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  • 技能者にスポットライト「重機オペレーター技能競技大会」を開催

    2023年10月26日岩手県建設業協会

    juki35210月19日、当協会主催の第4回「重機オペレーター技能競技大会」を開催いたしました。令和2年以来の開催となります。

    主催 一般社団法人岩手県建設業協会
    後援 東北地方整備局岩手河川国道事務所、岩手県、東日本建設業保証㈱岩手支店、㈱日刊岩手建設工業新聞社

    県内13支部から推薦された技能に優れた重機オペレーターが熟練の技を競いました。出場者は、平均年齢51歳(20代1名、30代2名、40代3名、50代4名、60代2名、70代1名)、平均経験年数が22年(最長37年)という卓越した技能の方々です。
    競技では「法面整形」と「積込み」を行い、2つの採点結果の合計点で順位を競いました。採点項目は施工スピード・正確性・安全・操作方法などです。日本キャタピラー合同会社に競技運営のご協力をいただきました。

    <競技大会の趣旨>
    目的:技能者にスポットライトを当てること
    重機オペレーターの仕事は建設現場において欠かすことが出来ないものであり、自然災害等が発生した際には最前線で緊急の応急対応に従事します。重機オペレーターの技能は地域を守るためにも継承されなければならないものと言えます。
    本競技大会の主な目的は、技能の更なる向上と"やりがい"の創出により、ひいては将来的な技能継承につなげることにあります。また、競技内容は、現場で実際に行う作業を想定した内容となり、多くの方々に重機オペレーターの技能を知って頂くことで、建設業への理解促進と入職促進につなげることも目的の一つとしております。

    開会式
    法面整形競技
    法面整形競技法面整形競技
    積込み競技積込み競技積込み競技積込み競技
    競技終了後、今回はグレーダーによる除雪を想定したデモンストレーションを実施しました。juki1073juki1080経験年数46年という、奥州支部の及常建設㈱及川茂様によるデモンストレーションです。グレーダーはハンドルがないジョイスティックで操作する機種となります。日ごろの環境とは違う中で長年の経験を活かした技を披露していただきました。


    juki1137

    審査の結果、北上支部の八重柏昭徳様(有限会社 新江建設)が優勝されました。優勝者の八重柏さんは、「会社にはもっと上手なオペレーターがおり、優勝するとは思っていなかった。作業スピードに気を付けた。私たちの仕事は発注者があってもので、出来栄えや工期を重視しながら安全第一を心掛けている。今後も精進して頑張りたい」と挨拶されました。

    表彰者は以下の通りです。
    入賞者(敬称略)

     1位 北上支部 有限会社 新江建設 八重柏昭徳
     2位 遠野支部 佐藤工業 株式会社 菊池眞
     3位 奥州支部 EC南部コーポレーション 株式会社 織田清人
     4位 二戸支部 株式会社 坂本組 坂本大輔
     5位 釜石支部 株式会社 青紀土木 佐々木正彦

    法面部門1位
     久慈支部 外里建設 株式会社 外里和広
    積込部門1位
     遠野支部 佐藤工業 株式会社 菊池眞
    後援企業賞:東日本建設業保証㈱
     岩泉支部 佐藤建設 株式会社 坂本優輔
    後援企業賞:東日本建設業保証㈱
     千厩支部 株式会社 千葉建設 岩渕郁弥

    jukiA
    競技大会ということで順位を付けておりますが、出場選手皆様の技能はいずれも素晴らしいものでした。

    普段とは全く違った条件下での操作となった中、出場選手の方々はプロとして真摯に協議に取り組んでいただきました。ご協力いただきました皆様、当日の運営に奔走された日本キャタピラー合同会社の皆様に心より感謝申し上げます。