いわけんブログ

ホームいわけんブログ
  • 【開催案内】第6回建設業新分野・新事業発表フォーラムへ来てみませんか

    2009年2月10日 15:07岩手県建設業協会

    建設企業が本業建設業の他に、他業種へ事業展開をしていることはご存知ですか。
    今年度で6回目となる建設業新分野・新事業発表フォーラムでは、農業や保健介護への新分野・新事業の進出、本業の新技術・新工法の開発など、先進的・意欲的な取り組みをしている建設企業を表彰し、その
    事業の製品・技術の活用を対外的に発表します。

    今回過去に表彰を受けた企業3社に対し「女性の眼から見た新分野進出」と題して、インタビューを行います。 

    平成20年度表彰企業一覧はこちら1を、フォーラム詳細についてはこちら2をご覧ください。

    当日の参加も受け付けておりますので、ぜひこの機会に建設業界に触れるためご参加くださいますようご案内いたします。

    ・日    時 2月17日(火) 10:00~17:00
    ・場    所 エスポワールいわて 2階
    ・内  容  1.表彰式
            2.表彰企業プレゼン
                3.過去の表彰企業女性社員による「女性の眼から見た新分野進出」
             農林水産分野(遠野市企業)、保健福祉生活分野(北上市企業)、
             サービス関連分野(北上市企業)
            4.講演「建設業の環境ビジネスへの参入について」
              講師:NPO法人建設教育研究推進機構 理事長 大野春雄氏
    ・参加費   無料
    ・出  展   表彰企業パネル、商品、サンプル等の事業紹介 
    ・チャリティ販売 米、イチゴジャム、まな板、長芋、米粉麺、わさび等

     こちら1 平成20年度表彰企業一覧

     こちら2 フォーラム案内・申込書


     前回第5回建設業新分野・新事業発表フォーラムの様子

  • 雪あかり

    2009年2月10日 12:09建設研修センター・建設会館

    盛岡市内丸の盛岡城跡公園で2月3日から7日の間「もりおか雪あかり」イベントが行われました。
    毎年この時期には盛岡城跡公園をメインに、スノーキャンドル、雪像、氷彫刻が並びます。
    石垣へのライトアップとろうそくの灯りが幻想的な世界を創り出します。

    DSC全景.JPG DSC氷彫刻.JPG
  • 平成21年度 「1・2級舗装施工管理技術者」資格試験受験準備講習会のご案内

    2009年2月10日 10:55土木施工管理技士会

     近年、建設業界をとりまく環境は公共工事の削減等厳しい状況にあります。

    そのような中にあって、特に舗装工事に関しては一般土木工事と異なる舗装特有の技術と専門知識を有する技術者が求められることから、舗装工事における責任ある技術者としての施工計画を作成し、工事現場における工程管理、品質管理、安全管理等施工に必要な技術上の措置を、適切に実施することを業務とする舗装施工管理技術者制度を平成6年から民間認定資格として実施しております。

     これにより、国土交通省では、現在、舗装工事施工時において舗装施工技術者を配置要件としている外、岩手県においても、平成17年度からは県営建設工事請負資格者の等級区分毎に技術者の配置要件としてA級は1級資格者のみ1人に、B級にあっては2級資格者1人(※1,2級とも土木施工管理技士等との重複可)を配置できない者は、資格審査申請ができなくなっております。

     このようなことから、本会では、会員の方々の舗装技術者が1名でも多く有資格者となることができるよう標記講習会を開催することに致しました。

     この機会に参加くださいますようご案内申し上げます。

     なお、平成17年度から資格試験実施方法が一部変更になっており、一般試験のみに合格した場合は、次年度の試験に限り、一般試験の免除申請を行うことにより、応用試験(実施)のみで受験できるようになっております。

     本講習会は3日間のカリキュラムとなっており、3日目は応用試験対策をすることとしておりますので、平成20年度の一般試験合格者におかれましては、3日目にのみお申込ください。

     講習会の日程は下記のとおりですので是非、ご参加下さるようお願いします。

     

       1回目→5月12日(火)

       2回目→6月16日(火)

       3回目→6月17日(水)

     

       詳細はこちらです

  • 平成21年度 1級土木施工管理技術検定(学科)試験受験準備講習会のご案内

    2009年2月10日 09:34土木施工管理技士会

     1級土木施工管理技術検定は、建設業法第27条の規定に基づき、土木工事に従事する施工管理技術者の技術の向上等を図ることを目的として、同法第27条の2の規定により、土木の試験を(財)全国建設研修センターが毎年実施しているものです。

     昭和63年6月6日の「建設業法」の改正により、特定建設業のうち指定建設業(土木工事業等5業種、平成7年6月29日から7業種)における営業所の専任技術者及び工事現場の管理技術者については、国土交通大臣が定める国家資格者(1級土木施工管理技士)に限られております。

     又、平成2年6月6日から監理技術者資格者証の携行が義務付けられた外、岩手県では、法改正の趣旨を踏まえ、県営建設工事請負資格申請する場合、全ての業種において工事現場ごとに主任技術者又は監理技術者を選任で配置できる状況にない者は資格審査を申請することができなくなっています。

    さらに格付けをしている工事種別(土木外5工種)については、その格付けに技術者の最低要件が設定されるなど、1級土木施工管理技士など国家資格者の役割はますます重要となっております。

     当受験準備講習会におきましては、過去の試験問題を徹底的に分析検討することにより、合格に必要な項目ポイントを絞り、できるだけ短期間で資格取得が出きるよう教材(テキスト・資料等)を作成し、過去永年に亘る経験豊かな講師により、直接指導講習を行っております。

     今年も下記日程(6回)で講習会を行いますので、この機会に是非ご参加下さるようご案内申し上げます。

     

     1回目→4月16日(木)
     2回目→4月17日(金)
     3回目→5月13日(水)
     4回目→5月14日(木)
     5回目→6月23日(火) 

     6回目→6月24日(水)

     

     詳細はこちらです。

     

  • 「岩手・宮城内陸地震レポート・地域と共に歩む建設業」

    2009年2月 6日 14:41岩手県建設業協会

    是非、一読していただきたい冊子があります。特に、行政関係者と、建設業界の方々に。

    岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 001.jpg 岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 006.jpg
    岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 003.jpg 岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 002.jpg

    岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 004.jpg 岩手・宮城内陸地震一関支部報告書 005.jpg
    社団法人岩手県建設業協会一関支部(宇部貞宏支部長)が発刊した「岩手・宮城内陸地震レポート・地域と共に歩む建設業」は、建設業に携わる方々にとって真の参考書となる内容で構成されています。
    支部組織としての対応と取組、そして実際の応急復旧作業に従事した人たちの生のレポートが記されている。今後の災害対策に備える準備書として貴重な一冊となります。

    本誌の内容は、すさまじい災害被災現場の写真と被害個所地図、地震発生からの状況を市民の声を織り交ぜてのレポート。
    一関支部が地域の安心・安全を守るために、災害発生から復旧に対応した7地区(市野々原・白崖・矢びつ・産女・祭畤板川・桂沢・須川)のドキュメントを16ページにわたって掲載。

    地震災害の教訓について、平山健一氏(元岩手大学学長)のインタビューや、建設業協会一関支部の役割を検証し、近い将来発生が確実視されている宮城県沖地震に備えるために一関支部が取り組んでいくべきかを掲載。結びに、ご支援をいただいた全国の皆様に感謝の気持ちをメッセージに託しています。


    地震対応を振り返った「座談会」の内容
    ○「みんなでやった」災害対応 生かされた訓練、機敏な機動力   
    ○命を張って頑張った勇敢な気持ちで対応した  
    ○啖呵を切って始めた重機搬入路建設
    ○初日は白崖土砂崩落現場、翌日はTEC-FORCE祭畤大橋   
    ○集まる生々しいデータ、土木屋魂に火をつけた支部長の決断
    ○笹やぶをかき分け何とか見つけた重機搬入路用地  
    ○初日から土砂撤去作業24時間体制の復旧工事  
    ○仮設道路は半日で通して渡河
    ○初日は担当地区パトロール、現場では「とにかく役立ちたい」  
    ○余震続く白崖崩落現場、岩塊落ちれば重機ひとたまりもない
    ○見たことのないような危険な現場、どう立ち向かったらよいのか  
    ○最優先市野々原のせき止め湖、各社の持ち味活かし対応
    ○ポンプ設置で国交省と議論  
    ○前向きな意見が現場をうまく回らせた  
    ○トレーラーが通れない無線誘導でやっと導入
    ○ヘリが飛んでバタバタ上から土がパラパラ  
    ○重機搬入路にマスコミ車両、お願いしたい緊急時の通行規制  
    ○ポンプ排水成功のうれしさ
    ○悪条件下ですごい機動力  
    ○「やっと通れる」の声にうれしさ  
    ○虫がすごいんですよ、虫が、でも、みんなで協力できてよかった
    ○落石したら、機械もろとも川に落ちる。俺、お墓さ近いから俺が行ってくる  
    ○亀裂が心配だった矢びつの土砂撤去。200トンの岩に発破
    ○産女川6万立方メートルの土砂撤去。道路上の落石、転石、クラック  
    ○年とっても、あんながけ崩れみたことがない、仮道路を早く付けてやらないとなんねぇな
    ○県の対応の悪さに支部長が「俺さ任せろ!」今回、感じた地元建設業協会組織の必要性  
    ○弁当、おにぎりが集まらずに苦慮
    ○「みんなでやるんだ、とにかく成し遂げるんだ」支部長の強力なリーダーシップ  
    ○必要な若いオペレーターの育成、地域貢献が反映される制度づくりを

    災害記録冊子
    「岩手・宮城内陸地震レポート・地域と共に歩む建設業」 1冊 2,000円で販売(但し、送料別)
       問い合わせ(社)岩手県建設業協会一関支部 ℡0191-23-3286
          
  • 公共工事動向1月・建設TODAYを更新しました

    2009年2月 5日 18:13岩手県建設業協会

    (社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
    「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内)1月版・建設TODAYの最新版を掲載しました。

    ↓PDFファイル↓
    公共工事動向(岩手県内)1月版→ こちら(PDF)
    建設TODAY  2月 1日版→ こちら(PDF)


    にほんブログ村 地域生活ブログへ ← クリックにご協力を
  • 立春の候 交通事故に遭わぬよう

    2009年2月 5日 16:18岩手県建設業協会

    岩手県交通安全対策協議会が発表した平成20年12月末現在の交通死亡事故発生ゼロ日数市町村調べで、1,000日を超えて継続している県内の市町村は、普代村(1,579日)、次いで大槌町(1,565日)、平泉町(1,144日)となっている。特に普代村と大槌町の沿岸2町村は16年10月以降死亡事故が発生していない。

    今年に入って1月中に発生した県内の交通事故発生状況は372件、死者3人、傷者数473人。
    冬季間は横断中の事故とスリップ事故が多発する傾向にある。雪が少ないことに気を緩めて交通事故を起こすことのないよう注意が必要だ。

    ○歩行者は反射材の着用を習慣付ける。○道路を横断するときは「右左右」の安全確認をしっかり。○雪が無くても日陰や橋等で部分凍結あり、スピード抑え路面状況の確認を○自動車の運転手は午後4時にはライトを点灯し、ライトの上げ・下げをこまめに切り替える。

    20年1月から3月の交通事故死者は13人。暖冬といわれた19年は25人。現場への往復、通勤の際は交通事故防止に万全を。



  • 「岩手・宮城内陸地震」記録レポート冊子寄贈

    2009年2月 4日 18:38一関支部

     一関支部では昨年発生した「岩手・宮城内陸地震」の記録冊子を作成いたしました。
    今後予想される宮城県沖地震に備えて皆様方にお役に立てる記録、後世に残す意味
    でも、編集委員会を立ち上げ32社会員と多くの方々のご協力を頂き冊子が完成いた
    しました。
     
     冊子の内容は、被害状況レポート、一関支部32社の災害対応、それぞれの復旧活
    動をドキュメントに、現場に携わったオペレーターの方を含めての座談会、地震災害の
    教訓等が掲載されております。
         
       災害冊子 001.    

     
     2月4日 子供たちに何かのお役に立てないか活用いただければとの事で、
    宇部支部長・須田副支部長・理事が一関市教育委員会、平泉町教育委員会へ
    寄贈いたしました。

    災害冊子 008 災害冊子 009.

    一関市教育委員長へ寄贈

             

    教育長の談話
    「今まで新聞等で見てきました
    が知りえないもの(復旧作業等)
    ができて、すばらしい教材にな
    るのではないでしょうか」


    災害冊子 011. 災害冊子 012.
    平泉町教育委員長へ寄贈

    菅原副町長と談話


     災害記録冊子 1冊 2,000円で販売いたします。但し、送料別
       問い合わせ(社)岩手県建設業協会一関支部 ℡0191-23-3286
          


  • 北上川雪景色

    2009年2月 3日 18:01建設研修センター・建設会館

    2月3日節分の朝。明治橋からの展望

    2009 035.jpg 


  • ≪建災防≫平成20年度建設業年度末労働災害防止強調月間実施要領が示される

    2009年2月 3日 16:57建設業労働災害防止協会

    平成20年度建設業年度末労働災害防止強調月間実施要領が示されました。

    実施期間   平成21年3月1日~3月31日

    会員が実施する事項
             「作業間の連絡調整及び作業指示の徹底」
             「作業員の健康状態の把握と適正な配置」
             「無理な作業の排除」
             「休憩設備等の職場環境を整備」するとともに、

      店社と作業所が一体となって重点事項(別添)を積極的に展開する 等となっています。

      無災害で新年度が迎えられるよう、労働災害防止活動への積極的な取組みをお願いします。

    平成20年度建設業年度末労働災害防止強調月間実施要領.pdf  

  • 建設事業システム検討委員会

    2009年2月 3日 10:54岩手県建設業協会

    東北地方整備局(岡田光彦局長)と東北建設業協会連合会(会長宮城政章岩手県建設業協会長)の平成20年度第2回建設事業システム検討委員会が1月29日(木)、仙台市の東北地方整備局大会議室で開かれた。
    岡田局長は、内需拡大による景気浮揚と雇用の創出を図る観点から今回の2次補正予算と21年度予算で実施する直轄工事の早期発注に努めていく考えを示した。
    宮城会長は、2次補正予算の措置への感謝や、早期発注に対応していく姿勢を示すとともに、これまで団塊世代の退職や公共工事の削減等により、必要最低限の技術者で現場対応しており、年度末工期の工事に拘束され、早期発注工事に配置する技術者が足りない企業の現状を説明し、監理技術者制度の弾力的な運用を求めた。
    委員会では、予算の概要や設計変更審査会、総合評価方式の導入実態調査等について意見交換が行われた。

    2009 030.jpg
    多くの雇用創出を実現したいと
    岡田東北地方整備局長


  • 建設産業に関する勉強会

    2009年1月30日 17:43岩手県建設業協会

    090119勉強会.jpg
    第1回建設産業に関する勉強会


    岩手県建設業協会(宮城政章会長)は1月19
    日(月)、盛岡市内で岩手県議会各会派議員有志と勉強会を開いた
    勉強会には、県議会各会派の議員9名と建設業協会からは、宇部貞宏副会長、佐々木陸夫副会長、佐藤好彦副会長補佐が出席。情報提供者の県関係者合わせて19名が参加し、入札・契約制度の改善や建設産業を取り巻く課題について意見交換を行った。

    宇部副会長は、会員企業は597社までに減少。公共事業の削減が大きな要因。雇用している従業員は14,211人。各社平均23人。県内には13支部が設置されており、1支部当たり1,000人程を雇用している。
    昨年6月の岩手宮城内陸地震の際に、災害応急復旧工事に対応した一関支部会員企業では、1,000人を超す雇用状況となっている。県民の安心・安全を守る建設業の体制としては、現状の14,000人の雇用を確保することが必要である。
    県内建設業の課題は、ダンピング入札が問題。国では技術と経営に優れた企業を積極的に活かす「総合評価落札方式」を導入実施。地方自治体はまだまだの状況。
    達増知事は県民所得の向上を目標に掲げているが、基幹産業の建設産業界はダンピングによる価格競争が激化し、所得向上になるのか非常に心配である。制度の改善を含め建設産業界の課題解決に向けた勉強会としたい。と、強調した。


    勉強会では、2月1日施行が予定されている総合評価落札方式の一部改正と低入札価格調査制度の一部見直しについて、県の担当課から説明を受けた。また、東日本建設業保証株式会社岩手支店長から建設業の財務統計指標による県内建設業の財務比率の解説を受け意見交換した。また、岩手県建設業協会の橋場覚専務理事から低価格調査制度の一部見直しに対する建設産業団体からの意見が紹介された。

    佐々木副会長は、低入札が続く中で、下請けのB・C級業者にしわ寄せが出ている状況や若い技能工の確保の問題を提起。佐藤副会長補佐は地域要件の見直しに理解を求めた。
    今後は、建設業を取り巻く課題や状況について、議員の理解を求めながら、建設業の振興や適正な入札制度の実現を目指して、勉強会を継続していくことにしている。

  • 花林舎動物記 第8回ウメ太郎は何処に〈その2〉

    2009年1月29日 17:09花林舎

    花林舎動物記
     平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。この「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。今月は第8回「ウメ太郎は何処に〈その2〉」です。

    第8回ウメ太郎は何処に〈その2〉

    マンサクの失踪
     仔犬達もすっかり成長し、多分人間で言えば20代になった頃、親子5匹の犬を連れて山林内の道を散歩していました。すると突然犬達が一斉に森の中に駆け込んでいきましたが、何事かと思う間もなく、1匹の狐が私のすぐ目の前5メートルくらいのところを、一瞬空を飛んだのかと錯覚したほど素晴らしい跳躍力で道路の上を左から右へ飛び越え、たちまち森の奥へ消えてしまいました。
     と、それに驚いている暇もなく、今度は我が家の犬達がドヤドヤと現れて、吐く息も荒々しく狐の後を追って突進していきました。
     しかし、毎日「食っちゃ寝」で過ごしている犬達の走力は狐にはとうてい及ばず、しばらくするとハーハー言いながら戻ってきたのですが、スピッツのような華奢な身体をしていたマンサクだけは、いつまでも戻ってこなかったのです。私は狡猾な狐の策略にはまって逆に餌食にされてしまったのではないかと想像しているのですが、真相は調べようもありません。

    初めは5匹いた犬も、今は2匹だけになってしまいました
    初めは5匹いた犬も、今は2匹だけになってしまいました。




    ツバキの突然死

     それからまた数年経ち、ツバキとウメ太郎は10才近くになりました。人間でいえば50代に相当する年齢です。この2匹はフィラリアに感染していて、ウメ太郎は走るとゼーゼー咳をしますし、ツバキはドンドン痩せていきました。
     ツバキはこの頃孤独を好むようになり、食事の時に呼ぶと現れるのですが、それ以外の時は何処にいるのか姿を見せないような生活をしていました。といっても遠くに行くのではなく、その辺にいるようなのですが、何処で寝ているのかもわかりません。
     そしてある日の夕方、私が仕事から帰って来ると家の前の麦畑の中で死んでいました。外傷は無く、苦しんだ様子も見えませんでした。フィラリアに罹った犬は、重くなると突然死することがある、と聞いていましたのできっとそれが死因だろう、ということにしました。

     昼寝の時も、父親のウメ太郎はいばっていました。
    昼寝の時も、父親のウメ太郎はいばっていました。
     


    犬達との散歩
     こうして5匹の犬は3匹になってしまいました。ウメ太郎は連れ合いを亡くして悲嘆に暮れるかと心配したのですが、晩年は実質別居生活でしたから、さほど落ち込んだ様子もありませんでした。
     ウメ太郎は散歩が好きで、私が家に居ると必ず夕方4時ごろにはやってきて散歩に行こうと催促するのです。
     事務所に入ってきて「もう散歩の時間ですよ」、という目付きで私の顔をじっと見つめます。知らん顔しているとじれてヒョイヒョイと踊るようなしぐさをします。それでも動かないと、クーンと悲痛な声を出します。
     ここまでやられると飼い主としては無視できなくなります。「散歩行くか」と言って立ち上がると、もう嬉しくてたまりません。5~6メートルの円を描いて駆け巡った後、頭を下げて上目づかいに私をにらんでワンと叫ぶのです。
     そこで私が外へ出て「さんぽー」と大声で呼ぶと、スグリとタンポポがしぶしぶやって来ます。ウメ太郎は嬉しくてたまりませんから、ここでものぐさ息子のスグリをひと噛みして親父の威厳を示そうとします。スグリも毎度のことですからこの時ばかりはパッと逃げますが、ウメ太郎はしつこく追いかけて、それからやっと散歩が始まります。タンポポはあまり親父に従順なのでいじめ甲斐が無いらしく、ウメ太郎は相手にしません。
     こうして山の中の道を往復2~3キロ歩いてくるのですが、犬達は私には感じられない何かの気配を察知して時々森の中へ駆け込みます。たいていはすぐ戻ってくるのですが、ドンドンいってしまいすぐには戻ってこないこともあります。こんな時は私は散歩を止めて先に家に帰るのですが、犬達もたいてい30分もすれば帰ってきます。

    私が子どもの頃、家で飼っていた犬は、不思議なことにウメ太郎にそっくりでした
     私が子どもの頃、家で飼っていた犬は、
    不思議なことにウメ太郎にそっくりでした。


    ウメ太郎は何処に

     ところが去年の6月10日ウメ太郎は散歩の途中で姿が見えなくなり、そのまま消えてしまいました。夕方散歩に行ってスグリとタンポポは一緒に帰ってきたのに、ウメ太郎は1時間経っても2時間経っても戻らず、とうとう真っ暗になってしまったのに帰ってきません。こんなことは一度もありませんでしたから、私にはウメ太郎の身に何かが起こって、もう戻らないということはすぐにわかりました。
     実は散歩の時ちょっと気になったことが1つありました。犬達は健脚ですから私が歩く限り何キロでも一緒に来ます。犬達の方から、「疲れたからもう散歩を止めて帰りましょう」というしぐさをすることは、ものぐさスグリ以外には無かったのです。
     ところがこの日、ウメ太郎は家から1.5キロほど行ったカラマツ林の端で突然立ち止まり、私を振り返りジッと私の目を見つめました。それは、「もう戻りましょう」と言っているように私には思えたのです。
     それで、その日の散歩はそこでやめて帰ったのですが、ウメ太郎がどうしてあそこで戻ろうとしたのか気になっていたのです。何か身体に異変を感じて歩くのがおっくうになったのかも知れません。ウメ太郎は帰り道の途中ひとりでトコトコと森の中に入って行ったのですが、そんなことはどの犬もしょっちゅうやっていることですから、私は気にもとめず帰ってきました。あの時ウメ太郎がどっちに行くのかしばらく見ていれば良かった、と後で思ったのですが。
     次の日、その辺りの山の中を探してみたのですが、見つかるわけはありません。翌日と翌々日、また20日くらい経ってからウメ太郎がひょっこりと帰ってきた夢を見ましたが、その後は一度も現れません。もうすっかりあの世に行ってしまったのでしょう。
     そして仏様に別の犬に生まれ変わってまたあの山の中の家で暮したい、とお願いしている、と私は信じています。


     雪と遊ぶウメ太郎
    雪と遊ぶウメ太郎

     タンポポ(左)とスグリ(右)。今はこの2匹と暮らしています。
    タンポポ(左)とスグリ(右)。
    今はこの2匹と暮らしています。



    第7回ウメ太郎は何処に〈その1〉
    第6回妄想的汚水浄化生態園(2)
    第5回 妄想的汚水浄化生態園(1)
    号外編 原種シクラメン・ヘデリフォリュームの紹介
    第4回 ボーフラとオタマジャクシの知られざる効用
    第3回 哀しきマムシ
    第2回 アオダイショウは可愛い
    第1回 ナメクジ退治
  • 研修会「これからの建設業~コンプライアンスとは?~」

    2009年1月28日 18:45久慈支部

    久慈支部では1月28日久慈建設会館において
    ㈱日刊岩手建設工業新聞社「宮野裕子」氏を講師に迎え

    研修会
    「これからの建設業~コンプライアンスとは~」
    を開催いたしました。

    コンプライアンス研修会1 建設業のためのコンプライアンス


    当日は久慈支部会員30名が参加しました

  • 第16回経営者研修会・平成21年度新年交賀会

    2009年1月28日 11:01宮古支部

    1月27日(火)ホテル沢田屋において、恒例の経営者研修会・新年交賀会が開催された。

    2009.1.27 003.jpg

    研修Ⅰ宮古地方振興局・土木部長・青柳天氏

    「県の緊急経済・雇用対策の取り組みについて」

    2009.1.27 004.jpg

    研修Ⅱ(株)東京商工リサーチ・顧問・荒谷紘毅氏

    「昨今の経済情勢と今後の経済見通し~建設業 昨日・今日・明日~」

    2009.1.27 006.jpg 2009.1.27 012.jpg
    2009.1.27 014.jpg 2009.1.27 017.jpg


  • 全国建設業協会の新春講演会と評議員会

    2009年1月27日 17:25岩手県建設業協会

    20091月20日建産連評議員会等 010.jpg 20091月20日建産連評議員会等 012.jpg
    新春講演会
    森地教授が国土計画の
    動向やの展開や建設業
    がプロジェクト開発に貢
    献することを呼びかけた
    21年度の事業計画骨子
    案を協議した全建評議員

    社団法人全国建設業協会(浅沼健一会長)の新春講演会と評議員会が1月21日(水)、東京都・経団連会館で開かれた。

    会議では、平成21年度の事業計画骨子案を了承した。
    ○安全・安心確保のための社会資本整備の計画的推進○建設業のコンプライアンス(法令遵守)の徹底 ○建設業の社会貢献活動、イメージアップ活動○公益法人制度改革○建設業の健全な発展○建設労働者の雇用安定○建設労働者人材確保・育成の7項目。
    建設業の健全な発展の内容には、入札・契約制度改革、緊急時における事業継続計画(BCP)、土木・建築技術者の技術力の確保と維持向上を盛り込んでいる。

    会議に先立って行われた新春講演会は、「国土計画の動向と建設業界に望むこと」をテーマに、森地 茂氏(政策研究大学院大学教授)が講演し、建設業界はプロジェクトを提案すべきだと強調した。



  • 二戸支部 工事安全パトロールを開催

    2009年1月27日 15:04二戸支部

    1月22日(木)午後1時より、建災防指導者1名と二戸支部安全衛生部会委員2名計3名で
    一戸町内の県発注工事現場2箇所の工事安全パトロールを行いました。

       

    20.10.17リスクアセスメント 001.jpg 20.10.17リスクアセスメント 007.jpg


     パトロール結果として

      <改善できる点>
       ・危険物(ガソリンタンク)の保管の仕方に注意する。
       ・雪道を通路に使用する場合は、階段状にした方が良い。
         (滑る危険が少ない)
       ・重機と作業員との接触の危険が考えられる。

      <良い点>
       ・安全関係の書類が良く整備されていた。
       ・事務所入口にソーラー電池式の街頭が設置されており大変良い。

      等の意見が出されました。

      

  • 全国建設産業団体連合会理事会・評議員会合同会議

    2009年1月26日 17:27建設産業団体連合会

    社団法人全国建設産業団体連合会の理事会・評議員会合同会議が1月20日(火)、東京都・霞ヶ関の東海大交友会館で開かれた。
    来賓として挨拶した脇雅史氏(参議院議員)は、21年度公共事業予算関係費は今年度より増える。しかし、実体経済が落ち込んでいるときは特別な対策が必要。実需要をつくりだすのが政府の仕事であり世界共通のもの。公共事業は予備費の扱いではなく、不況時には前倒しして実施していかなければならないもので、党内のプロジェクトチーム(景気・雇用創出ニューディール推進プロジェクトチーム)で積極的に発言していくつもり。建設関連団体とともに前向きに活動していくと述べた。
    また、佐藤信秋氏 (参議院議員)は、公共事業の早期発注、利益の確保、建築士法・住宅瑕疵担保履行法が課題とし、20年度一次補正、二次補正、21年度当初予算合わせると、20年度当初予算の約2割増しの措置となり、上半期8割の早期発注を目指すと述べた。
    協議に先立って行われた講演で谷脇暁氏(国交省建設業課長)は、「最近の建設業をめぐる諸問題について」をテーマに、20年度一次補正、二次補正、21年度当初予算における公共事業費の構成を解説するとともに、建設業が農業、林業などの産業と連携した活性化方策として、新たに取り組む「建設業と地域の元気回復事業」を紹介。また、地域の建設業界と工業高校等が連携した将来の人材育成の強化を図る「建設業人材・育成モデル構築支援事業に取り組んでいくことを示した。
    政治評論家屋山太郎氏が「内外情勢の展望とこれからの課題」について特別講演した。
    会議では、平成21年度の主要行事日程を協議し、全産連会長会議は9月24日に島根県松江市で開催する案と、今年度の事業についての中間報告を了承した。

    20091月20日建産連評議員会等 003.jpg
    理事会・評議員会
    20091月20日建産連評議員会等 004.jpg
    谷脇建設業課長
    20091月20日建産連評議員会等 009.jpg

    屋山太郎氏が
    特別講演




     

  • =天下の奇祭=大東大原「水かけ祭り」(平成21年2月11日)が開催されます

    2009年1月26日 10:21千厩支部

    一関市大東町大原地区で「天下の奇祭」と称される『水かけ祭り』が開催されます。 
     期日 平成21年2月11日(水)
     場所 岩手県一関市大東町大原地内
    水かけまつり

     このまつりは、江戸大火があった1657年(明暦3年)に火防祈願と火防宣伝のまつりとして始まったものと伝えられています。現在では厄落としと安全祈願が主流ですが、1年間の無病息災や大願成就等を祈願する参加者も増えています。

     厳寒の中を裸男たちが町の中を駆け抜け、沿道の人々が水を浴びせかけます。全コース500mの区間を5区間に区切り、男衆が冷水を浴びながら疾走します。

    水かけ祭りリンク集
    一関市役所HP 大東大原水かけ祭り
    一関市役所HP 大東大原水かけ祭り写真集
    大東商工会 『水かけまつり』動画配信

    水かけ祭りパンフレット(PDF)  694KB


    ≪大原水かけ祭り 主な日程 平成21年2月11日(水)≫
     9:00 仮装手踊り
    10:40 大しめ縄奉納行進
    11:40 八幡神社において厄払い、火防祈願
    12:40 まとい振り及び太鼓山車、御輿演技・行進
    14:35 水かけ前の祈祷
    15:00 水かけ開始(清め水)

    大東大原水かけ祭り保存会 0191-72-2282

    水かけまつり
    (ITサポートチームからの情報提供です。)

  • 釜石支部 平成21年各賞受賞祝賀会・新年交賀会開催について

    2009年1月23日 14:10釜石支部

    1月20日、ホテルサンルート釜石で、釜石支部の各賞受賞祝賀会・新年交賀会を開催しました。

    各賞受賞祝賀会は、前の年に建設業関係で表彰された会員を祝うもので、昨年は、諸事情により開催できませんでしたので、今年は、2年間に受賞された会員13社の御祝いを国、県、釜石市、大槌町等の来賓と会員(計60名)とでお祝いしました。

    しおりを添付します。⇒祝賀会しおり.xdw

    DSC01514.JPG DSC01521.JPG


    釜石支部各賞授賞祝賀会・新年交賀会.jpg