いわけんブログ
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けんせつ女子=陸中建設㈱(宮古市)骨材部崎山砕石場 岩澤 真智子さん「復興の役に立てるように」=
2016年9月21日 17:41岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
―岩澤さんのご趣味や好きな言葉などを聞かせてください。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成28年4月21日新聞掲載
陸中建設㈱(宮古市)骨材部崎山砕石場
岩澤 真智子さん「復興の役に立てるように」
―14年に入社されたとのことですが、建設業に入職したきっかけを教えてください。
「若いころに重機の運転を経験したことがあって、以前から重機に乗ることが好きでした。東日本大震災を受け、復興に携わる仕事がしたいと思っていたところ、縁あって陸中建設に砕石作業員として採用していただきました」
―建設業は男性が多いところだと思います。入職するに当たり、不安などはありませんでしたか?
「建設業は男性の仕事ということもあり、女性の作業員は採用してもらえないかもしれない、という不安がありました。採用していただき、会社にはとても感謝しています」
―岩澤さんには、ご兄弟がいらっしゃると伺いました。建設業界でお仕事をされているのですか?
「弟が一人いまして、建設業ではなく工業高校の教諭をしています」
―そうでしたか。岩澤さんは現在、どのような業務に携わっているのですか?
「主に、砕石を生産するプラントの操作室での作業。それから機械の点検などをしています」
―仕事をする中で、大変なことも多いかと思います。
「冬場のベルトなどの凍結や夏の暑さは確かに大変です。ベルトが凍結すると機械を動かせなくなるため、とても困ります。夏場で屋外の作業を伴う時は、水分を小まめに取るなどして、熱中症にならないように気をつけています」
「機械の修理などでは力が必要なのですが、男性と違い力がなくて。先輩方に助けていただいて、いつもありがたく思っています」
―仕事をする上で大切にしていることを聞かせてください。
「けがをしないこと、そして機械を詰まらせないように確認するよう心掛けています。安全が第一ですよね。現場内は危険が伴いますし、少しの間違いが事故やトラブルにつながります。機械に巻き込まれないよう、確認してから作業に当たるようにしています」
―どんな時にやりがいを感じますか?
「やはり、現在の業務が少しでも復興の役に立っていると思うとやりがいがあります。そして、機械のトラブルなどもなく一日が終わるとホッとしますね」
「趣味は音楽鑑賞です。通勤時などでも車の中で聞いたりしますが、音楽を聞くと元気になります。それから、昔から『ひたむき』という言葉が好きです」
―今後に向けて一言、お願いします。
「砕石場は砂埃がすごいのですが、汚れることを気にしていては仕事になりません。人が嫌がる仕事でも取り組めるように、そして人のいたみが分かる人になりたい、と思います」「先輩方には、今でもたくさんのことを教えていただき、とても感謝しています。まだまだ覚えなければいけないことも多いですが、これからも頑張ろうと思っています」
~ほしこの一言~
「取材中、会社や砕石場で共に働く先輩たちへの感謝の言葉を何度も語っていた岩澤さん。崎山砕石場の工場長で骨材部次長の東谷正一さんは「現場内は砂埃もすごく汚れる仕事だが、文句を言うこともなく作業に当たっている。指示も素直に聞いてくれる」と話していました。取材を通して、岩澤さんの謙虚な人柄を感じました。岩澤さん、ありがとうございました!公共工事動向8月を更新しました
2016年9月 6日 09:42岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内8月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)8月版→ こちら(PDF)
けんせつ女子=㈱プライム下舘工務店(洋野町)住宅事業部 副部長 スタイルデザイン室 室長 武井和子さん「お客さまの夢をかたちに」=
2016年8月22日 16:06岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成27年12月24日新聞掲載
㈱プライム下舘工務店(洋野町)住宅事業部副部長 スタイルデザイン室室長 武井和子さん「お客さまの夢をかたちに」
―武井さんは現在、どのような業務をご担当されているのですか?
「お客さまの要望を聞いて、プランニングをします。営業との打ち合わせのほか、お客さまにご相談やご提案をさせていただいたりもしながら、図面を起こしています」
―幼いころから建築に興味があったのですか?
「実は、大学は文系の学部だったんです。でも、以前から住宅や間取り、インテリアに興味があったこともあり、住宅の分野に進みました。最初は営業として入職したんですよ。その後、これまで営業以外にも総務や建設現場に携わったこともありました。工事に関する資格はありませんでしたので、補助のような形ではありましたが、現場を見たことで、どのようにすれば収まりが良いのか、これは造ることはできない、といったことをより考えられるようになりました」
―お客さんの要望を引き出すために、どのようなことを心掛けていますか?
「初めて会った知らない人に、何でも話したいという人はあまりいないですし、会っていきなり質問攻めにされるのも嫌ですよね。お客さまに心を開いていただいて初めていろんなことが聞けると思うんです。これは営業と共通する部分ですよね。威圧的にならないよう心掛けています」
「お客さまとの打ち合わせでは、家のことだけでなく、嗜好的なことを聞いたりしますね。吹き抜けのある大きな空間が好きなのか、きゅっとこじんまりしているところが好きなのかなどを聞くこともあります」
―今後の目標を聞かせてください。
―お客さんの思いを形にしていくのも大変なことだと思います。
「限られたスペースをどのように活用するかも重要です。例えば、ロフトのような空間を設けて書斎やホビールームにしたり、設計上どうしても廊下をつくらなければならない時、廊下の壁を本棚みたいにして、ライブラリースペースとしても使える空間にしたり。ただ無駄を省くのではなく、良さを倍増させるためにどのようにすれば良いかという姿勢を大切にして、これにもあれにも使えるといった兼用スペースについて考えながら設計に当たります」
―やりがいを感じる瞬間を教えてください。
「やっぱり、お客さまの『ありがとうございました』という言葉が一番です。自己満足では意味がありません。こちらからご提案させていただいたところを『選んでいただいてよかったです』と言われるとほっとします。それから展示場では、図面を描くだけではなく、屋内に置く小物や家具の配置も担当するのですが、お客さまに『センスがいい』『趣味がいい』と褒められるとすごくうれしいですね」
―今までで思い出に残っているエピソードを聞かせてください。
「常設型の展示場に設置する住宅を担当したときですね。常設型は、売却型と違い2、3年後に見ていただいたときにも『ここはいいね』と言っていただいたり、『こういうものを採用したいね』と言っていただけるよう、一歩先の提案が入らなければなりません。すごくプレッシャーがありましたし、どのような住宅が良いのかとても悩みました。でも、一番思い入れがありますし、携わって良かったと思っています」
「今携わっている仕事を極めたいな、と思っています。そして、まだまだ力不足なところはありますが、お客さまの要望をしっかりと形にし、お客さまの夢をかなえていきたいです」
~ほしこの一言~
「お客さまの夢をかなえていきたい」と武井さん。展示場に設置する住宅に携わった時「建て終わると、次はこういうものを取り入れたらどうかな、という思いが膨らんだ」と話し、住宅に携わる仕事が好きだという思いをすごく感じました。武井さん、ありがとうございました!建設業景況調査6月調査について
2016年8月 9日 16:28岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている建設業景況調査6月調査(平成28年度第1回、東日本大震災被災地版)を「各種情報」内の「東日本建設業保証(株)岩手支店提供資料」に掲載しました。
↓PDFファイル↓建設業景況調査(岩手県版)6月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)
データ表 → こちら(PDF)
建設業景況調査(東日本大震災被災地版)6月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)公共工事動向(岩手県内7月版)更新のお知らせ
2016年8月 2日 15:25岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内7月版)を掲載しました。↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)7月版→ こちら(PDF)けんせつ女子=下舘建設㈱(久慈市)工事部建築課 中塚アキ子さん「満足いただける家づくりを」=
2016年7月25日 14:42岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
―最後に、今後に向けて一言お願いします。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成27年11月12日新聞掲載
下舘建設㈱(久慈市)工事部建築課 中塚アキ子さん「満足いただける家づくりを」
―中塚さんは、一級建築士や宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーターの資格をお持ちだと伺いました。現在、どのような業務を担当されているのですか?
「住宅に携わっています。お客さまと打ち合わせをしてプランをつくるところから、設計、施工、完成後の引き渡しまで担当しています」
―幼いころから、建築に興味があったのですか?
「いえ、高校は普通科で、当時は建設業で働くということは全く考えていませんでした。最初は県外の建設業ではない企業に勤めていたんです。県内に戻ってくる時、ただ戻っても仕事はないだろうと思い、職業訓練校に行ったんです。事務系の仕事よりも、ものづくりに携わりたいという思いもあり、建築を選びました」
―今までと全く違う分野に飛び込んで、最初は大変だったと思います。
「入職したばかりの頃は、すべてがすごいな、すごいな、と大変さよりも驚きの方が大きかったんです。何もないところから形あるものが造られていく技術のすごさ、職人さんたちの技術の高さに驚くばかりでした」
―中塚さんと話していると、本当に建築の仕事がお好きだと感じます。
「もちろん大変さはありますが、何もなかったところに形あるものを造り上げることは、すごく楽しいです」
「以前、お客さまに出来上がった住宅を見ていただいたら、収納スペースを見て『細かいところまでやってもらえてよかった』と言っていただいたことがあり、とてもうれしかったんです。お客さまから『建ててよかった』と言われると、携わってよかったと思います」
―お客さんと接する中で、心掛けていることはありますか?
「建築は、1回できれば次からは簡単だ、ということはありません。お客さまは毎回同じではなく希望も違いますし、 技術もどんどん進化しています。法律や各種制度の変化にも対応しなければなりませんので、ついていくことは大変ですが、勉強していかなければなりません。 せっかく信頼して聞いていただいているのに、お客さまからの質問に『分かりません』では申し訳ありませんし、お客さまは『大丈夫かしら』と不安になりますよね」
「お客さまと打ち合わせをしていく中で、お客さまのイメージや、どんな生活をしたいのかをくみ取れるよう心掛けています。例えば、オープンな感じがいいのか、ある程度個室が多い方がいいのかなど。それから、買い物をする頻度や洗濯をする時間、どんな趣味をお持ちなのかなど、普段の生活も聞いたりします。住宅は一生に一度のものですので、お客さまの悔いが残らないよう、何回でもお話を聞いていきたいな、と思っています」
―施工を進める上で、心掛けていることを教えてください。
「まだまだ段取りなど至らないところがありますが、工期が遅れないようきちんと資材を発注すること。それと、イメージ図などで、工事に入る前になるべく職人さんたちとイメージを共有できるように心掛けています」
「1棟でも多く、お客さまに満足していただける家を建てていきたいです」
~ほしこの一言~
全く異なる分野から建築の世界に入った中塚さん。初めは大変さよりも職人さんの技術の高さなど、驚きの方が大きかったといいます。「何もなかったところに、形あるものを造ることは楽しい。1棟でも多くお客さまに満足いただける家を建てていきたい」と語っていて、建築への熱い思いを感じました。中塚さん、ありがとうございました!公共工事動向(岩手県内6月版)更新のお知らせ
2016年7月 8日 18:02岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内6月版)を掲載しました。↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)6月版→ こちら(PDF)建築現場の見学を行いました!
2016年6月29日 14:59岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では、盛岡工業高等学校建築・デザイン科、産業技術短期大学校建築科、水沢工業高等学校インテリア科の生徒を対象にして、岩手県発注の「岩手県立療育センター及びとなん支援学校(仮称)新築工事」、大船渡市発注の「大船渡市防災センター(仮称)建設工事」、奥州市発注の「胆沢中学校校舎新築工事」など各現場の協力のもと、建築現場の見学を行いました。
各学校の生徒たちはあまり見ることがない現場の状況を真剣に見て、担当者や若手の技術者などに質問を投げかけ、たくさん勉強しておりました。
胆沢中学校校舎新築工事:産業技術短期大学校建築科
大船渡市防災センター(仮称)建設工事:水沢工業高等学校インテリア科
岩手県立療育センター及びとなん支援学校(仮称)新築工事けんせつ女子=㈱佐武建設(陸前高田市)建築部工事長 千葉日路子さん「地域の「便利屋」を目指して」=
2016年6月20日 17:15岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成27年10月1日新聞掲載
㈱佐武建設(陸前高田市)建築部工事長 千葉日路子さん「地域の「便利屋」を目指して」
―建設業に興味を持ったきっかけを教えてください。
「もともと絵を描くことが好きで、絵描きにはなれないけど、何か描く仕事がしたいと思っていました。小学校のころからずっと建築の分野の仕事に進みたいと言っていた友人がいて、カッコいいなと思ったんです。高校を卒業後、デザイン系の建築の専門学校に進学し、設計事務所に就職しました」
―現在は、建築工事の現場に携わっていると伺いました。
「今は、戸建て住宅の現場に携わっています。現場代理人の補助として、測量をしたり写真を撮ったり。それから施工図を描いたりもしています。工事に携わる前は、マンションなどの大規模改修や戸建て住宅の設計などに携わってきました。戸建て住宅では、ただ設計をするだけでなく、お客さまの要望に添えるよう、お客さまと直接打ち合わせするところから携わりました」
―設計と工事は全く違いますよね?
「設計の場合は、設計期間内の中のどこかである程度帳尻を合わせることが出来ますが、現場はそうはいきません。現場は常に動いていますので、現場がどう動くか先読みをし、先回りして資材などを手配しなければなりません。まだ現場に携わるようになってから日が浅く、ちゃんと先を読めているとは言えませんので、もっと先読みが出来るよう頑張ります」
―1級建築士の資格をお持ちだと伺いました。現場に携わるということは、勇気がいることだったと思います。
「実は、設計の仕事をしていた時から、現場のことも分からないと、と思っていたんです。戸建て住宅に携わるのであれば、お客さまとの打ち合わせから設計、工事完了までやれるようになりたい、現場も勉強したい、と思っていました。今は縁あって、佐武建設で現場に携わらせてもらっています」
「現場の進み方や状況が分かれば、シンプルな設計と工事が出来るのでは、と思っています。例えば、同じようなものを造る場合でも、材料を類似した性能を持つ別のものに変えて、こんな施工をすれば予算や手間が抑えられるのではないか、というところまで設計図に織り込めると思うんです。工事の状況を理解して設計図に織り込むことが出来れば、よりお客さまのためにもなるし、工事も楽になるのではないでしょうか」
―現在もお客さんと打ち合わせをする機会があるとのことですが?
「打ち合わせでは、お客さまが気軽に相談できるような、ちょっとした疑問でも気軽に言ってもらえるような雰囲気づくりを心掛けています。お客さまと一緒になって、お客さまと共感できるような打ち合わせができればいいな、と思います」
「設計に携わっていたころ、お客さまとの打ち合わせで、要望にプラスアルファした提案をしてお客さまに喜んでいただけた時、とてもうれしかったんです。今は、お客さまの要望が現場にきちんと反映できるよう腕を磨いていきたいです」
―最後に、今後どのように建築に携わっていきたいですか?
「住宅は、個人のお客さまあってのものですよね。以前から『便利屋』のような存在になりたい、と思っていたんです。地域で生活している人から、ここはどうすればいい、ここはどうなっているんだ、と聞かれたり頼まれたりするような、地域の人の役に立つような存在になりたい、と。住宅って日々の生活と一体なんですよね。日々の生活において、お客さまが快適に過ごすことができる住宅に携わりたいな、と思っています」
~ほしこの一言~
『お客さまの要望が現場に反映できるよう腕を磨いていきたい』と千葉さん。『住宅は日々の生活と一体。地域の人の役に立つような存在になりたい』と語る姿に、建築への熱い思いを感じました。千葉さん、ありがとうございました!公共工事動向(岩手県内5月版)更新のお知らせ
2016年6月 9日 17:46岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内5月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)5月版→ こちら(PDF)
挨拶 会長 木下 紘
2016年6月 3日 10:13岩手県建設業協会
会長 木下 紘の挨拶を更新しました。
去る4月に発生しました熊本地震で犠牲になられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、一ヶ月以上続く余震の中、被災され、不安を抱えながら生活されておられる方々にお見舞い申し上げます。一日も早く復旧が進み、日常生活が取り戻されるよう心より祈念するものであります。
また、東日本大震災津波から5年有余が経過しましたが、今なお仮設住宅などで不自由な生活を送られている皆様にお見舞い申し上げます。
熊本地震の想定を超える事態は、まさに東日本大震災津波で私共が経験した自然の猛威を思い起こさせるものであり、同時に、防災、災害対応の一翼を担う私共建設業の使命と責任の大きさ、重さを改めて認識させるものであります。
岩手県では、今年度予算を「本格復興完遂予算」と名づけ、復興事業を着実に進め、本格復興を完遂するとされています。岩手県建設業協会では、オール岩手で岩手の復旧、復興に引き続き全力で取組んで参るともに、指定公共機関として岩手の防災における責任を果たして参ります。
昨年度は、いわゆる改正担い手三法が本格運用され、発注者と受注者責任の明確化のもと、国では歩切りの根絶や、設計労務単価の引き上げ、発注の平準化対策など取組みが進められ、岩手県では調査基準価格の見直しなどが行われております。東北地方整備局を始め、国、県御当局の積極的な取組みに敬意を表するところです。
岩手県建設業協会としては、工事の品質を確保するともに、従業員の処遇改善やより一層の生産性向上に向け、様々な取り組みを進めているところでありますが、高齢化等による技能労働者不足の対応やこれからの地域建設業を支える担い手の確保、若者や女性が働きやすい職場づくりなど様々な課題にしっかりと取組んでいかなければならないと考えおります。また、適切な競争環境が維持される入札制度の改善などにつきましては関係機関のなお一層のご支援ご指導をお願いいたします。さらに、復興事業などの工事現場では常に緊張感を持ちながら、工事事故防止が図られるよう会員一丸となって取組みを進めて参りたいと考えております。
建設業は、地域になくてはならない業界であり、地域の安全、安心を守りながら、健全な経営を維持していくため、中長期的な視点から構造改善が必要不可欠なものと考えます。会員の皆様のご理解、ご協力と発注者のご支援ご協力をいただきながら、将来にわたって持続的に業界が社会的責務を果たせるよう協会として積極的に取組んで参りたいと考えております。平成28年度定時総会を開催いたしました
2016年5月26日 14:25岩手県建設業協会
平成28年度一般社団法人岩手県建設業協会定時総会を5月25日(水)、盛岡グランドホテルで開催しました。総会では平成28年度の事業計画として、国・県等の行政や一般社団法人全国建設業協会等の上部団体と連携を密にし、会員一同が沿岸の復興と再建を図ることやコンプライアンスの徹底、建設業の担い手の育成・確保、さらには防災体制の強化や地域貢献活動に重点的に取り組むとともに、公益事業および共益事業に取り組むこととしました。
そのほか、優良会員および従業員の表彰式において、協会員115名の方々が受賞されました。
また、今回は役員の改選がありました。
会 長 木下 紘(再)
副会長 三浦 貞一(新)、向井田 岳(再)、小原 志朗(新)
森田 敏雄(新)、高橋 清朗(再)
岩手県建設業協会 会長 木下 紘
協会長表彰
受賞者一同けんせつ女子=沢与建設㈱ ダンプ運転手 佐藤委子さん「毎日の積み重ねを大切に」=
2016年5月20日 15:43岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成27年6月11日新聞掲載
沢与建設㈱(宮古市)ダンプ運転手 佐藤委子さん「毎日の積み重ねを大切に」―佐藤さんは、14年春に入職されたと伺いました。建設業で働こうと思ったきっかけを教えてください。
「ダンプの女性ドライバーが増えてきて、私でもできるかも、と思い入職しました。実家が建設会社で、小さいころから現場に連れて行ってもらっていましたし、女の私が建設業で働くことに、特に違和感も抵抗もありませんでした。それに、山だったところが切り崩されて道路になったりとか、現場を見るたびに景色が変わり、目に見えて形になっていく建設業はすごいな、カッコいいなと小さいころから感じていました」
―入職して、どんなところが大変でしたか?
「初めてダンプを運転した時は、ダンプアップのやり方やタイミングなど、感覚が分からなくて。ダンプにはエフゲートなどの種類があって、動かし方も違いますし、それぞれにコツが必要なんです。土砂を積むため、バックホウに向かってバックする時には、バックホウのオペレーターが積みやすいよう、両方のサイドミラーを見ながらちょうど真ん中になるように行くのですが、思ったところに運転するのも難しかったです。ハンドルを回しすぎてもうまくいかないですし、やはりコツが必要ですね」
「ダンプに乗って1年が経ち、今は以前ほど怖さは感じなくなりました。初心はもちろん大事ですが、最初に比べるとダンプの大きさの感覚とか、だいぶ覚えてきたと思います。まだまだ至らないところはありますが、やっぱり毎日の積み重ねが大事だと感じています」
―印象に残っている現場はありますか?
「入職して間もないころに携わった復興住宅の現場です。土を降ろす場所と積む場所がすごく近くて、1日50回ほど往復しました。その現場では、必死にひたすら運んでいましたね。あと、私はバックホウの免許も持っていて土を積んだこともあるんですが、私の場合だとすごく時間がかかるんです。でもバックホウのオペレーターの方はダンプに土を積むのがすごく速いしきれいで、技術の高さを感じました」
―仕事をする上でどんなことに気を付けていますか?
「まずは安全運転です。安全確認も含めて、一つ一つ確実に作業するようにし、荒い運転はしないように心掛けています」
「ダンプは、一歩間違えば凶器になりますよね。万が一ぶつかってしまえばケガだけでは済みません。道路を歩いている時にダンプが通ると、風がすごくて怖いなと感じることがあるんです。周りの人に圧迫感を感じさせながら運転していると思うので、制限速度を守って運転することはもちろん、人がいたらゆっくり走ったり、譲れるときは譲るようにしています」
―仕事をする中でどんな時にやりがいを感じますか?
「できることが増えてくると楽しいですね。最初はできるか不安だったところが、ダンプに乗っているうちに少しずつでもできるようになっていくとやりがいがあります」
―今後の目標を教えてください。
「なんでも挑戦したいです。いろんな現場に行ったり、いろんな重機や機械に乗ったり。私が出来そうなことがあればやってみたい、と思っています」
「一緒に働いている現場の人たちを見て、経験の大事さを感じています。私はまだ入職して日が浅いですが、もっともっとレベルアップして必要と思われる人材になりたいな、と思います」
~ほしこの一言~
「毎日の積み重ねが大事」と語る佐藤さん。 今後に向けては「何でも挑戦していきたい」と 話していて、明るい笑顔の中に仕事への真剣さ と積極的な姿勢を感じました。佐藤さん、ありがとうございました!公共工事動向4月を更新しました
2016年5月13日 11:34岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内4月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)4月版→ こちら(PDF)
建設業で働いていきます。
2016年5月13日 10:19岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では、岩手県建設産業団体連合会と共催し、5月10日・11日に「新規入職者教育」を開催しました。
2日間の講義では社会人の基本となるマナー、現場に入る際の注意点、先輩からの経験談、建設業の実務・業法・会計など様々な内容となり、技術職、営業職、事務職などの受講者が各科目を真剣に受講し、今後働くうえでの基本の知識を得ることが出来ました。
ご協力いただいた講師
社会人の基本について・・・西條企画室 西條ユキコ氏
安全衛生について・・・・・岩手労働局 健康安全課課長 小田昭信氏
建設業で働くことについて・青年部連絡協議会 幹事長 佐々木信行氏
建設業、建設業法、建設実務、建設業会計の基本・・・建設経営サービス 松井博孝氏
【受講風景写真】(上)挨拶の練習 (中)熱心に受講 (下)グループ討議
建設業景況調査3月調査について
2016年4月27日 10:32岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている建設業景況調査9月調査(平成27年度第4回、東日本大震災被災地版)を「各種情報」内の「東日本建設業保証(株)岩手支店提供資料」に掲載しました。
↓PDFファイル↓
建設業景況調査(岩手県版)3月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)
データ表 → こちら(PDF)
建設業景況調査(東日本大震災被災地版)3月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)東日本大震災における災害復旧作業での教訓等について
2016年4月21日 09:08岩手県建設業協会
熊本県を中心に相次いでいる地震では甚大な被害が出ており、犠牲となられた皆様に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
地元の建設業関係者におかれましては、最前線で災害復旧に当たられていることと思います。緊急対応は、土砂災害、道路等復旧、建築物の改修や解体、ガレキの撤去、上下水道等の管路復旧など多岐にわたり、余震が続く中では非常に危険な作業を伴います。
東日本大震災発生当初にホームページ上で掲載した教訓を参考までに紹介いたします。建設業関係者をはじめ、復旧作業に従事される皆様が無事に作業にあたられますことをお祈り申し上げます。
≪東日本大震災発生当初 復旧作業、がれき撤去作業に関わる教訓≫
1.現場で不足したもの
①今回の震災では燃料不足(軽油やガソリン)が深刻な事態に陥った。
②作業で必要な防塵マスク、作業用手袋、作業用ゴム手袋、軍手、タオル、ブルーシート、安全ベストが不足した。
③ダンプなどの車両が釘などを踏みパンク、パンク修理が出来る場所がなかった。
④重機が故障、重機の修理を出来る場所がなかった。2.健康上の問題と対策
①乾いた土砂などが風で舞い、粉塵が立ち込める→防塵マスク、ゴーグル
②流された建材に紛れ込む石綿→防塵マスク、散水・薬液処理による湿潤化、建材を割らない
③傷口から破傷風に感染の恐れ→丈夫な手袋、安全靴など底の厚い靴、長袖の作業着、傷を負った際の洗浄・治療、予防接種
④PCBの混在→古いトランス、コンデンサー等PCBを含むものを触らない3.安全上の問題と対策
①余震による津波の発生→ラジオで把握、避難経路の確保
②作業員、第三者と作業用機械の接触→第三者の立ち入り禁止、作業半径内立ち入り禁止、誘導
③被災した建物の倒壊→建物の状況・強度確認
④重ねたガレキの倒壊→重ね過ぎない、ガレキ上での作業を避ける
⑤釘の踏み抜き→安全靴など底の厚い靴、鉄板入りなど
そのとき地元建設業は3.11東日本大震災、最前線の記憶(作業従事者38名)
http://www.iwaken.or.jp/00data/kiokuwoomoini/p096_memory.pdf
※最前線の作業従事者の教訓などを綴っています。
以下、参考までに災害復旧に係るリンクを掲載します。≪関連リンク集≫
<厚生労働省>
がれきの処理における留意事項
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/110502-2.html
平成23年東北地方太平洋沖地震による災害復旧工事における労働災害防止対策の徹底について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015hkw.pdf
平成23年東北地方太平洋沖地震による災害復旧工事における労働災害防止対策の徹底について(その2)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016rlr-img/2r98520000016sgp.pdf
<NHK岩手放送局(平成26年5月放送)>
復興工事の労働災害 なぜ増えているの?
http://www.nhk.or.jp/morioka/obandesu/newsnohatena/140508/index.html
<独立行政法人労働安全衛生総合研究所>
東日本大震災の復旧・復興作業における労働災害分析結果について(第 2 報)
https://www.jniosh.go.jp/publication/doc/kensetsu_kouji_rousai120710.pdf
災害復旧建設工事における労働災害防止対策
https://www.jniosh.go.jp/publication/doc/kensetsu_kouji.pdf
災害復旧建設工事における労働災害防止対策(その2)
https://www.jniosh.go.jp/publication/doc/kensetsu_kouji.pdf公共工事動向3月を更新しました
2016年4月 4日 11:31岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内3月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)3月版→ こちら(PDF)けんせつ女子=富山建設㈲ オペレーター 佐々木幸子さん「経験を重ねて技術向上へ」=
2016年3月22日 15:52岩手県建設業協会
日刊岩手建設工業新聞に掲載(隔週木曜日)されている『スマイル☆建設女子部~女性記者ほしこが行く~』の記事を不定期に転載いたします。同紙の女性記者が、建設業に従事する女性を取材する企画で、読者から好評を得ている連載記事です。
近年、「ドボジョ(土木女子)」や「けんせつ小町」という愛称ができるほど、建設業で働く女性の活躍が益々期待されています。「女性が輝き、活躍できる業界」であることを多くの方に知って頂きたいとの思いから、日刊岩手建設工業新聞の全面的な協力をいただき、掲載するものです。
平成27年4月2日新聞掲載
富山建設㈲ (山田町)オペレーター 佐々木幸子さん「経験を重ねて技術向上へ」―建設業で働こうと思ったきっかけを聞かせてください。
「東日本大震災の時、地元の建設業の人たちが、ぐじゃぐじゃになったまちで、夜も寝ないで道を開いている姿を見て、その対応の素晴らしさを感じました。復興に向けての活動を見ていく中で、私も何かできないかな、と思い、2年間の契約でがれきの選別作業の仕事に就きました。作業現場では重機も動いていて、私も資格を取って重機に乗りたい、と思うようになりました。がれきの仕事が終わった後、免許を取得して、昨年の8月に富山建設に入社しました」
―免許を取得してから入職されたんですね。佐々木さんの覚悟を感じます。
「免許を取得したとはいえ、すべての重機を乗りこなせるわけではありませんので、はじめは乗る前に操作の仕方や注意点とかを教えてもらいました。重機の操作などの具体的なところは、実際に現場で見て、聞いて、やりながら覚えていきましたね」
「重機を運転できても、素早くきれいにやらなければいけないのですが、例えば盛土の工事だと、平らにするのってすごく大変なんですよ。平らにきれいにするには、重機に乗って乗って、経験を重ねないうちはうまくならない。乗っているうちに、どんな時にどう動かして対応すればいいかが分かってくると思うんです」
―仕事をする上で気を付けていることはありますか?
「安全第一、けがをしないように気を付けています。それから、疑問に思ったことはきちんと聞くこと。分からないことはそのままにしないように心掛けています」
―佐々木さんを見ていると、楽しそうにお仕事をされているように感じます。
「気を付けなければいけないことや大変なこともありますが、自分でやりたい、と思って入職しましたし、携わったところが形になっていくのを見るのはやりがいがあります」
―仕事をしている中で、男性との差を感じることはありますか?
「ん~、確かに男性には力ではかないませんが、重機を操作する上では、そんなに違わないんじゃないかな、と思いますね。気を付けるところも一緒ですし、男性だから、女性だから、というのはあまりないように思います」―ところで、佐々木さんはお子さんがいらっしゃると伺いました。入職するにあたり、不安とかはありましたか?
「不安がなかったわけではありませんよ。今は、朝7時に会社で朝礼がありますので、6時40分には家を出なければなりません。子どもたちには負担をかけているとは思います。でも、一番下の子は中学生ですが、子どもたちは自分でできることは自分たちでやってくれますし、家族みんなで応援してくれているので、頑張れます。家族には、本当に感謝しています」
「会社も、子どもの行事など、何かあった時には休ませてくれますし、本当に良くしていただいています。会社にも、すごく感謝しています」
―これからの目標を教えてください。
「『あのオペレーターいいね』ってほかのところから呼ばれるくらいうまくなりたいですね。そして、災害など何かあった時に戦力になれるようになれれば、と。たくさん経験を積んでうまくなっていきたいと思っています」
~ほしこの一言~
『ほかのところから呼ばれるくらいうまくなりたい』と佐々木さん。たくさん経験を積んでいきたいと語る笑顔の中に、向上心の高さと仕事への熱い思いを感じました。佐々木さん、ありがとうございました!震災から5年、3.11「防災の日」災害情報伝達訓練を実施
2016年3月12日 10:26岩手県建設業協会
震災から5年を迎えた3月11日、岩手建設業協会で定める「防災の日」にあわせ、災害情報伝達訓練を実施しました。災害発生後4日目までを想定、被災状況・安否等の情報共有、応援要請の情報伝達に加え、備蓄資材の在庫確認などを行いました。
本部と13支部の役職員などが参加して、情報伝達機器の使用方法や伝達方法などを確認しました。また、盛岡支部は盛岡広域振興局土木部からの応急対応の要請訓練を実施しました。
今回露呈した課題は、災害対応の指針や要領に折り込み、非常時に備えることにしております。
訓練は、岩手県沖を震源とする地震(M7.7、沿岸部等で震度6弱を記録)が発生、大津波警報が発令されたとの想定で行いました。
開始前には、東日本大震災で犠牲となられた方々への哀悼の意を込め、1分間の黙とうを捧げました。
訓練(1) 木下会長による「訓練開始宣言」、会長コメントをブログ及びイントラネット掲示板に掲載
木下会長による「訓練開始宣言」(スカイプビデオ通話により支部へ宣言)
訓練(2) 【1日目想定訓練】災害対策本部立上げ、状況報告・確認、応援要請・依頼(使用機器等:衛星携帯電話)
災害対策本部を立ち上げ報告、支部へ現地本部立ち上げと状況報告を指示
盛岡広域振興局土木部から盛岡支部への応急対応の要請を実施
衛星携帯電話、インターネットビデオ通話により、川村土木部長と遠藤盛岡支部長が通話訓練
各支部の安否や被災状況などの情報を衛星携帯電話で収集(衛星携帯電話の端末から延長ケーブルにより災害対策本部の電話器で通話)
訓練(3)【2日目想定訓練】安否、状況、不足資機材等確認・報告(使用機器等:イントラネット)
訓練(4)【3日目想定訓練】 写真(GPS情報付き)送付(使用機器等:イントラネット、デジタルカメラ)
イントラネットでの情報共有
デジタルカメラのGPS機能を活用、支部から送付された写真の位置を確認
訓練(5)【4日目想定訓練】ビデオ会議(使用機器等:スカイプビデオ通話)
本部の会議に参加出来ない支部が、スカイプビデオ通話により会議へ参加することを想定(現地から本部の会議へ参加、状況を報告)
その他訓練
(1)支部間の通話訓練(衛星携帯、スカイプビデオ通話)
(2)発電機の運転(使用機器等:発電機、投光器)
(3)備蓄資材の在庫管理(使用機器等:イントラネット)今回の訓練にあわせ、盛岡支部、一関支部、岩泉支部、久慈支部、二戸支部の5支部で独自の災害情報伝達訓練を行いました。
これまで訓練や研修を重ねたことから、情報伝達機器の使用方法に関する課題は解消しつつあります。今回は、実際に災害が起きた際の具体的な課題が多く上げられました。次回の訓練では、よりレベルアップした訓練に取り組むことを検討して参ります。
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