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  • 岩手県建設業協会「防災の日」情報伝達訓練にあたって

    2021年3月09日岩手県建設業協会

    会長 向井田岳
     あの未曾有の東日本大震災から10年の節目を迎えます。
     改めまして、震災により亡くなられた方々、ご遺族の皆様に心よりお悔みを申し上げると共に、深く哀悼の意を捧げます。
     当協会は「オール岩手で復興」を掲げ、一日も早い復旧復興に向けて一丸となって歩み続け、震災翌年に定めた「防災の日」には、震災の記憶や教訓を風化させることなく、多くの教訓を会員が共有しながら災害への対応力を向上していくため、情報伝達訓練を毎年実施してきました。
     東日本大震災以降も、全国的に大型台風、地震、豪雨などによる被害が相次ぐなか、先日も東北地方に大きな地震が発生しております。
     いつどこでも起こりうる自然災害に対し、県民の安全と安心を守るためには、緊急初動体制の確保と迅速な対応が求められ、「地域の守り手」である地域建設業の必要性・重要性が一段と増しております。
     災害発生時におきましては、東日本大震災や2016年台風10号及び2019年台風19号被害の教訓にもありますとおり、国、県、市町村の災害対策本部と密接な連携がカギとなり、当協会内部の情報共有を図りながら迅速な活動をすることが求められます。
     本日の訓練では、衛星携帯電話、WEB会議システム、イントラネットを軸にし、時系列による状況変化を想定しながら行うことにしております。
     訓練参加者には、全県を網羅した支部のネットワークによる強みを確認するとともに、緊急時の柔軟な対応能力を磨く機会として積極的に取り組むようお願いしますとともに、本日の訓練を通じて、多くの方々に建設業の地道な活動を知っていただく機会となりますことを祈念して、私からの挨拶といたします。本日はよろしくお願いいたします。


    令和3年3月9日
    一般社団法人岩手県建設業協会
    会長 向井田 岳