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  • 3年ぶりに室根神社特別大祭(マツリバ行事)が開催されました。

    2010年10月29日千厩支部

    神輿先着争い

    22日~24日に約1300年の歴史を持つ一関市室根町の「室根神社特別大祭(マツリバ行事)」が開催されました。最終日には神輿(みこし)の先着争い等を行う祭場(まつりば)行事が行われました。

    早朝の4時、室根山(標高895m)の8合目付近にある室根神社から、本宮と新宮の2基の神輿を担ぎながら陸尺(ろくしゃく)達の掛け声とともに笛や太鼓を鳴らしながら急斜面を下り始めます。およそ4時間後、ふもとの祭場に神輿が到着し、高さ約7mの仮宮までの先着争いを行います。

    室根神社を出発する神輿 山を下る神輿
    山を下る神輿 マツリバへ向かう神輿

    相馬野馬追、塩竃祭りとともに「東北三大荒祭り」と呼ばれており、祭場(まつりば)行事は昭和60年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

    脈々と悠久の歴史を今に伝えて来た室根神社特別大祭は、地元の方々によって伝承され守られている祭りです。この祭りは旧暦の閏年の翌年10月に開催されます。

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    大祭は718(養老2)年、多賀城鎮守府将軍が、神の加護を願い紀州本宮村(現和歌山県田辺市)からの熊野神社の分霊を室根山に迎えた故事の様子を再現したものです。

    この記事は千厩支部青年部会役員の方から写真と情報を頂きました。