いわけんブログ
「岩手・宮城内陸地震レポート・地域と共に歩む建設業」
2009年2月06日岩手県建設業協会
是非、一読していただきたい冊子があります。特に、行政関係者と、建設業界の方々に。
支部組織としての対応と取組、そして実際の応急復旧作業に従事した人たちの生のレポートが記されている。今後の災害対策に備える準備書として貴重な一冊となります。
本誌の内容は、すさまじい災害被災現場の写真と被害個所地図、地震発生からの状況を市民の声を織り交ぜてのレポート。
一関支部が地域の安心・安全を守るために、災害発生から復旧に対応した7地区(市野々原・白崖・矢びつ・産女・祭畤・板川・桂沢・須川)のドキュメントを16ページにわたって掲載。
地震災害の教訓について、平山健一氏(元岩手大学学長)のインタビューや、建設業協会一関支部の役割を検証し、近い将来発生が確実視されている宮城県沖地震に備えるために一関支部が取り組んでいくべきかを掲載。結びに、ご支援をいただいた全国の皆様に感謝の気持ちをメッセージに託しています。
地震対応を振り返った「座談会」の内容
○「みんなでやった」災害対応 生かされた訓練、機敏な機動力
○命を張って頑張った勇敢な気持ちで対応した
○啖呵を切って始めた重機搬入路建設
○初日は白崖土砂崩落現場、翌日はTEC-FORCEと祭畤大橋
○集まる生々しいデータ、土木屋魂に火をつけた支部長の決断
○笹やぶをかき分け何とか見つけた重機搬入路用地
○初日から土砂撤去作業24時間体制の復旧工事
○仮設道路は半日で通して渡河
○初日は担当地区パトロール、現場では「とにかく役立ちたい」
○余震続く白崖崩落現場、岩塊落ちれば重機ひとたまりもない
○見たことのないような危険な現場、どう立ち向かったらよいのか
○最優先市野々原のせき止め湖、各社の持ち味活かし対応
○ポンプ設置で国交省と議論
○前向きな意見が現場をうまく回らせた
○トレーラーが通れない無線誘導でやっと導入
○ヘリが飛んでバタバタ上から土がパラパラ
○重機搬入路にマスコミ車両、お願いしたい緊急時の通行規制
○ポンプ排水成功のうれしさ
○悪条件下ですごい機動力
○「やっと通れる」の声にうれしさ
○虫がすごいんですよ、虫が、でも、みんなで協力できてよかった
○落石したら、機械もろとも川に落ちる。俺、お墓さ近いから俺が行ってくる
○亀裂が心配だった矢びつの土砂撤去。200トンの岩に発破
○産女川6万立方メートルの土砂撤去。道路上の落石、転石、クラック
○年とっても、あんながけ崩れみたことがない、仮道路を早く付けてやらないとなんねぇな
○県の対応の悪さに支部長が「俺さ任せろ!」今回、感じた地元建設業協会組織の必要性
○弁当、おにぎりが集まらずに苦慮
○「みんなでやるんだ、とにかく成し遂げるんだ」支部長の強力なリーダーシップ
○必要な若いオペレーターの育成、地域貢献が反映される制度づくりを
災害記録冊子
「岩手・宮城内陸地震レポート・地域と共に歩む建設業」 1冊 2,000円で販売(但し、送料別)
問い合わせ(社)岩手県建設業協会一関支部 ℡0191-23-3286
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