いわけんブログ
岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会・宮城県建設業女性経営者の会が意見交換会開催
2008年11月13日 10:34建設産業団体連合会
11月11日(火)仙台市の宮城県建設産業会館会議室で、岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会(宇部スヤ子会長)は、宮城県建設業女性経営者の会(武山利子会長)と意見交換会を行いました。
意見交換会には、本県から建設業協会及び建築士事務所協会の女性マネジング支部の役員など9名が参加。両県の会長の挨拶の後、出席者から支部の状況や会社・家庭などのことを率直に説明するなどの自己紹介を行い、その後、和やかな雰囲気のもと、両県の入札状況や新分野の取組みなどに活発な意見交換を行いました。
宮城県の武山会長から、今後も交流して情報交換などを行っていきたいとの提案があり、宇部会長から、来年は宮城県の建設業女性経営者の会の皆さんに岩手県にお出でいただき意見交換を行いたいと話をして、意見交換会を終了しました。宮城県建設業女性経営者の会
武山利子会長
岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会
宇部スヤ子会長
国土交通省関技術審議官らと意見交換
2008年11月12日 18:31岩手県建設業協会
国土交通省の幹部職員と岩手県建設業協会役員との懇談会が11月10日(月)、建設研修センターで開かれた。
懇談会には、国土交通省関克己技術審議官、東北地方整備局岡田光彦局長、戸谷有一企画部長、佐藤文夫岩手県県土整備部長が出席。協会からは宮城政章会長をはじめ副会長と県内13支部長等25人が参加し、業界を取り巻く諸課題について意見交換した。
宮城会長は、広大な県土と厳しい気象条件を併せ持つ岩手県の実情と国の二次補正予算措置の必要性や、災害に強い県土づくりを強調。入札・契約制度の改善に取り組んでいる国交省の迅速な対応と、岩手・宮城内陸地震の復旧への取り組みに感謝した。
関技術審議官は、全国の各ブロック会議での意見は、出来るものから具体化していくことと、二次補正予算は地方に目を向けてポイント化していくことを示唆した。調査基準価格の見直しと合わせ適正な利益を確保できるように設計変更への迅速な対応や、施工現場での三者協議やワンデーレスポンスによりスピード感をもって対応していくことと、発注者協議会の設置等の取り組みを紹介。地方整備局や各出先機関と県建設業協会等の情報共有の重要性を呼びかけた。
意見交換では、宮城会長が発注者協議会で課題解決への迅速な対応を要請。日本海沿岸東北自動車道や三陸縦貫自動車道の整備促進。地方分権については、県や市町村の技術者確保の難しさなど、地方への権限移譲の考えを質した。
これに対して岡田地方整備局長は、公共事業は地域のために必要な事業を行っているという原点から説明する必要性を強調するとともに、地方分権については個人的な考えと前置きし、業務と財源を一体にとの議論があるが、地方のような条件が不利な地域では財源を確保していくことに困るのではないか。まず目指すべき地域の姿をどうするかを検討し、その後に分権の形がでてくるものだと示した。
関技術審議官は、国民が不安を抱えている現状の中で、国交省は産業振興におけるビジネスモデルの形成に応援していく姿勢であり、新規プロジェクトは難しい状況から事業の優先順位を明確にしていくこと。これまでに整備を進めてきた道路や堤防等、公共施設の維持管理は、地元の状況を理解している人がしっかりやる。地方分権では、国、県、市町村が役割分担している現状について、全国の機関で仕事の中味を十分議論しているところであり、その結果を踏まえ、どのような組み合わせが地域のためになるのかを検討すると述べた。
宇部貞宏副会長は、6月に発生した岩手・宮城内陸地震の対応状況を紹介。東北地方整備局は、総合評価方式で災害復旧活動の実績を「地域貢献度」で評価し、さらに評価項目の基準見直し、運用をはじめている対応に感謝しながらも、災害復旧工事は応急復旧等で状況を把握している地元企業への優遇が必要であると感じていることや、国交省には、県、市町村の総合評価方式導入の促進や入札制度の改善を指導してもらいたいと要望した。
木下紘盛岡支部長は、国交省と総務省が9月に都道府県に緊急要請した事項のうち、入札・契約制度の改善を取り上げ、県の対応の遅さに苦言を呈し、国交省の更なる指導を要請した。
岩手県の佐藤県土整備部長は、現在、入札・契約制度の改善について総務部と調整中であること。制度適用価格・失格基準価格、低入札調査の基準などの見直しをしており、できるだけ早い時期に制度の一部改正になるだろうと示唆した。地方分権については、地域にとってどのような形がよいのか検討していること。県としては、河川整備等についても国に完備してもらいたい部分が多くある現状を述べた。
最後に、関技術審議官は、建設業に関わる人材確保への懸念と対策、総務省と国交省が地方自治体に緊急要請は異例の措置であること、予定価格の事前公表が多くの県で継続しているが、総合評価で地域要件の加算をしている県の取り組み事例を紹介した。農業分野販路開拓ミーティング開催
2008年11月12日 11:20岩手県建設業協会
平成20年11月6日(木)エスポワールいわてで岩手県建設技術振興課・岩手県建設業協会主催の「経営革新特別講座・農業分野販路開拓ミーティング」を開催しました。
本講座では、「何を作り、どう売るか」をテーマとして、建設業の経営革新の取組みで農業分野へ新分野進出する、またはこれから進出しようとしている企業を対象に、農業の支援・種苗供給・市場・小売り・食の新潮流の観点から実践的なセミナーと個別相談を行いました。
講師に(有)樹木 中野苑子氏、(株)農業支援 数川朗氏、(株)佐藤政行種苗 松浦健一氏、東京シティ青果(株) 朱亀寿美朗氏、(株)ジョイス 佐々木寧氏、エフティーピーエス(株) 徳江倫明氏迎えました。
受講者は生産から流通の各現場を熟知している講師の講演で、農業における販路開拓、市場単価および動向、どのような農産物を生産すべきかなど、これからの事業展開につながる講座になったと思われます。
セミナー風景
個別相談会風景
(株)佐藤政行種苗
種苗供給の観点から
東京シティ青果(株)
市場の観点から
(株)ジョイス
小売りの観点から
エフティーピーエス(株)
食の新潮流の観点から
アイルランドの音楽会開催
2008年11月11日 14:51遠野支部
アイルランドの音楽会が別添のとおり11月14日に開催されます。
この企画は、㈱遠野施設管理サービスの自主事業の一環として、旧宮守村の遠野市文化交流施設にてアイルランドの音楽の夕べを開催いたします。遠野市文化交流施設は、特別な音響環境の設備を整えており、それは体験した人でなければわかりません。
会場は北上市、花巻市、紫波町、宮古市、釜石市、大船渡市の皆様はそう遠くない距離ですので是非音楽の夕べを楽しんでみては如何でしょうか。
それでは、企画いたしました㈱遠野施設管理サービスのご紹介をいたします。
この会社は、岩手県建設業協会遠野支部会員の14社が出資し、会員企業が母体となり1千万円の資本金により昨年4月に㈱遠野施設管理サービスを創立、遠野市と基本協定を締結し指定管理者として営業を開始いたしております。
主な業務内容は次の通りです。
1.教育、教養、文化、屋内、屋外の運動並びに集会等の公共施設維持、管理運営事業。
2、文化振興事業ならびにスポーツ振興事業の企画・運営及び人材派遣。
3、公共施設唐の営繕業務の受託事業
基本協定は、遠野市の指定管理者の候補者として認められ、遠野市文化交流施設をはじめ全部で10施設の管理を行っております。その他に公共施設維持管理施設修繕集合処理業の委託契約が締結され市役所本庁舎をはじめとして、地区センター等10施設、学校施設が中小併せて19校、街区公園が13施設となっており、修繕業務はほとんど会員の建設業者が行います。特に集合修繕は、水回りの漏水、ガラス修繕、雨漏れ等の軽微なものから、建物施設の付帯工事などを行っております。
また遠野市民センターなどで行われるイベントなどには、音響、照明などのスタッフが派遣され活躍しております。
なお、詳しい業務内容についてはホームベージを開設しておりますので( http://www.tonotv.com/members/shisetsu/index.html )そちらをご覧下さい。
建退共岩手県支部 ☆ 秋深し紅葉のライトアップ ☆
2008年11月11日 12:13建退共岩手県支部
11月の風景(岩手山と一本桜)
2008年11月10日 15:16建設研修センター・建設会館
大坂建設株式会社が厚生労働大臣表彰を受賞
2008年11月10日 09:00岩手県建設業協会
【車両系建設機械(整地・運搬・積込み及び掘削用)運転従事者安全衛生教育開催のお知らせ】
2008年11月 8日 11:36建設業労働災害防止協会
建災防では、12月12日(金)に県建設業協会盛岡支部(分会)と共同で、標記講習会を開催します。たくさんの受講お待ちしております。
記
開催日時 : 平成20年12月12日(金) 9時から16時30分
場 所 : 盛岡市松尾町17ー9 建設研修センター第一研修室
対象者 :
1.「車両系建設機械(整地・運搬・積込み及び掘削用)運転技能講習(特例講習も含む)」修了証交付を受けてから5年以上経過したもの。
2.「車両系建設機械運転従事者安全衛生教育(安全技術教育)を含む。」講習の修了証の交付を受けてから5年以上経過したもの。
(注)機体重量3トン未満の車両系建設機械運転業務特別教育修了者は対象外です。
3.資格の取得後3年を超えて初めて当該業務に就く者、概5年を超えて当該業務から離れ、再び当該業務に就く者。
受付期間 : 平成20年11月4日(火)から12月8日(月)まで
定 員 : 50名(定員になり次第締め切ります。)
受講料 :
1.建災防会員 6,700円(会員にはテキスト、資料代金の一部を建災防が負担します。)
2.建災防非会員 7,700円(テキスト、資料代も含む。)
申込方法 :
1.申込書は こちら をクリックしてださい。詳しい開催案内もご覧いただけます。また、「建災防岩手県支部」のホームページからもダウンロードできます。
2.申込窓口は(社)岩手県建設業協会盛岡支部まで
(TEL019ー651ー2710 FAX 019ー651ー5837)
優良企業現場代理人12人が受賞
2008年11月 7日 17:23建設産業団体連合会
東北地方工事安全施工推進大会実行委員会SAFETY2008(東北地方整備局・東北6県・仙台市・東日本高速道路(株)・(社)東北建設協会・受注者関係業団体で構成)は、優良企業(現場代理人)の受賞者を発表した。
岩手県の受賞者は次のとおり。
(株)橋本工務店 日下 文夫 (北上川上流黄海地区築堤工事)
(株)板宮建設 平澤 伸行 (泉屋交差点工事)
岩井建設(株) 田村 勝 (八幡平山系鬼又沢第2砂防えん堤他工事)
(株)菊池組 村上 康裕 (三陸国道事務所・大船渡国道維持工事)
栗原建設(株) 小野寺 聡 (北上川ダム統合管理事務所・石淵ダム維持工事)
宮城建設(株) 佐々木 隆 (釜石港湾事務所・久慈港湾口地区防波堤(北堤)築造工事)
(株)たかしん興業 小 川 亙 (花巻地方振興局・主要地方道盛岡和賀線笹間の3地区防雪柵設置工事)
成和建設(株) 臼 澤 司 ( 同 ・主要地方道盛岡和賀線笹間の1地区防雪柵設置工事)
小田島建設(株) 藤 井 康 基 (北上地方振興局・一般県道夏油温泉江釣子線立石橋地区(H18災364号)道路災害復旧工事ほか2工事)
岩手建工(株) 鈴 木 誠 (盛岡地方振興局・一般国道106号簗川の3,4地区道路災害復旧(18災5号、6号)工事
岩手ニチレキ(株) 及 川 要 (県南広域振興局・主要地方道水沢米里線桜木橋地区橋梁維持修繕(舗装その2)工事
(株)伊藤組 砂子 政春 (東日本高速道路(株)北上管理事務所・東北自動車道北上管内舗装補修工事)東北地方工事安全施工推進大会(SAFETY2008)は、東北地方で発注される公共工事の工事事故撲滅を目指す大会として、例年開催されているもの。受賞者は、11月13日(水)仙台市青年文化センターで開催される同推進大会において表彰される。
公共工事動向10月・建設TODAYを更新しました
2008年11月 6日 17:22岩手県建設業協会
(社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内)10月版・建設TODAYの最新版を掲載しました。↓PDFファイル↓
← クリックにご協力を
公共工事動向(岩手県内)10月版→ こちら(PDF)
建設TODAY 11月 1日版→ こちら(PDF)
≪建災防≫鋼管足場用の部材及び付属金具の規格を具備しない緊結金具の使用禁止について
2008年11月 6日 09:46建設業労働災害防止協会
法令違反の疑いのある緊結金具(自在型クランプ)が流通しているとの情報が厚生労働省に寄せられたとのことです。
当該緊結金具を建設現場等で使用した場合は、労働安全衛生法に抵触するとともに、重大な災害を発生させるおそれがあります。
当該緊結金具を使用しないようにしてください。また、万が一これを使用している場合は、直ちに使用を止め廃棄してください。
石綿ばく露防止対策講習会の開催(無料)
2008年11月 5日 11:41建設業労働災害防止協会
建災防では、厚生労働省委託の「建築物解体作業等における石綿ばく露防止対策に関する講習会」を下記により開催することといたしました。今回の講習は無料ですのでたくさんの受講申込お待ちしております。
記
講習会名称:建築物解体作業等における石綿ばく露防止対策に関する講習会
開催日時:平成20年12月5日(金)午後1時から5時まで
開催場所:仙台市青葉区支倉町2ー48 宮城県建設産業会館
受講料:無料(テキスト代を含む)
申込方法:申込書に記入していただき郵送又はFAXでお送り下さい。
(詳しい開催案内申込書は こちら まで。)
申し込み締め切り:平成20年11月28日(金)
申込・問合せ先:980ー0824 仙台市青葉区支倉町2ー48 建設業労働災害防止協会宮城県支部
TEL022ー224ー1797 FAX022ー265ー5604
( 申込書 )3R推進岩手大会&いわて環境王国展
2008年11月 4日 16:51岩手県建設業協会
災害に備え岩手・宮城内陸内陸地震 災害現場を視察
2008年11月 1日 13:12一関支部
「いつ災害が起こるかわからない」、近い将来、可能性も高い震災対応の参考にと、10月31日、県建設業協会盛岡支部の青年部東野会長他10名が、岩手・宮城内陸地震の災害現場を視察しました。
視察には、一関支部青年部宇部会長をはじめ役員が対応にあたり、支部会議室に集まり昼食時には真湯から須川温泉間342号線の被害状況を撮影したビデオで確認。その後、災害現場に出向き、復旧状況を視察しました。
現場代理人より説明を受ける
白崖地区崩落土砂撤去
7月9日作業開始
土32,000m3
24時間体制、お盆も休まず
作業 8月29日開通
現在(6,000m3コンクリート吹付け)
祭畤大橋仮橋現場
産女川現場
盛岡支部青年部東野会長はじめ皆様お疲れ様でした。
災害視察をした感想を聞かないでしまいました。
どのような感想をもたれましたでしょうか。・・・
いわけん界隈:鮭遡り深まる秋
2008年10月31日 17:44建設研修センター・建設会館
9月下旬から約1カ月間開催された「第7回盛岡フラッグアート展」が本日(31日)で幕を閉じようとしている。今回も30作品を超える参加で、肴町の賑わいを演出した。
肴町の傍を流れる中津川では鮭が遡上し、近くの盛岡城跡公園の紅葉が色づき始め、里の秋が本番を迎える。明日から11月・・・・・・・・・
肴町アーケード (10月28日 午前8時13分)
花林舎動物記 第5回 妄想的汚水浄化生態園(1)
2008年10月31日 13:55花林舎
6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。この「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。今月は第5回「妄想的汚水浄化生態園(1)」です。
第5回 妄想的汚水浄化生態園(1)
前回で述べたように、ボーフラやオタマジャクシは汚水を浄化する力を持っていますが、その他にもこういう働きをする生物はたくさんいるはずです。
こういう目に見える動物や植物を使って汚水を浄化するようにすれば、微生物を使う活性汚泥法などより効率は劣るでしょうが、面白くて生態学の勉強もできる施設ができるでしょう。
いくつか克服しなければならない課題もありますので、今のところは〝妄想的汚水浄化生態園〟としておきましょう。汚水浄化を担う動物
汚水浄化作用にかかわる生物は動物を主体としますが植物も利用します。微生物は自然に発生してくるもので十分でしょう。酸素を吹き込む、などの補助的な手段は自然エネルギーを利用できる範囲で使うこともあります。年間通して汚水が発生する場合は暖房が必要となりますが、これは最近岩手県で開発された木材チップストーブを使うことにします。
汚水浄化に活躍してもらう動物としては次のようなものを考えていますが、研究が進めばまだまだ多くのものが現れるでしょう。
a―昆虫・他...ハエ(ウジ)、ハナアブ(尾長ウジ)、蚊(ボーフラ)、ユスリカ、トンボ(ヤゴ)、ホタル、イトミミズ
b―貝類...タニシ、カワニナ、モノアラガイ、カラスガイ、ジャンボタニシ
c―両棲類...カエル(オタマジャクシ)、サンショウウオ(オタマジャクシ)
d―エビ類...ヌマエビ、手長エビ
e―魚類...メダカ、グッピー、カダヤシ、金魚、フナ、ドジョウ
f―鳥類...アヒル、アイガモ、スズメ
g―コウモリ
h―哺乳類...豚、山羊、羊
植物は水面に浮かぶタイプのものを主としますが、動物の隠れ家をつくるためには水辺や水中に生えているものも必要になるでしょう。
動物たちの連係プレー
さて、この汚水浄化生態園(以下「浄化園」と略す)は、全体が透明なプラスチックのドームで覆われています。これは動物を逃さないようにするためと保温のためです。
汚水源は一般家庭とします。つまり、水洗便所、台所、風呂などからの汚水が流入してきます。浄化園は汚水を自然の力で流すため、できれば南面の緩い勾配のある土地を選びます。≪第1ゾーン≫
ここはやや深い溜池で、流れてきた汚物はまだ原形を保ったままここにたどり着きます。ウンチなどというのは思いのほか頑丈なもので、数百メートル流れてきても壊れずにプカプカ浮いています。野菜屑なんかも混じっていますから、オエーッというような光景です。臭気もひどいですから、この溜池には半透明の蓋をしてあります。
まあしかし、見学者の方には蓋を持ち上げてお見せすることにしましょう。おお、すごいですねえ。こんなにドロドロの汚物の中で気持ちよさそうに泳いでいる虫がいます。長い尾のついた白いウジです。ハナアブという昆虫の子供です。こんな光景を見ると、「神はこの世をあまねく生命で満たした」ということが実感されます。
池の緑の少し乾いた汚物の中には、ハエのウジもうごめいています。目には見えませんが、様々の嫌気性微生物も活動しているに違いありません。この池は急速にヘドロが溜まりますので、底に配管して暖かい空気をブクブクと吹き出させ、ヘドロを分解させてやる必要があります。
≪第2ゾーン≫
溜池から流れ出した水は、浅いコンクリートのU字溝の水路の中を流れていきます。底に石を敷き詰めてあるのですが、その上に黄灰白色の綿のようなものがびっしりと生えているので、石は見えません。これはミズワタ(水綿)といって一種の微生物です。汚い水が流れる場所に発生します。ここもドブの臭いがします。
しかし、気をつけて見て下さい。この水路の始めの辺りと、200メートル流れてきた終端の辺りでは、ミズワタの量がずい分違うでしょう。終わり付近はミズワタはほとんどありません。それだけ水はきれいになっているのです。
≪第3ゾーン≫
第3ゾーンも水路ですが、第2ゾーンより幅が広くなり、底は土で出来ています。水深は浅いところで10センチ、深いところは30センチですが、浅いところが約80%です。浅い方が浄化力が高いからですが、いろいろな生物の棲家が必要なので深いところも造っておきます。
この水路の始まりの辺りの底を見ると、泥の中に糸のように細い赤いミミズが半身を埋めて、上半身をユラユラと動かしているのが見えます。イトミミズです。この小型のミミズは金魚やメダカやエビの大好物で、私は小学生の頃、毎日採って来ては金魚にやっていたのですが、その連想からソーメンを食べられなくなってしまいました。イトミミズもかなり汚れた水域に棲んでいます。
この辺りから、様々な生物が姿を見せます。オタマジャクシもボーフラもタニシもドジョウもいます。
ボーフラの親の栄養源
ところで、ボーフラの親である蚊のメスは動物の血を吸わないと卵が出来ません。これはどうしたらいいでしょう。
実は浄化園の中央は小高くなっていて、しゃれた小さい温室のような建物があります。外から地下道を通って入れるようになっています。周囲はガラス張りですから、浄化園の全体が見渡せてなかなかいい眺めです。
ここに1週間に1回、夕方になると数人の人がやってきて酒盛りします。日本酒もビールもウィスキーもワインもたくさんあり、ツマミも豊富で好きなだけ飲んだり食べたりしていいようです。
全員、大の酒好きでしかもしばらく酒を断っていたらしく、狂ったように呑んでいるのですが、中には何故か必死にこらえて水ばかり飲んでいる人もいます。
温室は暑いらしく、皆だんだん衣服を脱いでステテコだけになっています。3時間たち、4時間たつと、さすがの酒豪たちも泥酔して熟睡してしまいました。すると、音もなく四方の窓が開き、そこから雲霞のごとき蚊の大群が侵入してきて、いっせいに酒豪たちから血を吸い始めました。血ぶくれの蚊達は、ヨロヨロと外へ飛び出していきます。こうしてまた大量のボーフラが誕生するのです。
この酒豪たちは、実は酒飲み運転で殺人を犯した囚人たちで、これは恐怖の「蚊責刑」だったというわけです。(続く)
第4回 ボーフラとオタマジャクシの知られざる効用
第3回 哀しきマムシ
第2回 アオダイショウは可愛い
第1回 ナメクジ退治岩泉支部 今年の紅葉は・・・
2008年10月31日 12:05岩泉支部
水沢支部 青年部ふれあい事業 子どもたち大興奮!
2008年10月31日 10:03奥州支部
平成20年10月18~19日、第2回ふれあい事業が開催されました。
奥州市水沢産業まつりの一環として、来場者の子供を対象として
建設機械への試乗体験を実施いたしました。
(体験機械は、ミニバックホー及び高所作業車)
子供たちへ風船のプレゼントもあり、毎年好評を得ております。子供たちが大好きな建設機械
高所作業車は子供たちはもちろん、
付き添いの大人たちも普段見ることの
できない風景に大興奮!!
県内初「総合工事業者のためのリスクアセスメント研修」を開催しました
2008年10月30日 10:32盛岡支部
10月29日(水)、建設業労働災害防止協会岩手県支部/同盛岡分会・岩手県建設業協会盛岡支部共催で30名の参加者での開催となりました。
なお、今回の研修は盛岡労働基準監督署のご協力をいただき、安全衛生課長による『管内におけるリスクアセスメントとコスモスの取り組み状況及びその課題について』の講義も併せ、また厚生労働省受託事業として受講者の負担がないよう、無料で行われました。
午前中は、リスクアセスメントの目的と意義・進め方の講義、また午後からは午前中の講義を踏まえ1班10名(3班)構成で討議例を挙げての演習、建設業労働安全衛生マネジメントシステムの講義と、充実した研修会となりました。
この研修会を修了した方々には修了証が交付されました。
開講
盛岡労働基準監督署
安全衛生課長講義受講
演習
演習
(1班10名)修了証交付
≪建災防≫第27回建設業労働災害防止気仙地区大会が開催されました
2008年10月30日 10:08建設業労働災害防止協会
去る、10月23日(木)に第27回建設業労働災害防止気仙地区大会が開催された。
金野大船渡分会長(岩手県建設業協会大船渡支部長)は、「労働災害を絶対に起こさない覚悟で仕事に当たっていただきたい。」また、「この大会の後、前大船渡支部長の時代から続けているボランティア活動(清掃等)を行う。これは地域に恩返しする活動でもある。」と挨拶した。
来賓の方々からは、「この地域での建設業において、2,000日以上死亡災害が発生していない。皆さんの努力の結果だ。労働災害防止活動の一層の推進を期待する。」と、安全意識の高さと安全衛生活動を賞賛する祝辞があった。
「職場に潜在する危険有害要因を徹底的に洗い出して排除するリスクアセスメントを実施し、労働災害の絶滅を目指す。この大会を契機に、さらなる労働災害の撲滅にむけ安全衛生活動を積極的に推進する。」と大会宣言がなされた。
大会の後、全員でボランティア活動に向かった。
気仙地区の「死亡災害ゼロの記録更新」、「労働災害の減少」及び「建設業の益々の発展」を期待したいと思います。
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