軽油を輸送し、持参したドラム缶10本に移し替えました。また、両支部に会員企業から寄せられた支援物資(毛布、タオル類、りんごジュース等)を大船渡支部会館に運びました。
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支援物資の搬入終了後に3支部で情報交換を行いました。金野支部長より「代表者をはじめ、多くの従業員が家を流されているので支援物資を多くの方に配布したい」と御礼の言葉を頂きました。
≪情報交換での主な内容≫
・地震による被害はゼロと言っていい。全て津波による被害だ。
・第1波は20cm程度で、その後20m近い波が来た。
・チリ地震の時はJRを超えなかったが、今回は国道45号線が被災ラインとなった。
・大船渡湾の港湾防波堤が無くなった。
・落橋被害も多い。
・大船渡では木工団地から何千本の丸太が流されている。
・陸前高田では子供の遺体が多く、消防団員などは心を痛めている。
・高田高校の生徒100人以上が不明になっている。
・ガレキ撤去を行うオペレーターは遺体を損傷しないよう気を使って作業している。
・現在は道路が通って来て、今後本格的にガレキ撤去作業に入る。
・ガレキの置き場所は検討に入っている。ただし、大船渡市は土地がない。
・太平洋セメントでガレキ処理を行う予定だが、分別して持ち込まなければならないようだ。
・陸前高田市は先が見えない状況だ。
・現在は国交省が入って来ている。三陸縦貫道の大船渡IC以北では段差などの被害がひどい。
・沿岸の復旧分の予算は国が全面的にみるようになるのではないか。
・内陸は発注がストップしている。今は工事中止になった分が動き出している。今後が見えない。