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厳寒期を前に現場安全パトロールを実施
2016年11月12日 19:44千厩支部
建災防千厩分会と千厩支部は11月9日、一関市室根町地内で現場安全パトロールを実施しました。
指導協力機関から、一関労働基準監督署、一関土木センター、一関農村整備センター、一関市建設農林センターの方々に参加いただきました。
今回の対象現場は、土木工事現場3ヵ所です。本格的な寒さを向かえる前に労働災害防止対策の徹底を促しました。
好事例として下記の項目など、多くの事例が上げられました。
・現場に設置した監視カメラの画像をパソコンやスマートフォンにて何時でも確認出来る
・AEDを設置している
・現場の航空写真を色分けして現場防災マップを作成している
・作業計画を適正に作成している など
「KYの対策をもう少し具体的に」、「勾配や土質などから、雪が降ると危険が多いと思うので注意して作業をお願いしたい」との注意喚起もありました。
千厩支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「外部足場解体」及び「掘削積込み運搬」についてリスクアセスメントを実施しました。国道交通省ICT活用工事におけるICT建機現場見学会
2016年10月21日 15:57千厩支部
10月20日、国土交通省ICT活用工事におけるICT建機の現場見学会が千厩支部管内で開催されました。9月6日には、国土交通省ICT活用工事で県内初となるUAV(ドローン)による3次元航空起工測量の見学会が実施された現場です。
国土交通省、岩手県、現場の安全協議会構成会社、建設業協会広報委員会IT部会、現場関係者などが参加しました。
国土交通省が進めるi-ConstructionにおけるICT活用工事の対象工事で、施工者希望Ⅱ型として発注された工事になります。
工 事 名 北上川上流曲田地区築堤盛土工事
発注機関 国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所
施工場所 岩手県一関市藤沢町黄海字下曲田
施 工 者 ㈱小山建設
ICT活用工事とは
建設生産プロセスの全ての段階においてICT施工技術を全面的に活用する工事
①3次元起工測量
②3次元設計データ作成
③ ICT建機による施工
④3次元出来形管理等の施工管理
⑤3次元データの納品3DMC(マシンコントロール)のブルドーザーです。設計図面に合わせ、荒掘削から仕上げまで自動で排土板を制御します。排土板の負荷を制御して、能力最大の土量で効率よく施工します。
現場技術者は、ほぼ一回で設計勾配に合わせられるので効率が良いと話していました。3DMC(マシンコントロール)のバックホウです。施工データに合わせて刃先をセミオートで制御します。アーム操作だけで、ブームは設計面に合わせて自動制御されます。デモではオペレーターが右手を上げて左手のアーム操作だけを実演。
転圧管理システムを搭載したタイヤローラー。既定の品質に達する締固め度を満たす転圧回数を面的に管理できるシステムを搭載しています。転圧回数が平面図に色分けされて表示されます。転圧管理は比較的普及しています。
ICT建機のデータはクラウド上で管理され、インタネットを介してPCやスマートフォンで確認できます。測量データや設計・施工データをはじめ、計画や進捗、現在稼働している建機の状況など、タイムリーに確認することが出来ます。最新の設計データは、ICT建機に送られます。
3次元化によって、施工の効率化が図られているようでした。国土交通省が目指す、i-Constructionの一連の流れを実感することが出来ました。今後、書類や検査の省力化についても確認してみたいと思います。
現場の規模や条件などにも左右される技術であり、施工者の負担が減るための技術の見極めも必要になってくるものと思われます。女性MS協議会「国体おもてなしロード道路清掃」と「国体マスコットシール貼付作業」を実施
2016年9月16日 16:06千厩支部
9月16日、岩手県建設業女性マネジングスタッフ協議会千厩支部は、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会へ向けた「国体おもてなしロード道路清掃」と「国体マスコットシール貼付作業」を実施しました。
国体に訪れる皆様を気持ち良くおもてなしするために企画したものです。会員企業から14名が参加して、一関市千厩町千厩地内の国道284号線を約2kmに渡り作業を行いました。同路線は、成年女子バレーボールの競技会場となっている千厩体育館への主要アクセス道路になります。マスコットシールは「そばっち」の国体バージョンシールで8cm幅のものを約100枚、視線誘導標へ貼付しました。
希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成功を祈り、細かいゴミまで拾って作業を終えました。
ICT活用工事現場見学会=県内初のICT活用工事におけるUAV(ドローン)による3次元航空起工測量=
2016年9月13日 15:54千厩支部
9月6日、ICT活用工事の現場見学会が千厩支部管内で開催されました。今回は、UAV(ドローン)による3次元航空起工測量の見学会です。国土交通省、岩手県、現場の安全協議会構成会社、建設業協会広報委員会IT部会、現場関係者など約40名が参加しました。
工 事 名 北上川上流曲田地区築堤盛土工事
国土交通省が進めるi-ConstructionにおけるICT活用工事の対象工事で、施工者希望Ⅱ型として発注された工事になります。
発注機関 国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所
施工場所 岩手県一関市藤沢町黄海字下曲田
施 工 者 ㈱小山建設
ICT活用工事とは
建設生産プロセスの全ての段階においてICT施工技術を全面的に活用する工事
①3次元起工測量
②3次元設計データ作成
③ ICT建機による施工
④3次元出来形管理等の施工管理
⑤3次元データの納品今回のドローンは、DJI社「SPREADING WINGS S900」(写真右、アームを折りたたんでいます)です。
重量 3.3kg(離陸重量 最大8.2kg)
全長 900㎜
フライト時間 最大18 分
カメラはCanonのミラーレス一眼「EOS M2」を積んでいました。レンズは22mmのF2単焦点レンズです。センサーサイズがAPS-Cなので、実質は33mm程度の焦点距離になります。
今回、50mの高さを飛んで、国土交通省のガイドライン(UAVを用いた公共測量マニュアル)にある進行方向90%ラップを満たすことになります。一度、離陸直前に雨が降り中断になりましたが、再び離陸位置にセットしてドローンが飛び立ちます。
見えにくいですが、左上の黒い点がドローンです。50mの高さを飛行計画に合わせて自動運行します。今回、着陸は手動だそうです。
多少の風がありましたが、安定した飛行で飛んでいました。
飛行中、Wi-FiでPCと通信が可能です。「Ground Station」というアプリケーションを使ってモニタリングができるようです。飛行計画などもこちらで設定するのだと思います。
事前に撮影したデータを使って作成した簡易版の点群データも見せて頂きました。3Dになっているので、マウスを使って自由に回転ができます。色は写真を重ねているのだと思います。
国土交通省はi-Constructionの更なる推進を進めて行く方針です。時代の波が一気に押し寄せていることを身近に実感しました。一方、早期に課題を見極めていくことも必要だと思われます。
「道の日」イベント開催=道路清掃といわて国体PR活動=
2016年8月 8日 18:25千厩支部
「道路ふれあい月間」中の8月8日、道路清掃や道路のPR活動をはじめ、10月開催の「いわて国体」に向けたPR活動を実施しました。国土交通省は毎年8月を「道路ふれあい月間」と定め、道路とふれあい、道路の役割や重要性を改めて認識していただき、道路を常に広く、美しく、安全に利用していただくため、道路の愛護活動や道路の正しい利用の啓発等の各種活動を特に推進することとしています。
また、同省が8月10日は「道の日」と制定しています。
「道の日」制定の目的
"道路は国民生活に欠くことのできない基本的な社会資本ですが、あまりに身近な存在のため、その重要性が見過ごされがちです。そこで、道路の意義・重要性について、国民の皆さまに関心をもっていただくため、8月10日を「道の日」と制定しました。"県南広域振興局土木部千厩土木センター、一関市、岩手県建設業協会千厩支部青年部会、建設業女性マネジングスタッフ協議会千厩支部から約70名が参加しました。
一関市川崎町「道の駅かわさき」、室根町「旬菜館」、東山町「ひがしやま季節館」の3会場に別れ、沿道のゴミ拾い、記念品(道路ふれあい月間のPR広告を印刷したウェットティッシュ)や希望郷いわて国体のPR用うちわや缶バッジの配布を行いました。
また、同時に川崎地区・東山地区の一部区間において視線誘導標への国体マスコットシール貼付作業を行いました。視線誘導標への国体マスコットシール貼付
記念品や希望郷いわて国体のPR用うちわ等を配布
東山地区、終了後
3会場で拾ったゴミは合わせて約30kgになりました。
豪雨災害を想定した「災害情報伝達合同訓練」を実施
2016年7月30日 16:56千厩支部
7月28日、「災害時における応急対策業務に関する協定」に基づく災害情報伝達訓練を千厩土木センター、一関市、協会千厩支部の合同で開催しました。台風による豪雨災害を想定した訓練です。
訓練の目的は、「災害時における建設業協会千厩支部の自主パトロール体制・報告方法を確認するとともに、千厩土木センター、一関市の対応方針決定に必要な情報収集内容等に不備が無かったかを検証する。また、非常用機器や通信機材の取扱いを習熟するとともに、複数の情報伝達方法を試みる」としております。
(会員から報告された災害情報の把握と対応を検討:千厩土木センター)
位置情報の把握のため、住宅地図とメッシュマップの記号を記載する新しい「災害情報連絡票」を使用したFAXによる報告を行いました。
(現地からEvernoteにより報告された災害情報、現場からほぼリアルタイムで報告)
(千厩土木センターと衛星携帯電話での通話訓練)
一部の会員は、クラウドサービスのEvernote(エバーノート)による情報共有(状況、写真、位置情報など)を試験的に実施しました。同時に衛星携帯電話の通話訓練、スカイプによる動画での状況報告などの訓練も行いました。反省会では、指示が書き込める「災害情報連絡票」の導入、Evernoteの利点と課題(位置情報の不備など)、スカイプの有効性などについて意見が出されました。
安全衛生千厩大会(現場技術者安全講習会)を開催
2016年7月26日 14:42千厩支部
国道343号線『復興支援道路』クリーン作戦を実施
2016年7月19日 09:57千厩支部
7月14日、千厩支部青年部会は国道343号線『復興支援道路』クリーン作戦を実施しました。国道343号線(一関市大東町摺沢~東山町)約15kmのゴミ拾いを行いました。
会員企業等から33名が参加して、2名から3名の班に分かれて作業を行いました。
国道343号線は東日本大震災で被災した陸前高田市や大船渡市などに向かう復興支援の車が、現在でも多く利用しています。復興支援に来られる方々に気持ち良く通行して貰えるよう、活動を行いました。草刈り作業が終わっている箇所もあり、例年よりは少ないゴミの量でした。
10月には『希望郷いわて国体・希望郷いわて大会』が開催されます。東山町がバレーボールとバスケットボール、千厩町がバレーボールの会場となっています。
きれいな道路で迎え、選手や関係者への"おもてなし"の気持ちを伝えたいものです。一関市水防訓練にて重機試乗体験等を実施
2016年7月 4日 18:23千厩支部
国体おもてなしロード環境整備と国体マスコットシール貼付作業を実施
2016年6月24日 18:01千厩支部
千厩支部は6月24日、管内の国道284号線約25kmの清掃作業を実施しました。同時に千厩及び川崎地区の一部区間において視線誘導標への国体マスコットシール貼付作業を行いました。
千厩体育館が成年女子バレーの会場になっており、国道284号線は会場に向かう主要路線となります。
国道284号線の清掃活動は平成21年度より毎年開催しているものです。今回、岩手県県南広域振興局土木部の呼びかけにより、いわて国体・いわて大会の気運醸成のため国体マスコットシールの貼付作業を同時に行いました。マスコットシールは「そばっち」の国体バージョンのシールで、8cm幅のものを対象路線の視線誘導標へ貼付しました。
視線誘導標をタオルできれいにふき取り、シールの貼付を実施します。
県南広域振興局土木部、千厩土木センターの職員の方々にも参加いただきました。
集めたごみの量は約40kgと、例年よりは少なかったようです。国体が近づき、環境整備の気運が更に強まることを期待します。災害自主パトロールに関する研修会(Evernote活用)
2016年6月24日 17:58千厩支部
千厩支部は6月24日、Evernoteを活用した災害自主パトロールに関する研修会を開催しました。研修には青年部会役員を中心に青年部会員などが出席しました。
株式会社NTTドコモ、株式会社ドコモCS東北、ドコモショップ千厩の方々にご協力を頂きました。普段業務でのEvernoteの活用方法や、災害自主パトロールにおける活用方法についての説明を受けました。実践研修では、実際にスマートフォンやタブレットに触れながらワークショップを行いました。また、午後に行われた国道284号線の清掃活動において、実際にEvernoteでの報告を実施しました。
研修の最後に運用方法に向けた課題について議論を行い、今後の導入に向けての進め方などを確認しました。室根山つつじまつり(2016年5月21日~6月5日)が始まります
2016年5月20日 13:47千厩支部
明日(5月21日)から6月5日まで、一関市室根町の室根山で「室根山つつじまつり」が開催されます。
室根山には山全体にツツジが自生しており、その数は20万本と言われています。山頂は太平洋や奥羽山脈を一望でき、ヤマツツジやレンゲツツジの群落が一帯を赤一色に染め上げます。山頂からの眺めは絶景となります。
山頂では今月末頃に見ごろを迎えるようです。
また、期間中には郷土芸能つつじまつりや室根山スカイミーティングなどのイベントも開催されます。
郷土芸能つつじまつり
・日 時 5月29日(日) 午前 10 時~
・場 所 室根山展望台前室根山スカイミーティング
・日 時 5月28日(土)午前10 時~
5月29日(日)午前10 時~餅つき大会
・日 時 5月29日(日)正午~
・場 所 室根山展望台前広場一関市役所千厩支所の桜
2016年4月14日 10:18千厩支部
「梅の里村」(一関市千厩町磐清水)
2016年3月31日 17:52千厩支部
「第9回せんまやひなまつり」が開催中です
2016年2月15日 11:04千厩支部
冬季の災害ゼロを目指して「現場安全パトロール」を実施
2016年1月28日 13:29千厩支部
千厩支部は1月27日、一関市室根町内で土木工事現場の3カ所の現場安全パトロールを実施しました。
一関労働基準監督署、千厩土木センター、一関農村整備センター、一関市の方々にご同行いただきました。このところの雪で現場の足元がゆるみ、作業員や重機の転倒に注意を払うよう促しました。
反省会では好事例として以下の点などがあげれらました。
・全体的にきれいで整理整頓が行き届いていた。
・AEDを設置していた。・救急箱の位置を外に表示していて分かりやすかった。
・場内表示のトラトープやポールにピンクリボンを付けており、分かりやすかった。
・吊り荷の重量表を作成して掲示していた。
倒木や作業通路に関する注意点などについて意見が出されました。
最後に「暗渠排水工」、「土砂積込み搬出作業」についてリスクアセスメントを行いました。鳥インフルエンザ等防疫作業実地訓練に基づく研修用ビデオを作成
2016年1月 6日 18:42千厩支部
千厩支部では平成27年12月2日に岩手県関係機関と合同で、「家畜伝染病における緊急対策業務に関する協定」に基づく防疫作業実地訓練を実施しました。同訓練の内容を基に作業従事予定者用の研修用ビデオを作成しました。
ビデオは35分で、作業従事者が防護服を着脱する際の注意点、掘削・埋却の方法など、防疫作業の一連の流れを把握出来るように作成しています。
ビデオを収録したDVDは、岩手県の関係機関(訓練参加機関)、建設業協会各支部、千厩支部会員に配布しました。また、YouTubeの限定公開機能を活用して、会員企業がYouTubeから閲覧できるようにしています。
安全大会等の従業員が集まる場での研修、防疫作業に従事することになった際に各社が派遣する従事者の入場前教育用としての活用を想定しています。万が一、鳥インフルエンザ等の家畜伝染病が発生した場合には、防疫作業のために多くの従事者(オペレーター等)が短期間に必要になります。防疫作業を円滑に進めるためにも事前の研修用として活用を図ります。
ビデオ内容 35分
①支援員集合施設訓練 ・・・ 受付・検診など
②現地拠点訓練 ・・・ 防護服等着衣
③埋却訓練 ・・・ 掘削、埋却(トンパック)、石灰散布等
④現地拠点訓練 ・・・ 消毒、防護服等脱衣
⑤支援員集合施設訓練 ・・・ 受付・検診、事後検診
ビデオ規格
①AVCHD...高画質版、機器によっては再生が出来ない場合あり
②DVD用...DVDビデオデッキ、パソコンなど多くの機器で再生可能
希望者にはDVDを送付いたします。送付方法等は千厩支部にお問い合わせください。
※原則、行政機関、一般社団法人岩手県建設業協会の会員企業のみに配布します。
一般社団法人岩手県建設業協会千厩支部
電話:0191-53-2747 FAX:0191-52-2370
(会員企業の方は協会イントラネットで千厩支部 村上宛に問合せも可)Evernoteワークショップなどを開催
2015年12月21日 17:22千厩支部
12月18日、ドコモ東北ビルにおいてEvernoteワークショップなどを開催ました。千厩支部青年部会の役員等が参加して、クラウドサービスのEvernoteの活用について学びました。
はじめにNTTドコモ東北支社 法人営業部 篠原敏也氏から、クラウドの考え方や概念について分かりやすく説明を頂きました。NTTドコモはEvernoteの代理店となっています。
Evernoteには位置情報機能や共有機能といった特色があり、今後、災害自主パトロールでの活用を図るための研究を千厩支部として進めることにしております。
参加者はノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどを実際に操作しながら理解を深めました。日頃の業務での活用等、使用例を実際に触れて学びました。
ワークショップの前には、NTTドコモ東北支社のご厚意により、災害対策室や屋上に設置されている通信用の鉄塔を見学させて頂きました。災害対策室ではNTTドコモの災害対策やオペレーションルームの説明を受けました。冬季に備えて「現場安全パトロール」を実施
2015年12月17日 13:26千厩支部
千厩支部は12月16日、一関市大東町内で土木工事現場の3カ所の現場安全パトロールを実施しました。一関労働基準監督署、千厩土木センター、一関農村整備センターの方々にご同行いただきました。本格的な冬季を迎える前に安全管理の徹底を促しました。
反省会では好事例として以下の点などがあげれらました。
・全体的に整理整頓が行き届いていた。
・オイル漏れ対策を実施していた。
・現場入口付近の凍結防止のため、塩カルを準備していた。
・一般道からの入り口の段差を養生していた。
改善事項として、落石防止対策を徹底すること、転落防止対策の課題などについて意見が出されました。
最後に「鉄筋組み立て作業」、「埋め戻しコンクリート打設作業」についてリスクアセスメントを行いました。高病原性鳥インフルエンザ防疫対応実地訓練(一関市千厩町)を実施
2015年12月 3日 14:37千厩支部
12月2日、岩手県(食の安全安心危機管理対策本部一関地方支部焼埋却・消毒対策班(千厩班))と(一社)岩手県建設業協会千厩支部は合同で「高病原性鳥インフルエンザ防疫対応実地訓練」を実施しました。渡り鳥シーズンを迎え、鳥インフルエンザの発生に備えて、防疫作業の流れを確認しました。
訓練には一関市千厩町の千厩農村環境改善センター、東磐職業訓練協会下駒場訓練場を会場に約110名が参加しました。埋却等の作業では、千厩支部会員企業のオペレーター12名がバックホウ(油圧ショベル)の操作等を行いました。
岩手県と(一社)岩手県建設業協会が締結している「家畜伝染病における緊急対策業務に関する協定」に基づく訓練です。
訓練概要
1.支援員集合施設訓練(受付、検診、防護服(インナー)着衣)その日の体調などの申告(検温)、問診や診断を行い、健康面から作業従事の判断を決定します。
健康面で問題がなければ、防護服のインナーを着衣します。
2.現地拠点施設訓練(防護服(アウター)・ゴーグル・手袋等装着)防護服のアウターを着衣します。
長靴を履き、防護服とのつなぎ目をガムテープで密封します。帽子やマスクを装着後、防護服(アウター)のフードを被ってゴーグルを装着。手袋のインナーとアウターを順番にはめ、防護服とアウター手袋のつなぎ目をガムテープで密封します。それぞれの装着方法には様々な決まりがあります。
最後に胸と背中に所属と名前を書き込んで終了です。
「防護服を着ると暑い」、「思っていたよりは動きやすい」、「ゴーグルが曇ってしまう」、「ゴーグルで視野が狭くなる」、「腕をガムテープできつく縛り過ぎて手が動かなくなった」などの感想がありました。普段使用しているヘルメットの装着訓練では、上手く被れなかったという課題も見えました。
3.埋却地訓練(掘削、埋却、石灰散布)防護服を着た状態での掘削の訓練です。実際には4mの深さまで掘る設計になっています。
埋却の訓練です。大型土のう袋に鳥の死骸が入っているという想定です。一袋に400羽程が収容されます。
石灰散布での消毒の訓練です。
50,000羽を処分する場合には、深さ4m、底面の幅4m、底面の長さ54mの穴が必要になる計算です。大型土のう袋を3段に重ね、2mの厚さで覆土します。
バックホウ(油圧ショベル)の操作パターンはメーカーごとやJIS基準で違いがあります。オペレターによって慣れたパターンがあるのが現状です。今回、パターンの切り換え装置に不具合がありました。もう1台はパターンの切り替えが容易には出来ない機種でした。
実際の作業では、1つのバックホウを数人のオペレーターが交代で操作することになります。パターンの切り替えが簡単にできる機種を用意する必要性を感じました。
とは言え、オペレターの皆さんは、防護服を来ているとは思えないほど、スムーズに作業を行っていました。有事には、熟練のオペレーターの存在が重要だと改めて思わされました。
4.現地拠点施設訓練(作業員消毒、防護服等脱衣)作業員の全身を消毒します。
足と腕のガムテープを剥がします。アウターのゴム手袋を外します。
ゴーグルを外して、アウターの防護服の脱衣します。
長靴を脱ぎ、マスクを外し、最後にインナーの手袋を外します。
全ての脱衣において、汚染された外側には触れないように脱ぐ工夫が必要となります。脱衣にも順番が決まっていて、その都度、手袋に消毒液を掛けてから次の段階に移ります。
5.支援員集合施設訓練(受付、検診、タミフル服用の説明)再び、検温や問診などを行います。
予防のためのタミフル服用に関する注意事項について、丁寧な説明を受けます。これで終了となります。
今回の訓練では、実際に実施して見えて来た課題が多くありました。有事に備えて、訓練の教訓を活かして行くことが必要です。
現実には、鶏舎がある場所は山間部がほとんどであり、埋却出来る場所が確保できない場合が想定されます。埋却場所の確保という、最も大きな課題を解決しておくことも重要です。
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