いわけんブログ
年末年始に向けて現場安全パトロールを実施しました。
2010年12月16日 19:07千厩支部
12月16日、千厩支部の現場安全パトロールを実施しました。指導協力機関からは、一関労働基準監督署、千厩土木センター、一関農村整備センター、一関市役所千厩支所建設課の方々に参加いただきました。今回の対象現場は、一関市千厩町の建築工事現場1カ所と土木工事現場2ヵ所です。年末年始の各種運動が行われている中、労働災害防止対策の徹底を訴えました。
好事例として、現場の整理整頓がなされていたことや危険予知活動の内容がよかったこと等があげられました。また、ブロック積時の転落防止に関する対策について意見が出されました。千厩支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「土砂掘削積込み運搬作業」及び「ブロック積工」についてリスクアセスメントを実施いたしました。
「いわて年末年始無災害運動」のお知らせ
2010年12月10日 11:01建設業労働災害防止協会
期間
平成22年12月1日から平成23年1月31日スローガン
危険を見つけて無くそう災害
あなたの無事が家族の願い!
主唱:岩手労働局
岩手労働災害防止団体連絡協議会
協賛:岩手県商工会議所連合会
岩手県商工会連合会
岩手県木造家屋等低層住宅建築工事安全対策協議会
趣旨
岩手県内における労働災害は長期的には減少傾向にありますが、労働災害は本来あってはならないものであり、その根絶に向けた不断の取組が必要です。
平成20年度を初年度とする第11次労働災害防止計画では、平成24年までに県内の死傷災害を年間1,141人以下(対平成19年比15%減)に、死亡災害を年間16人以下(同20%減)とすることを目標としていますが、平成22年の県内の労働災害の発生状況は、死傷者は9月末現在797人と前年同期比で14人(1.7%)減少したものの、死亡者は12人と前年同期比で4人(50%)と大幅に増加しており、死亡災害の発生に歯止めをかけるため、一層の労働災害防止対策の徹底を図る必要があります。
さらに、これから年末年始のあわただしい時期を迎え、寒冷の季節に入って凍結、降雪等の自然要因も加わり、労働災害の発生する危険性が更に高まっていく中で、労働災害を未然に防止するためには、関係者が職場の安全について一層深く認識し、労働災害の発生リスクをまだ芽のうちに摘み取っていく努力が必要です。
このため、各労働災害防止団体が実施する年末年始無災害運動と連動して「平成22年度 いわて年末年始無災害運動」を展開し、もって労働災害の根絶に向けた取組みを進めることとします。
※いわて年末年始無災害運動実施実施要領(pdf)「建設業年末年始労働災害防止強調期間」のお知らせ
2010年12月 9日 16:50建設業労働災害防止協会
期間
平成22年12月1日から平成23年1月15日スローガン
無事故の歳末 明るい正月
主唱:建設業労働災害防止協会
後援:厚生労働省・国土交通省
年末年始には、工事の輻輳化等により、労働災害が多発する傾向にあります。したがって、これに対処するため、建設業労働災害防止協会の主唱、厚生労働省・国土交通省の後援により、本年12月1日から平成23年1月15日までを「建設業年末年始労働災害防止強調月間」と定め、「無事故の歳末 明るい正月」のスローガンのもとに、労働災害防止の徹底を図るための運動を図ります。
このため、本期間を契機として、経営トップをはじめ関係者は、安全衛生水準の一層の向上を目指し、店社と作業所との緊密な連携のもとに効果的な安全衛生管理活動を実施するものとします。特に、労働災害の減少を図るために、「リスクアセスメントの確実な実施」並びに「建設業労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス)の導入、実施」を推進するものとします。
平成22年度工事現場安全パトロール
2010年12月 9日 09:44宮古支部
公共工事動向11月を更新しました
2010年12月 8日 16:27岩手県建設業協会
(社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内11月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)11月版→ こちら(PDF)
← クリックにご協力を
一関市、平泉町へ建設産業振興に関する要望を行いました。
2010年12月 3日 18:02一関支部
平成22年度建設産業振興に関する要望を一関市役所を訪れ、勝部修市長へ一関支部(佐々木一嘉支部長)、千厩支部(小山裕昭支部長)役員15名が要望書を提出いたしました。
12月3日には、一関支部管内である平泉町へ訪れ、菅原正義町長に佐々木支部長と理事が要望書を提出いたしました。
それぞれに雇用維持、地域経済の活性化に向けた予算確保、公共工事施工の平準化端境期の発注等、4~5項目を求めた。
建設業トップセミナーを開催します
2010年12月 2日 08:31岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では岩手県と共催で、標記セミナーを開催することとなりました。
本セミナーではトヨタ生産方式「カイゼン」の第一人者である関東自動車工業内川相談役を講師として迎え、コストダウン、営業力強化など経営革新のノウハウを解説いたします。
詳細につきましては、「こちら」をご覧にください。是非、多数ご参加くださいますようご案内いたします。
日 時:平成23年1月20日(水) 15:00~17:00
会 場:建設研修センター 3階 大ホール
受講料:無料
締 切:1月11日(火)
トップセミナーの案内・申込書は「こちら」
岩手県建設業協会会員企業につきましては「会員専用イントラネット」でご案内しております。
岩手県県土整備部建設技術振興課ホームページでもご案内しております。
http://www.pref.iwate.jp/list.rbz?nd=795&ik=3&pnp=17&pnp=66&pnp=779&pnp=795
風景と樹木 第11話「ヤマナシ」
2010年11月30日 10:21花林舎
風景と樹木
平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。
今回も「花林舎動物記」はお休みとして、『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、第11話「ヤマナシ」を転載させていただいきます。ヤマナシ
ヤマナシの実
私が生まれ育った家のそばを流れる馬渕川沿いの崖の上に、1本のヤマナシの木があった。樹高は10メートルくらいだったと思う。
衰弱していて、あまり花も咲かず、実も少ししか付かなかったが、取って食べてみたことがある。ピンポン球よりやや大きく、色は黄褐色、かじるのに苦労するほど堅く、甘味も薄く香りも感じられなかった。もっとも、まだ熟していない実をとったせいかも知れない、と今は思う。
宮沢賢治の童話「やまなし」には、川に落ちたヤマナシがいい香りを放つ、というくだりがあるが、これは嘘だと私は自分の経験から、ずっと思い込んでいた。ところが2~3年前の新聞に「ヤマナシにはイワテヤマナシという変種があり、この実はいい匂いがする」という記事が載ったので、ヤマナシの中には賢治のいうように芳香を持つ実をつけるものがあることを知った。
ということでヤマナシは一時話題になったのだが、このときも花については触れられることは無かった。ナシの花の美しさについては昔は注目する人もいたようであるが、今は庭木や造園樹木の本にも取り上げられることは皆無と言っていいし、季節の風物詩としても梅は別格としてもリンゴの花や桃の花に比べてはるかに取り上げられることが少ないのではないか。しかし、ヤマナシは花木として見直してもいい風格と美しさをそなえている、と私は思う。ナシとヤマナシ
果樹としてのナシには、「ニホンナシ」と「セイヨウナシ」がある。(この他に「中国ナシ」があるそうだが、我国では栽培されていないらしい)。ニホンナシは球形で果肉の中に堅いブツブツがあり、果肉自体もかなり堅かったが、最近 の品種はずい分軟らかくなり、昔〝長十郎〟を食べなれた者にとってはこれがニホンナシか、と戸惑うほどである。
ニホンナシはヤマナシを改良して産み出されたと考えられている。確かに長十郎などはヤマナシの実を数倍に大きくし、少しだけ軟らかくしたような果実で、誰が見てもヤマナシ起源であることが納得できる。イワテヤマナシ起源と思われる品種もあるそうだが、それは多分熟すと芳香を発するだろうから、将来は人気を呼ぶことが予想される。
セイヨウナシは楽器のマンドリンに似た形―これを梨形、あるいは西洋梨形という―をしていて甘味が強く、果肉はねっとりとしていて軟らかい。セイヨウナシの原種はヨーロッパ中部から小アジアに自生していたらしい。
大体、関東以西で暮らしてきた人にはセイヨウナシを知らない人が多い。セイヨウナシは我国の暖地では栽培し難く、北海道、東北、長野などの寒冷地が主産地となっているのである。逆にニホンナシは主として福島県以西の暖地で栽培されている。白い花
ヤマナシは本州、九州、四国に野生状態で生育しているが分布は人里近くに限られ、また種子などは弥生期以後の地層からしか出土しないので、原産地は日本ではなく中国などから持ち込まれ、果樹として栽培されて広まったものだろうと考えられている。
原種に近い、あるいは原種そのままのヤマナシはもちろん果樹としての価値は劣るが、品種物のように多量の肥料と農薬散布がいらず、放任しておいても育ち、実が着くから一般の民衆にとっては、果樹として植えておく意味があったのだろう。
以前県北の葛巻町に仕事で通ったことがあったが、町の主要道に沿ってヤマナシの木が点々と見られ、白い花が満開の頃はいかにも集落の春といった風情があって、いいなあと思った。同じく白い花であるがコブシは山野に咲くので、集落の中で咲くヤマナシとは趣が異なるのである。
ヤマナシの木は樹高15メートルほどにもなるのでこれが純白の花で覆われた状態は見事である。葉は光沢があり、樹形も整うので花木としてもっと重視されてもよいと思うのだが、意外に人気が無いのは白花だからであろう。
白い花は間近で見ると美しい。他のどんな花よりも美しいと思うこともある。しかし離れて見るとたちまち魅力は失われるのである。例えばサクラが全て白花だけだったらさほどの人気は出なかっただろう。バラもシャクナゲも人気のある花の大半はピンクや赤であって白花は変化の一つとして植えられるのである。
それでも私は、大きな庭園であればこの純白の花を樹冠いっぱいに咲かせる大木が1本くらいあってもいいと思う。ヤマナシはそれだけの上品な風格のある樹木である。
また、山里などで自給自足の頃の懐かしい集落風景を演出する材料としても効果がある。「ヤマナシの里」という語感もよい。ヤマナシは以前は各地に大木があって地域の人に親しまれていたのではないだろうか。「島原地方の子守唄」に〝おどま島原の梨の木そだちよ〟という詞があるが、これは〝梨の木〟という地名があった、と解釈できる。
〝梨の木の分れ〟
学生の時、観光旅行で九州を廻り、最南端の町まで行った。ここで知人の実家に泊めてもらい、初めて芋焼酎を飲まされたが、酒にはからきし弱い私はいくらも飲めなかったので、知人のお父さんをがっかりさせてしまった。
翌日、岬を見に行った。乗り合わせたバスの20歳ばかりの車掌が実に美しい人だった。声もまろやかでやわらかく、私は景色を見るのはそっちのけにして、呆然として彼女の方ばかり見ていた。こんな田舎に(といっては失礼であるが)なぜこんな人が、とどうしても信じられなかった。多分私の生涯で出会った最も美しい人ではないか。
この人が優しい声で「次は梨の木の分れでございます...」と言ったのを覚えている。大きなヤマナシの木が目印となっている分れ道があったのだろう。
それから30年以上経ったある年、知人夫婦(定年退職後あの南端の町に帰って住んでおられた)が我家に遊びに見えた。雑談の最中、私がふと思い出してあのバスの車掌の話をした。30年以上も昔のことだから彼女のことなど知っているはずはない、と軽い気持ちで話したのである。ところが、知人夫婦は顔を見合わせてうなずき合ったかと思うと、奥さんが「あの子のことね、きっと」と言ったのである。驚いてしまった。それ程の評判になるような人だったのだ。
それからちょっと言いよどんだ後で奥さんが付け加えた言葉に更に驚かされた。「あの子はヤクザの奥さんになっちゃったの」。
美しく生まれることは幸せをもたらすことが多いが、時にはこのような運命も招き寄せるのだ。ヤクザといってもいろいろな人がいるだろうから推測で言ってはいけないが、あのような小さな町でそのような人に目をつけられたら逃れようが無かったのだろう、と私は想像した。
孫をあやして島原の子守唄を唄うとき、私はいつものあの「梨の木の分れ」の人を思い出す。
そして、全国にもきっとたくさんのヤマナシの名木があり、それぞれにまつわるさまざまな人生があったのだ、と思うのである。
バックナンバー
第10話「カツラ」
第9話「ダケカンバ」
第8話「ベニヤマザクラ」
第7話「シンジュ」
第6話「コナラ」
第5話「ハリギリ」
第3話「シナノキ」・第4話「カエデ類三種。」
第1話「ケヤキとサツキの大罪 -その1-」・第2話「ケヤキとサツキの大罪 -その2-」
重要文化的景観地区 秋の水路整備実施
2010年11月22日 17:31一関支部
重要文化的景観地区保全の一環として、一関市厳美町の骨寺村荘園遺跡の農業用排水路の整備を11月20日実施いたしました。
参加者は建設業協会一関支部(佐々木一嘉支部長)、一関市水道工事業協同組合(鈴木東理事長)、関係機関、地元民、岩手大学生
総勢250人が作業し汗を流しました。
荘園内の水路23kmを春季、秋季と年2回、12班に分かれ行なっております。
建退共岩手県支部 ☆建設業界のおトクな退職金の話☆
2010年11月18日 11:31建退共岩手県支部
第19回 ご存知ですか?
☆ 建退共の各種申請書が変わりました ☆今年の秋は、トットコトットコ、駆け足で去っていきました。
初冬の事務室に、遠くから拡声器の「石焼~芋~!」の声が聞こえてきます。建太郎:オ~サブ!
退 子:あら建ちゃん、急に寒くなったわねぇ。
建太郎:共済手帳の更新手続き、
お願いします。
退 子:おつかれさま!
ん?用紙変わったのよ。知らなかった?
建太郎:そうだ、システムの変更?でしたか、
なにか通知があったような...
退 子:効率的で安全、しかも経費節減という目的で、システムが変更になること、
9月上旬に全国的にお知らせしたんだけど。
建太郎:そうでしたっけ?
退 子:ここで書き換えるから、今回はいいわよ。
複写じゃなくて単票になったんですね。
これならダウンロードもOK?
退 子:そう、建退共のホームページから、
ほとんどの申請書は取り出せるのよ。
建太郎:ダウンロード画面の「各種申請書」から
ですね。
でも、このあいだ「退職金請求書」を開いたら、大きく斜めに
「この申請書では申請できません」ってありましたよ。
退 子:「退職金請求書」はOCRで読取って処理する仕様だから、
ダウンロードできないの。
そうそう、「加入・履行証明書」も複写の様式で、各県の支部長名で発行
するものだから、例外になるわね。
この二つは従来どおり、必要な場合はご連絡いただいて、こちらから
お送りしているのよ。
建太郎:建設業協会のホームページからリンクすると、
建退共岩手県支部長名の証明用紙がダウンロードできますよね。
それはどうなんですか?
退 子:そのままお使いいただけますよ。
建太郎:了解!
伯母さん、風邪に気をつけてくださいよ。
お問い合わせは建退共岩手県支部へ
電話:019-622-4536
冬季に向けて現場安全パトロールを実施しました。
2010年11月12日 14:01千厩支部
11月11日、千厩支部の現場安全パトロールを実施しました。指導協力機関からは、一関農林振興センター、一関農村整備センター、千厩土木センターの方々に参加いただきました。今回の対象現場は、一関市東山町の土木工事現場3ヵ所です。各現場において労働災害防止対策の徹底を訴えました。
好事例として、現場がきれいだったことや作業計画書が適正に整備されていたこと等があげられました。また、土止めに関する事項などの対策について意見が出されました。千厩支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「水路据付け工」及び「マンホール設置工」についてリスクアセスメントを実施いたしました。
牧庵鞭牛和尚生誕300周年記念 つなげよう高速道路ネットワーク 岩手県総決起大会
2010年11月12日 09:04宮古支部
ブログ記事投稿功労者表彰【広報IT委員会】
2010年11月12日 08:45岩手県建設業協会
11月11日(木)に平成21年度岩手県建設業協会ホームページ「いわけんブログ」の外部記事投稿で情報発信にご貢献いただいた野田坂伸也氏に向井田広報IT委員長より感謝状等を贈呈してきました。
野田坂伸也氏(野田坂緑研究所の所長)は平成20年6月から「いわけんブログ」に「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りとして記事掲載を開始しました。
これまでの投稿記事は「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある「花林舎動物記」と「すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」という雑誌の「風景と樹木」を抜粋し、転載させていただいておりました。これからも外部記事を定期的に掲載しますので、どうぞご覧ください。
各記事内容は次の項目をクリックしてご覧ください。
・「花林舎動物記」← クリック
(最新記事をご覧になれます。記事の下段バックナンバーより過去記事もご覧になれます。)
・「風景と樹木」 ← クリック
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感謝状授与
抜根作業
芝生の敷地にするとのこと。
第24回建設業労働災害防止安全衛生宮古・下閉伊大会
2010年11月10日 17:07宮古支部
国道343号線クリーン作戦を実施しました。
2010年11月 9日 10:06千厩支部
公共工事動向10月を更新しました
2010年11月 5日 09:37岩手県建設業協会
(社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内10月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)10月版→ こちら(PDF)
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青年部連絡協議会交流会の開催!
2010年10月30日 14:07大船渡支部
気仙地区安全大会の開催
2010年10月29日 14:25大船渡支部
3年ぶりに室根神社特別大祭(マツリバ行事)が開催されました。
2010年10月29日 13:53千厩支部
22日~24日に約1300年の歴史を持つ一関市室根町の「室根神社特別大祭(マツリバ行事)」が開催されました。最終日には神輿(みこし)の先着争い等を行う祭場(まつりば)行事が行われました。
早朝の4時、室根山(標高895m)の8合目付近にある室根神社から、本宮と新宮の2基の神輿を担ぎながら陸尺(ろくしゃく)達の掛け声とともに笛や太鼓を鳴らしながら急斜面を下り始めます。およそ4時間後、ふもとの祭場に神輿が到着し、高さ約7mの仮宮までの先着争いを行います。
相馬野馬追、塩竃祭りとともに「東北三大荒祭り」と呼ばれており、祭場(まつりば)行事は昭和60年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。脈々と悠久の歴史を今に伝えて来た室根神社特別大祭は、地元の方々によって伝承され守られている祭りです。この祭りは旧暦の閏年の翌年10月に開催されます。
大祭は718(養老2)年、多賀城鎮守府将軍が、神の加護を願い紀州本宮村(現和歌山県田辺市)からの熊野神社の分霊を室根山に迎えた故事の様子を再現したものです。
この記事は千厩支部青年部会役員の方から写真と情報を頂きました。風景と樹木 第10話「カツラ」
2010年10月28日 15:11花林舎
風景と樹木
平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。
今回も「花林舎動物記」はお休みとして、『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、第10話「カツラ」を転載させていただいきます。カツラ
美しいカツラ
カツラは美しい樹木である。
日本人がそう思うだけでなく、イギリスで出版された造園樹木の本にも、カツラは「もっともラブリーな落葉樹の1つであり」「グレイスフルな木である」という解説文が載っている。
〝ラブリー〟という語の意味は、手元の英和辞典によれば「(目も心も引きつけられるように)美しい、かわいい」ということで、〝グレイスフル〟は、「優雅な」「上品な」という訳語になっている。英語の単語の正確なニュアンスは私にはよくわからないが、カツラの樹姿から受ける印象は、〝ビューティフル〟や〝プリティ〟ではなく、〝グレイスフル〟だろうと思う。
カツラの樹形は一般の広葉樹とは異なる。例えばケヤキの姿を浮かべてみよう。下の方には太い幹があるが上の方では幹と枝の区別が無くなり、四方に枝が広がっているばかりである。
一方スギのような針葉樹はてっぺんまで明らかな幹がまっすぐに立ち上がっていて、それから比較的細い枝が出ている。カツラの樹形はケヤキよりスギに近い。広葉樹でこのようにはっきりと幹が上まで通っているものは少ない。
若木の時カツラの枝は斜め上に向って伸び、樹形は三角錐になる。個体変異があるが、ほっそりとしたスマートな樹形のものが多い。
ところが老木になると同一樹種と思えないほど樹形が変ってしまう。ただそれでもやっぱり〝優美〟で〝上品〟なところが、カツラの偉いところで、妖精のような少女が河馬のような大人に変わってしまう人間とは根本的に異なる。
カツラの美しさは単純な形の丸い葉に負うところが大きいと思う。シンプル・イズ・ベストである。カエデのように切れ込んだ葉にはまたそれなりの美しさがあるが、通直な1本の幹と、それから斜上する細い枝に丸い葉が並んでついている、というシンプルな構成がカツラの上品な美しさの基本原理となっているのだと考えられる。
新緑のころは、どの木も美しいのだがカツラの新緑の輝きはとりわけすばらしい。
萌えはじめは豆粒のような葉が枝に点々と現れて朝日に水玉のようにきらめいているが、日に日に大きくなり少し赤味を帯びて、遠目には小さい花が咲いているのかと見間違えてしまうが、実際に糸くずのような紅い花も咲くのである。
カツラは雌雄異株であるが、雄木は特に若葉の赤味が濃いとのことである。秋の黄葉はイチョウほど鮮烈ではないが、目立つものの1つといって良いだろう。若木では紅葉といって良いほど赤くなるものもある。
千本桂
生まれ故郷の小学校から2キロくらい離れたところの道端に泉が湧いていて、そこにカツラの大木があった。
このカツラは地際から数十本の幹が立っていて、それらを合わせた根元の直径は2メートル以上あったのではないかと思う。樹高も見上げるほどの高さで子供心にもすごい木だと思った。泉はこのカツラの下から流れ出していたことも印象に残っている。
遠足の時に1、2度この前を通ったことがあるし、仲の良い友達の1人がこっちの方に住んでいたのでこのカツラは何回か見たが、その度に畏敬の念に打たれたことを覚えている。巨木は子どもの心にも強い印象を与えるものだと思う。だから、小学校や中学校の庭というものは、実はかなり重要なものなのである。
盛岡から宮古方面に向う国道沿いに天然記念物の「千本桂」がある。これはすごい。私の郷里にあったカツラの大木も遠く及ばない。さすがに千本はないが、数え切れないくらいの幹が立って1本の木で小さい森を作っているような趣である。
カツラの老木にはこのように多数の幹が立つ、いわゆる「株立」のものがかなり見られる。コナラやクヌギの薪炭林も株立ちであるが、これは伐採された切り株から萌芽して再生したもので通常4~5本、多くても20本以内であるのにカツラの老木は100本を越えるほどの幹立ちのものがある。これだけ多数の幹が立つという現象は伐木・再生だけでは説明がつきにくく、根元からひこばえが発生してそれが成長するためにこれほど多くの幹が立ち上がるのであろう。
しかし、巣幹の大木も普通に見られるからどういう場合に千本桂になり、どういう場合に巣幹の大木になるのか、どなたか調査した方がおられたらご教示たまわりたい。カツラの育つ場所
カツラは渓谷沿いや泉の湧いているほとりに生えていることが多い。水分と養分がたっぷりあって、停滞しないで動いている水の場所である。しかも、ほとんど1本だけで生えている。自然植生の中でカツラが群生している状態のものはまだ見たことがない。しかし、植えればカツラの群生もできるから、条件が揃えばカツラの自然林もどこかにはあるのだろう。是非見たいものである。
岩手を通る高速道のインターチェンジやサーヴィスエリアにもカツラはたくさん植えられたが良好な生育をしているものは1本もなかった。10年程前に福島県から青森県までのインターチェンジ、サーヴィスエリア、パーキングエリアの樹木の生育状態調査をしたときに判明したのだが、不良な土壌条件にもっとも弱い樹種がカツラであった。造成した土地は土も固く、透水性も悪く、養分も少ない。それを徹底的に改良して良土層が厚さ1メートルにもなるようにして植えればいいのだが、たいていは小さい植穴を掘ってその中だけ客土をして植えるので、貴婦人のようなカツラはようやく気息えんえんとして生きているだけとなる。
だからカツラは街路樹には向かない。街路樹の植桝は小さく、乾燥しやすいからである。
市街地の街路樹ではなく、大きな公園内とか、田園の道路沿いの良土がたっぷりとあるところに植えてやれば、本来の優美な姿を見ることができるだろう。
冷涼な気候を好むから、東北や北海道にカツラの並木や森がもっと増えてもいいと思う。土が良ければ1年で1メートルも伸びるから名所となるのにも、さほど時間はかからない。
バックナンバー
第9話「ダケカンバ」
第8話「ベニヤマザクラ」
第7話「シンジュ」
第6話「コナラ」
第5話「ハリギリ」
第3話「シナノキ」・第4話「カエデ類三種。」
第1話「ケヤキとサツキの大罪 -その1-」・第2話「ケヤキとサツキの大罪 -その2-」
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