いわけんブログ
地震災害国道342号真湯~須川間被害状況のDVD寄贈
2010年4月30日 19:47一関支部
平成20年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震により交通止めとなって
いた「一般国道342号須川から真湯間約15km」が開通する運びとなり5月30日
に開通式が行われます。
関係機関が主催となり前後中心にイベントが行われることとなり、前日の5月
29日には一関市と市教育委員会で「国道342号真湯・須川間ウオーキング」を
開催することになりました。
ウオーキングの総距離約9.5km、参加者は342人(国道342号にちなんで)を
一般公募したところ、既に4月26日現在で670人の応募があり、締切り後抽選
となるそうです。
一関支部青年部宇部会長他5名が地震後の7月3日に真湯~須川間の被害
状況を確認するため、5時間かけて歩いて視察、撮影したビデオをDVDに収録、
そのDVDを5月29日の国道342号真湯・須川間をウオーキングされる皆さんが
バス移動される時に見て頂きたく、宇部会長、千葉、厨子役員らがウオーキング
主催の一関市教育委員会体育課長へDVDを寄贈いたしました。
大会実施内容
1.送迎バスが 行き「一関市役所~真湯駐車場」 帰り「須川温泉~一関市役所」
2.ウオーキングのコース スタート8時30分
第1ステージ (約5.4km) 真湯ゲート~オーレン大規模崩落現場
バス移動
第2ステージ (約4.1km) 須川の6大規模崩落現場~須川温泉
当時の被害状況
一関市千厩支所の桜並木
2010年4月30日 18:47千厩支部
桜開花情報(石割桜・盛岡城跡公園)
2010年4月30日 18:24岩手県建設業協会
4月29日午後雨が止んだところで様子をうかがい「石割桜」と「盛岡城跡公園」の桜の状況を見に行きました。
石割桜は綺麗に咲き、満開に近くなっており、観覧客も大勢来ていました。
盛岡城跡公園は場所によって桜は咲いていますが、まだまだ咲き揃っておりません。連休中には満開になるように思われます。
詳細については下記項目リンクをご覧ください。
・石割桜(由来)←リンク
・盛岡城跡公園(由来)←リンク
・桜の開花状況 ← リンク
石 割 桜
石割桜アップ
盛岡城跡公園
盛岡城跡公園(桜並木)風景と樹木「ハリギリ」
2010年4月28日 22:33花林舎
風景と樹木
平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しておりましたが、3月から数回は趣向を変え、植物の観点からのお話を掲載いたします。
『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から「花林舎動物記」の作者である(株)野田坂緑研究所 所長 野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、転載させていただきます。
今回は、第5話「ハリギリ」です。ハリギリ
地域を象徴する樹木の選び方
数年前のことであるが、将来できる新幹線青森駅前広場に植えるシンボルツリーには何がいいだろうかと質問されたことがある。
私が答えたからといって、その通り実現する保証も何もない問いであったが、これは面白いと思って数日考えた。そしてある日、ヒョイと思い浮かんだのがハリギリであった。
青森というと、私には二つの風景が浮かんでくる。一つは核物質処理施設の建設を巡って全国に知られるようになった六ヶ所村の、本州にもこんなに寂しいところがあったのかと、訪れた日は一日胸が晴れなかった人影もない広大な原野の風景。
もう一つは、海岸の植生調査で彷徨い歩いた龍飛崎の続きの長大な砂浜の、こちらは風の強さがクロマツ林の形態に表れていて、いかにも人の住みつくことを峻拒しているような風景である。
青森県には白神山地という豊かな恵みに満ちた地域もあるが、いずれにしろ岩手に住む私が、青森の自然は岩手より濃密で厳しいと感じるのである。
地名を比べてみても「岩手」は岩に手形で人里を表しているのに対し、「青い森」は緑の山々のはるか向こうに人知れず潜む奥山のイメージではないか(青森県の人がこれを読んで、何を勝手なことをほざいているかと怒らないだろうか。心配になってきた)。
しかし、他方で青森県には棟方志功やねぷた祭りのように独特の芸術がある。太宰治もいる。
このように片方には濃密で厳しい自然、片方には色鮮やかな妖艶な(という表現が適切かどうか自信はないが)芸術という青森の特質を体現している樹木、それがハリギリなのである。こんなことをいうとハリギリは、「私、そんな大層な者じゃありません」と照れているかもしれない。
天狗の羽団扇に似た葉
ハリギリは樹高二十五メートル以上、幹の直径一メートル以上の大木になる。岩手で最も太いハリギリは直径二メートルのものがあるそうだ。材は高級家具材として珍重される。
何年か前、ある町の運動公園の植栽設計をした時に、敷地内の山林に樹高十五メートルほどの立派なハリギリの木があった。幸い造成区域から外れていたので、このハリギリを残し、まわりの雑木を伐り払って将来はこの雄大な大木をシンボルツリーにするという構想を思いついた。
役所の担当者に、この木は絶対に伐採しないよう、作業者に注意するように話しておいた。ところが翌日行ってみると、このハリギリはもう影も形もなくなっていた。作業者のなかにハリギリの木材としての価値を知っている者がいて、伐り倒して持って行ったに違いない。いま思い出しても悔しい。
少し寄り道をした。
景観木としてのハリギリの特徴は、堂々とした力強さ、あるいは大らかさと、時折感じられる華麗な美しさを両立させていることである。
ハリギリの葉はヤツデの葉によく似ている。ヤツデは常緑の低木で日本庭園にはよく植えられているから知っている人が多いと思うが、知らない人のために別の例をあげると、天狗の羽団扇(これは空想の産物であるが)というのがハリギリの葉にそっくりである。かなり大きい葉で直径が二十センチくらいはある。葉柄も長い。クラシック&モダン
大きい葉を持つ樹木の枝は太い。葉が落ちた冬のハリギリの姿を見ると、このことは一目瞭然である。枝が太い樹種(トチノキ、ミズナラ、キハダなど)はたいてい、「堂々」「どっしり」「雄大」「おおらか」「朴訥」といった印象を与える(ただし、ホウノキやキリは特大の葉を持つために枝が太くなりすぎてまばらなためか、このような印象は受けない。適切な大きさ、というものがあるのだろう)。
ただし、このような印象を与えられるのはやはりかなり大きくなった木でなければならない。十五メートルくらいのハリギリは、人間でいえば「田舎者だけどなかなかの人物のようだ」という感じであるし、二十メートルにもなると「ウーン、こんな山奥にこんな底知れぬ太っ腹の人物が居るのか」と圧倒されるような威厳を感じる(青森県の十和田市の街のなかに、どういう事情で残っているのか、ハリギリのすばらしい大木が何本かあった。いまもあるかどうかは知らないが)。
大葉であるということも堂々とした印象を与えることの理由の一つになっているが、この葉は少し光沢があるのでハリギリは意外に明るくハイカラな雰囲気も持っている。従って、近代的なデザインの建築にも合うと思うし、クラシックモダンの大正建築などにはぴったりだと思う。
秋には黄色になり、これがまた思いのほか軽快で爽やかな感じである。そして葉が落ちてしまうと黒々と寡黙に静まりかえってしまう。移植はかなり難しい
ハリギリの名の由来は、枝や幹に大きなトゲがびっしりとついていて、桐のように大きい葉を持っているからだろう。
太い幹になるとトゲはなくなるが、やや大きくなるまでは幹にもトゲがあるから、サルでもこの木には木登りできないのではないか。初めて見た人は大抵驚いてしまう。
トゲのある木というとタラノキを思い出すが、ハリギリの新芽をタラノキと間違えて採取してしまう人が時々いる。ハリギリの芽も食べられるが、あまりおいしくないそうだ。
さて、このようにすばらしい景観木であるハリギリが全くといってよいほど造園で使われないのは、移植がきわめて難しいからである。
枝が太くて粗い木は、根も太くて粗い。これが移植困難の原因だと思うが、発根しにくいとか、その他の理由もあるのかもしれない。二年くらいかけて慎重な根まわしをして、早春の最適期に移すという方法をとれば、五メートルくらいのものまでは活着させられるだろう。
ハリギリはやや水分の多い、深く根を張れる肥沃な土壌を好むようである。花や実はほとんど目立たず、観賞価値は乏しい。
ヤツデとは同じウコギ科なので、交配したら雑種ができる可能性があるかもしれない。ヤツデの大木ができたりしたらおもしろい。
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「シナノキ」・「カエデ類三種。」
「ケヤキとサツキの大罪 -その1-」・「ケヤキとサツキの大罪 -その2-」久慈地区清掃活動&花のポケットパークづくり
2010年4月26日 19:26久慈支部
今年度もゴールデンウィークを目前に久慈地区清掃活動と花のポケットパークづくり
のプランター設置を実施いたしました
今回の清掃のみの箇所は
・久慈川河川敷(右岸・左岸)
・国道281号線荒町交差点
~十八日町交差点
・市道久慈夏井線中町~
旭町
以上4か所を清掃しました街中の駅 「土風館」へ
プランターを設置いたしましたプランター設置箇所
(5か所)
・久慈市土風館前
・久慈市山形町道の駅
・久慈市夏井町交差点
・洋野町「道の駅おおの」
・普代村堀内地区プランター設置箇所の周辺
清掃を併せて行いました
昨日の雨も上がり、晴天に恵まれましたが風が冷たく、残念ながら
「春の陽気の中、気持ちよく活動を行いました!」とは、言い難い陽気でした
参加された会員の皆様、お疲れさまでした〔おまけ〕
4月26日現在の久慈市の桜です骨寺村荘園内の春季土水路整備実施
2010年4月26日 18:23一関支部
平成20年3月27日に本寺地区地域づくり推進協議会と一関市水道工事業協同
組合と当支部が、「骨寺村荘園遺跡の水路整備に関する協定」を締結し、重要文化
的景観地区保全の一環として3年目の水路整備が4月24日に行われました。
関係機関、地元住民、岩手大学生、水道工事業協同組合と当支部ら250人が参
加し作業に励みました。
勝部市長が参加され、自ら泥上げの作業に汗を流されました。
勝部市長
作業説明
地元の方は「泥上げをしてから年毎に作業が楽になった」と話されていました。
須川岳
骨寺村荘園遺跡はこちら
建設業景況調査(岩手県版)3月調査を掲載しました
2010年4月22日 18:53岩手県建設業協会
碁石海岸観光まつり
2010年4月21日 09:01大船渡支部
5月4日(火)、5日(水)に碁石海岸観光まつりが開催されます。
イベントも多数ありますので、近くまでお越しの際はぜひお立ち寄りください。
また、すぐそばに市立博物館や世界の椿館もあり、2日間は入場無料です。
詳しくは、大船渡市のホームページまで
北上川流域一斉清掃活動に参加!!
2010年4月20日 12:34花巻支部
奥州市イベント情報(4・5月)
2010年4月 9日 09:59奥州支部
前沢桜まつり(お物見公園桜まつり)
前沢桜まつり
開催時期:H22.4.6~4.30
桜のライトアップ:18:00~24:00
お物見公園桜まつり
日時:H22.4.11(日)10:00~
会場:お物見公園
(奥州市前沢区字陣場)
奥州前沢春まつり
日時:H22.4.18(日)
10:00~17:00
会場:前沢区三日町、七日町地内ほか
各世代厄年連、よさこい団体による演舞など
水沢公園花まつり
開催時期:H22.4.9~5.13
会場:水沢公園
(奥州市水沢区中上野町)
明治11年、蓑虫山人(みのむしさんじん)が設計したとされる水沢公園。
約500本の桜が見事に咲き乱れ、その後はツツジが色鮮やかに公園を彩ります。
日高火防祭(ひたかひぶせまつり)
前夜祭:H22.4.28(水)
本 祭:H22.4.29(祝)
会 場:奥州市水沢区市街地
みどころ!!
29日夜7時頃からの「相打ち」
ぼんぼりの灯りの中、各町組が競って華麗なおはやしを披露します。
江刺甚句まつり宵まつり:H22.5.3(祝)
福入りもちまき、子供甚句踊りパレードなど
18:30~FM岩手生放送
「ふじポンのらじポン」
川嶋あい スペシャルライブ
本まつり:H22.5.4(祝)
年祝連の演舞、江刺鹿踊「百鹿大群舞」、江刺甚句パレード、町内屋台運行など
会場:奥州市江刺区大通り公園ほか
詳細は... 奥州市役所HP http://www.city.oshu.iwate.jp/
千厩名物あんかけかつ丼(小角食堂)
2010年4月 8日 18:19千厩支部
一関市千厩町にある小角食堂の「あんかけカツ丼」は、千厩名物と言われるほど地元では定着したメニューです。お店のメニューには「かつ丼」とだけ書かれていますが、このお店で「かつ丼」と注文すれば「あんかけかつ丼」が出てきます。
ご飯の上にキャベツの千切りが乗り、その上にサクッと揚げたカツを乗せ、甘酸っぱいソース味のあんがかけてあります。このあんは、カツオ節とサバ節でダシをとり、中農ソースや醤油、砂糖などで味付けられているとのこと。
写真は6日のもの。
食べログ2級土木施工管理技術検定試験受験準備講習会のご案内
2010年4月 8日 17:28土木施工管理技士会
(社)岩手県土木施工管理技士会の各種講習会のご案内ページを更新いたしました。なお、(社)岩手県建設業協会の会員の方には、協会イントンラネットの掲示板で4月6日に案内済みです。会員専用よりご確認下さい。
1.対象者
平成22年度2級土木施工管理技術検定試験(種別:土木)の受験予定者
2.日程
平成22年9月29日(水)・30日(木)10月1日(金)【3日間】
3.会場
建設研修センター2F 第1研修室
盛岡市松尾町17-9 (TEL 019-653-6111)
詳細はこちら(PDFファイル)をクリック。1 級土木施工管理技術検定(実地)試験 受験準備講習会のお知らせ
2010年4月 8日 17:25土木施工管理技士会
(社)岩手県土木施工管理技士会の各種講習会のご案内ページを更新いたしました。なお、(社)岩手県建設業協会の会員の方には、協会イントンラネットの掲示板で4月6日に案内済みです。会員専用よりご確認下さい。
・開催日時(2日間コース)
第1回目 9月 2日(木)
第2回目 9月 3日(金)
2日間とも9時15分~16時15分
詳細はこちら(PDFファイル)をクリック。公共工事動向3月を更新しました
2010年4月 8日 15:23岩手県建設業協会
(社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内3月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)3月版→ こちら(PDF)
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風景と樹木 「シナノキ」・「カエデ類三種。」
2010年3月26日 17:04花林舎
風景と樹木
平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しておりましたが、3月から数回は趣向を変え、植物の観点からのお話を掲載いたします。
『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から「花林舎動物記」の作者である(株)野田坂緑研究所 所長 野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、転載させていただきます。
今回は、第3話「シナノキ」と第4話「カエデ類三種。」です。シナノキ
各地に自生する樹木をもっと造園に利用する、という思想が定着していれば、東北・北海道でもうとっくに普及していたはずの樹種がたくさんある。これから当分の間、そういう樹木について語ることにしよう。
まずシナノキから始める。
シナノキは別名をボダイジュという。釈迦がその木の下で悟りを開いたとされるインドボダイジュは、葉の形はよく似ているが全く違う木であるが、シューベルトの歌曲「菩提樹」で歌われているのはセイヨウシナノキのことである。
欧米やニュージーランドでは、シナノキ(ボダイジュ)は主要な造園木の一つで、大きな公園や街路樹などによく植えられている。数年前、イギリスのウィズレー植物園に行ったとき、昼食をとる時間がもったいなくて、シナノキの若葉を取っては、食べながら見学したことがある。それほど普通に植えられている。
日本のシナノキは北方系の樹木で、寒い地方に多い。そのため、照葉樹林帯に権力、つまり文化の中心を持つ日本では、造園木として注目されることがなかった。
樹木の本によれば、大きいものは樹高二十メートル、幹経一メートルから二メートルにもなるとのことである。私はそれほどの巨木はまだ見たことはないがシナノキのすばらしさを強く印象づけられた場所がある。
青森市から八甲田連峰の方へ行く途中に、萱野高原というところがある。昔は牛や馬を放牧していたと思われる野芝の広い原っぱで、高木が点在したり、小群落状に立っている。これが不思議なことに、ほとんど全てシナノキなのである。なぜほかの樹種がなく、シナノキだけが多数残ったのか理由は分からない。
その孤立木は写真に示したように、均整のとれた、卵型の美しい堂々とした樹形をしている。堂々としているが、重々しくはなく、明るい。こういう形と雰囲気を持った樹木は、ありそうでなかなかない。
シナノキの葉は丸く、やや大きい。葉が大きいと枝は太くなる。シナノキはケヤキのような繊細さはなく、おおらかな感じで気品があって美しい。秋には黄葉する。
時々通る国道から見えるところに、樹高十メートルぐらいの球形の樹形をした樹木があった。これが春になると、見る見るうちに若葉となるのである。ひところ、毎日この木の前を通っていたが、一日一日と驚くべき早さで葉量が増え、緑の濃度が高まっていくので、何の木だろうと思って近寄ってみたらシナノキであった。この新緑の目覚ましだけでも、造園木としての価値がある。
性質は強く、山地の風の強いところでは上には伸びられず、ずんぐりとした形のシナノキをよく見かける。
今回改めてシナノキの写真を眺めてみて、それぞれの樹種にそれぞれ特有の樹姿があるということを強く感じた。つまり、さまざまな樹種を導入することによって、変化に富んだ味わい深い景観をつくることができるのに、なぜ日本の造園家は役所も含めて、この魅力に気づかず少数の特定の樹種しか使わないのだろうか。
カエデ類三種。
「モミジ」と「カエデ」はどう違うんですか、と聞かれることがある。
植物学では「カエデ」と称し、俗語では「モミジ」という。同じものである。日本には二十六種のカエデが分布しているが、そのうち造園に用いられているのは、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジの三種がほとんどである。ただし北海道や東北ではハウチワカエデもよく使われる。これらは葉形がいかにもカエデ(蛙の手)らしいが、二十六種の中には「え、これがモミジ?」と驚くような葉形のものもある。日本人がモミジというと思い浮かべるモミジらしいモミジとは違う樹姿、葉形ではあるが景観木として有用なカエデ三種を紹介する。①イタヤカエデ
イタヤカエデを都市の街路樹に使ったら外国産の樹種だと思う人が多いのではないだろうか。幹がまっすぐに伸びる縦長の樹形と、光沢のある明るい印象の葉がイタヤカエデの特徴である。
どんな木でも新葉の時は新鮮な輝きを放つが、イタヤカエデの新葉は陽光を周囲にまき散らしているようにキラキラと輝く。木が大きくなると春には小さい黄色の花が咲き、ベニイタヤという亜種は赤い新葉とあいまっていっそう華やいだ繊細な美しさで見る人を驚かす。秋にはバターイエローに黄葉するが、真紅のモミジとはまた違った魅力がある。
国産でこのようにスマートでしゃれた木が使われずに、東北南部以南の暖地の街路樹には、カエデの仲間では中国原産の「唐カエデ」が使われている。イタヤカエデは暑さに弱いからであろうが、北国でもまだ使用例は少ない。丈夫で少々のやせ地や風の強いところでも耐えられるから街路樹には向いている。
ただし大木になるので個人庭園には向かない。大きい公園や公共建築の庭など広い土地で伸び伸びと育てたい。
余談であるが、以前はスキー板はイタヤカエデで作ったそうである。
イタヤカエデは整ったスマートな樹形をしている。
②ウリハダカエデ
幹に緑色の縞があり、これが水瓜の皮の模様に似ているので、〝ウリ肌〟の名がつけられた。これはイタヤカエデよりもっと日本情緒から遠い印象を与える樹種である。こんな木を見ていると、ある国または地方の風景と、それを構成している個々の樹木(や草種)の姿とは必ずしも似ているとは限らない、ということに気づく。
人間の社会でも全体的な日本人像というものがあり、多くの人はいかにも日本人らしい性質、行動(たとえば、付和雷同)を示すのであるが、なかにはとんでもない異端児がいたりする。植物界にも同様のことがあっても不思議はない。
ウリハダカエデの葉はやや大きいので枝は太く、粗い感じの樹姿になる。これも日本庭園のモミジの繊細さとは異質である。ただし秋の紅葉は他のどのモミジにも負けないほどのどぎつい赤で、まるで、異質さをカバーするために必死になって赤くなって見せているような気がする。
このカエデの使い方は難しい。カエデ(モミジ)という言葉にはこだわらないで、特異な木肌の変わった雰囲気の樹木である、と考える方があやまちの少ないデザインへの近道だと思う。無理に他の樹木と調和させようとしないで、異質さを際立たせて、西洋風の雰囲気をつくり出す素材として利用するのがよいと思う。
③マルバカエデ(ヒトツバカエデ)
前二者がそれでももしかするとカエデかも知れない、と思わせるような葉形をしているのに対し、マルバカエデは、カエデの葉のイメージとは全く無関係の葉形をしている(イラスト参照)。初めてこの葉を見て、もしかしたらこれはカエデ属の樹木かな、と考える人は百万人に一人もいないだろうと、断言できる。だから、これを植える時はカエデではない木を植えるのだ、と思った方がよい。
昔のはなしに「虎」とか「岩」という名の女性がでてくるが、これが名前からは想像できないような美人だった。それと同じようにカエデと名はついていても、普通のカエデとはまるで違うものである。
マルバカエデも新葉が美しい。遠くから見ると何か花が咲いているのかと見まちがえるくらい明るい葉色をしている。ただしこれはごく短い期間で、すぐに緑になってしまう。
だが、秋にはまた見事な黄葉になる。イタヤカエデに勝るとも劣らない。樹形は乱れて整然とした姿にはならないが、新葉と秋の彩りの二回の美のために植栽する価値がある。
バックナンバー
「ケヤキとサツキの大罪 -その1-」・「ケヤキとサツキの大罪 -その2-」
宮古道路開通式
2010年3月21日 14:10宮古支部
せんまやひなまつり
2010年3月14日 11:07千厩支部
少し前の催しです。
平成22年2月11日から3月3日まで、一関市千厩町の酒のくら交流施設や商店街において「せんまや ひなまつり」が開催されました。
商店街等の店舗や国登録有形文化財の酒のくら交流施設に明治から昭和期のひな人形や手作りの雛人形が飾られました。
期間中、加盟店を回るスタンプラリーによる記念品のプレゼントや「こどもフェスタ」、「大正琴演奏会」、「つるし雛作り体験」などのイベントも開催されました。
ひなまつりマップ
と
参加商店のひな飾り
建退共岩手県支部 ☆ 建設業界のおトクな退職金の話 ☆
2010年3月10日 16:43建退共岩手県支部
第14回 加入・履行証明書の発行について
退 子:あらぁ、これじゃ、バス停
で待ってるうちに雪像に
なるわ。
それ、「クマの手シュー
ラスク」じゃない?
それにお花も...
春の気分先取りね♪建太郎:いいでしょう?
ハイ、どうぞ!思いやりチョコ
のお返し。退 子:まぁ♪、ありがとう!
建ちゃんもなかなかトレンディ
じゃないの?
で、今日は会社の用事もある
んでしょ?建太郎:あたり!...です。
建退共の「加入・履行証明願」
の件。
え~っと、証明願はこの二枚
複写の様式でしょ。
それに「共済手帳受払簿」と「共済証紙受払簿」、
それに「直前三年の工事施工金額」を、それぞれ
コピーして添付するんでしたよね。退 子:原則、それでオーケー。
建退共に加入して更に履行しているという内容だから、
共済証紙を購入して、共済手帳を更新していること、
下請さんなら、元請から共済証紙をもらって共済手帳の
更新をしていることなど、退職金が実質的に掛けられて
いることを見る内容になっているの。建太郎:なるほど。
あっ、でもうちの会社は、現場要員も中退共に加入だ
から、建退共の手帳は無いけど...退 子:購入した共済証紙はどういう処理をしているの?
建太郎:下請さんからの請求に応じて、必要な日数分は現物交付
していますね。退 子:それなら、自社の従業員が他の退職金制度でも
履行していることになるわ。
元請でも下請でも、現場で働く人の退職金制度として、
建退共がうまく使われていることが証明書交付のポイント。建太郎:期間雇用者がいない場合は、「共済手帳受払簿」は備えて
いなくて良いってことですね。退 子:そうね。
むしろ「共済証紙受払簿」などで、元請・下請間の現物交付
のやり取りが明確であることが大事ね。建太郎:それなら大丈夫。
共済証紙受払簿のことは、以前にいろいろ訊きましたからね。退 子:詳細は こちら をどうぞ。
公共工事動向2月を更新しました
2010年3月 4日 15:24岩手県建設業協会
(社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内2月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)2月版→ こちら(PDF)
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「建災防」平成22年度各講習会開催のお知らせ
2010年3月 4日 14:05建設業労働災害防止協会
平成22年度各種講習会、安全衛生教育等の予定表を建災防岩手県支部ホームページに載せましたのでお知らせします。今年建災防岩手県支部で行う講習は次のとおりです。・作業主任者技能講習
地山掘削・土止め支保工作業主任者技能講習
足場の組み立て等作業主任者技能講習
木造建築物の組み立て等作業主任者技能講習
石綿作業主任者技能講習
型枠支保工の組み立て等作業主任者技能講習
建築物等の鉄骨の組み立て等作業主任者技能講習
ずい道の掘削作業主任者技能講習
コンクリート工作物の解体等作業主任者技能講習・運転技能講習
高所作業車運転技能講習
車両系建設機械(整地・運搬・積込み及び掘削用)運転技能講習
車両系建設機械(解体用)運転技能講習・特別教育
自由研削砥石(グラインダー)特別教育
ローラー特別教育
低圧電気取扱作業車特別教育
車両系建設機械(整地・運搬・積込み及び掘削用)特別教育
石綿取扱従事者特別教育・安全衛生教育等
職長・安全責任者教育(建設業)
職長のためのリスクアセスメント教育
車両系建設機械運転従事者安全衛生教育
足場の組み立て等作業主任者能力向上教育
施工管理者等のための足場点検実務者研修
以上です。詳しい開催案内等は、「建災防岩手県支部ホームページ」をご覧ください。
また、ただ今「建設業年度末労働災害防止強調月間」実施中です。
建設工事の多くが完工時期を迎えることから労働災害が多発することが懸念されます。作業間の連絡調整及び作業指示の徹底、健康状態の把握と適正な配置を行い労働災害の防止に努めましょう。
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