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  • 「独占禁止法に関するコンプライアンス研修会」を開催しました。

    2011年1月23日 10:36千厩支部

    コンプライアンス研修会


    1月21日(金)、北上川交流センター(川崎防災センター)において「独占禁止法に関するコンプライアンス研修会」を開催しました。千厩支部会員企業の代表者や担当者等36名が参加しました。

    講師には公益財団法人公正取引協会の方をお招きして、独占禁止法の内容やコンプライアンスマニュアルの作成に関して助言を頂きました。マニュアルの作成にあたっては企業トップの方針表明や実効性のある組織体制の確立などについて各社の実情にあった内容とするように助言がありました。
  • 第8回建設業新分野・新事業発表フォーラムを開催します!

    2011年1月22日 12:00岩手県建設業協会

    社団法人岩手県建設業協会では岩手県と共催で平成23年2月1日(火)、第8回建設業新分野・新事業発表フォーラムをエスポワールいわてで開催いたします。
    本フォーラムでは平成22年度建設業新分野進出等表彰事業に応募した企業が、新分野・新事業への進出、新技術・新工法の開発等への先進的・意欲的な取組みと認められた事業をPRし、製品・技術の活用を対外的にアピールいたします。
    今年度は農林水産分野2社、環境リサイクル分野1社、保健福祉生活分野1社、建設分野1社、サービス関連分野2社の計7社が表彰されます。
    詳細については「こちら1」をご覧ください。
    ぜひこの機会にご参加くださいますようご案内いたします。

    1 日   時 平成23年2月1日(火) 13:00~17:00
                   (ブース展示は11:00~17:00)
    2 場   所 エスポワールいわて
    3 内   容 ・平成22年度建設業新分野進出等表彰式
             ・受賞者プレゼンテーション
             ・講演「これからの『いわて農産業』どうする!」 
               講師 ㈱銀河農園 橋本 正成氏
             ・商品・事業PRブース 24社参加
               チャリティー販売(米粉麺、ワラビ水煮、ホウレン草、しいたけ、
                          わさび加工品、古代米、りんご、りんごジュース、
                          マコモうどん、きじもち、まな板、、ポット苗、DVD等)
             ・経営相談コーナー 建設業経営支援アドバイザーが対応
              (本業に係る相談および新分野に係る相談等)
    4 参 加 費 無  料
    5 問合申込先 岩手県建設業協会経営支援センター

      案内申込書    → こちら 1  
        表彰企業等一覧 → こちら 2

     これまでのフォーラムの様子をご覧ください。
      第7回建設業新分野・新事業発表フォーラム
      第6回建設業新分野・新事業発表フォーラム
      第5回建設業新分野・新事業発表フォーラム

  • 平成22年優良県営建設工事表彰式が開催されました。

    2011年1月22日 10:56岩手県建設業協会

    平成22年優良県営建設工事表彰式が1月19日(水)岩手県庁で行われました。
    今年度の受賞は、土木工事で14件・13社、舗装工事で4件・4社、鋼橋上部工工事で1件・1社、管設備工事で1件・1社、下請負企業は4社の企業が栄えある表彰を受けました。
    表彰式では (株)明和土木金野代表取締役が表彰者を代表して謝辞を読み上げ、本日の受賞を契機に豊かで住みよい郷土づくりと地域の活性化に努めたいと述べました。

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         表彰会場風景
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         表彰受賞請負業者
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         謝辞 (株)明和土木
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            現場写真 

    平成22年度表彰工事一覧 → こちら
  • 現場安全パトロールにて冬季災害防止を訴えました。

    2011年1月19日 19:00千厩支部

    現場安全パトロール

    1月18日、千厩支部の現場安全パトロールを実施しました。

    指導協力機関からは、一関労働基準監督署、千厩土木センター、一関農村整備センターの方々に参加いただきました。今回の対象現場は、藤沢町の土木工事現場3ヵ所です。厳しい寒さが続いている中、労働災害防止対策の徹底を訴えました。

    好事例として、作業計画を具体的に作成していること等があげられました。また、雪でぬかるんだ現場での重機作業に関する対策について意見が出されました。

    現場安全パトロール

    千厩支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「管路掘削工」及び「堤体盛土工」についてリスクアセスメントを実施いたしました。

  • 建設業景況調査(岩手県版)12月調査を掲載しました

    2011年1月19日 17:43岩手県建設業協会

    (社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
    東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている建設業景況調査(岩手県版)の12月調査(平成22年度第3回)を「各種情報」内の「東日本建設業保証(株)岩手支店提供資料」に掲載しました。

    ↓PDFファイル↓
    建設業景況調査(岩手県版)12月調査
     調査結果(概要) → こちら(PDF)
     データ表      → こちら(PDF)


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  • 一関市大東町で「大東大原水かけ祭り」(2011年2月11日)が開催されます。

    2011年1月14日 11:25千厩支部

    一関市大東町大原地区で「天下の奇祭」と称される『大東大原水かけ祭り』が開催されます。 
     期日 平成23年2月11日(金) 建国記念日
     場所 岩手県一関市大東町大原地内

     水掛け祭り

    このまつりは、1658年(明暦4年)の昔から、旧正月18日に行われてきました。1973年(昭和48年)からは2月11日(建国記念日)に行われています。

    1657年(明暦3年)旧正月18日に江戸本郷丸山本妙寺(現 豊島区巣鴨)を火元とする、俗に振袖火事という大火があり、江戸の街が壊滅状態となったこの日を厄日と定め、火防祈願と火防宣伝のまつりとして始まったものと伝えられています。

    現在では厄落としと安全祈願が主流ですが、1年間の無病息災や大願成就等を祈願する参加者も増えています。

    厳寒の中を裸男たちが町の中を駆け抜け、沿道の人々が水を浴びせかけます。全コース500mの区間を5区間に区切り、男衆が冷水を浴びながら疾走します。

    ≪参加申込≫
    期 限:平成23年2月4日(金)
    申込先:保存会事務局(大原公民館内)
           電話:0191-72-2282 FAX:0191-72-3965
          一関市大東支所産業経済課
           電話:0191-72-2111(内線135)


    大東大原水かけ祭りリンク集
     一関市役所HP 大東大原水かけ祭り
     一関市役所HP 大東大原水かけ祭り写真集
     大東商工会 『水かけまつり』動画配信

    ≪大原水かけ祭り 主な日程 平成23年2月11日(金)≫
     9:00 仮装手踊り
    10:40 大しめ縄奉納行進
    11:40 八幡神社において厄払い、火防祈願
    12:40 まとい振り及び太鼓山車、御輿演技・行進
    14:35 水かけ前の祈祷
    15:00 水かけ開始(清め水)  

  • 協会長「新年のあいさつ」

    2011年1月13日 13:59岩手県建設業協会

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      新年明けましておめでとうございます。
     皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
     昨年中は、社団法人岩手県建設業協会の活動に格別のご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
     また、昨年は独禁法違反事件について審決が出され、多くの会員企業が指名停止処分を受けたものですが、県・市町村のご配慮と経済団体のご支援により所定の期間を半減して頂いたところです。
     建設業協会といたしましては、今後一層、再発防止・コンプライアンスの確立に努めるとともに開かれた業界を目指し、改革を進め、県民の信頼回復を図って参りたいと考えております。
     さて、国内経済は海外景気の下振れの懸念や為替レート・株価の変動など、景気がさらに下押しされるリスクが存在するほか、デフレの影響や雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意する必要があるといわれております。
     国の来年度の当初予算が22年度当初予算を上回り、歳出規模は過去最大となる中で、公共事業については、5.1%削減されることから、建設業をめぐる環境は引続き厳しい状況になると考えられます。
     建設産業は、公共事業をはじめ県内建設投資が大幅に減少する中で、価格競争の激化に伴う、行きすぎた低入札による利益率の低下や工事品質への影響、下請け企業・資材関連企業などへのしわ寄せなど、さまざまな問題を発生させており、かつてない厳しい状況に置かれています。
     建設業協会といたしましては、歯止めのかからない低入札などの厳しい状況を打開するために、岩手県の関係部局、岩手県議会に対し機会あるごとに公共事業関係予算の確保や入札契約制度の改善について要望して参りました。
     この結果、予算においては補正予算や新年度予算の確保と前年度並みに公共事業の上半期の発注がなされ、入札契約制度においては、平成23年度にも改善の方向で検討して頂けるものと期待しております。
     今、地域における建設産業を支える優秀な人材の確保・育成は、建設産業が継続的に発展し、魅力ある産業になっていく上で喫緊の課題であり、この解決に向けて総力を挙げて取り組みたいと思います。
     また、併せて、入札契約制度については、総合評価落札方式の充実などにより、技術と経営に優れた企業が正当に評価され、生き残っていける環境の整備を求めて参ります。
     さらに、公益法人改革の対応としては、一般社団法人への移行準備として昨年10月に本協会に土木施工管理技士会と教育訓練基金を合併したところであり、今後は平成23年3月の認可に向けて準備を進めることになります。
     協会としては、新たな法人への移行に伴い進むべき基本的方向として①スリム化②機動力の向上③会員への経営等に関する新しいサービスの実施などの検討をしていきたいと思っております。
     厳しい状況下にありますが、建設産業が地域の基幹産業として担う社会的使命と役割の重要性を重く受け止め、なお、一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様のご繁栄とご隆盛を心からご祈念申し上げ新年のごあいさつといたします。
  • 災害対応強化 携帯型無線機貸与式

    2011年1月11日 17:55一関支部

      1月11日、一関支部(佐々木一嘉支部長)で平成22年度建設業と地域の元気回復助成事業の一環で災害対応への強化として、災害発生時に現地で車載型無線機と被災地との間で迅速に情報伝達が行なわれるよう携帯型無線機12台を導入し、貸与式を行いました。

    災害パトロール幹事会社6社 (旧一関市会員4社、花泉町会員1社、平泉町会員1社)に各2台を配備
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    携帯型無線機 ⇔ 車載型無線機 ⇔ 協会支部(災害本部)と連携を図る

    地域住民の生命と財産を守るため災害発生時に通信が不通になった場合を想定し、災害パトロール用車載型無線機を平成20年度に7台、平成21年度には6台を導入し、会員の車両に取付け毎年災害時における訓練を行なっております。

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  • 公共工事動向12月を更新しました

    2011年1月 6日 09:41岩手県建設業協会

    (社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
    「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内12月版)を掲載しました。


    ↓PDFファイル↓
    公共工事動向(岩手県内)12月版→ こちら(PDF)



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  • 法令遵守及び建設業界改革のための有識者会議

    2010年12月28日 16:44コンプライアンス

     建設業協会は、1217日(金)第3回有識者会議を建設研修センターで開催しました。

     有識者会議とは、県営建設工事に係る談合事件を受けて、法令遵守の徹底と業界改革を図るために建設業協会が自主的に設置した外部有識者6名による会議です。平成232月までに計4回の会議を開催して、談合事件の反省と再発防止策や入札制度改革等について討議していただき、その結果を報告書として取りまとめて岩手県に提出する予定です。

     17日の会議には平山座長ほか有識者委員5名に加え、建設業協会正副会長・岩手県関係者・報道関係者などが参加しました。事務局からの報告書素案の説明に続き、岩手県総務室の高橋入札課長から県の入札制度の概要説明をいただきました。

     また、討議においては、談合の再発防止策の強化や、入札制度の改善要望などについてご意見をいただきました。

     次回は217日(木)に第4回会議を開催し、報告書の最終取りまとめ等を行なう予定です。

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    ● 有識者委員(敬称略)

    座長 平山 健一 JSTイノベーションサテライト岩手 館長(元岩手大学学長)

     宮    健 宮経営コンサルタント事務所 代表(中小企業診断士)

     渡部 正利 ()岩手県土木技術振興協会理事長

     遠藤   泉 岩手日報社 論説委員(盛岡大学非常勤講師)

     村山 秀幸 村山公認会計士事務所 代表(公認会計士・税理士)

     村井 三郎 村井三郎法律事務所 代表(弁護士)

    ● 有識者会議の経過

    1回会議 89

     ・県営建設工事に係る独占禁止法違反事件の概要について

     ・不祥事件の発生と建設業協会等の対応の経緯について

    2回会議 1026

     ・談合事件についての反省と再発防止策について(会議報告書素案Ⅰ章~Ⅲ章)

    3回会議 1217

     ・会議報告書素案(Ⅰ章~Ⅴ章)について

    4回会議 217日(予定)

     ・会議報告書最終案について

  • 遠野支部下半期主な活動

    2010年12月27日 15:50遠野支部

     8月18日 労働災害防止を図るため経営者セミナーを開催した

     場所は、支部会館で行われ経営に携わる参加者が25名となった。
    セミナーでは釜石労働基準監督署の藤元佳能第二課長と建災防県支部の吉田多加司事務局長による講演が行われた。

    藤元佳能第二課長
     管内の労働災害発生状況の説明を申し上げ、「元方事業者による建設業安全管理指針」と「建設業における総合的労働災害防止委対策」について講演された。

    建災防県支部の吉田多加司事務局長
     吉田事務局長は、過去10年間に発生した死亡労働災害100件を各労働基準監督署別に災害を分析し、死亡災害に至る原因は「墜落・転落」がもっとも多と指摘した。吉田事務局は経営に携わる皆様方から改めて社員に注意を喚起して戴きたいとした。

     

    9月14日 第二回 防災訓練開催

     平成22年度6月24日の訓練の結果を踏まえ、第二回の防災訓練開催した。
    訓練は前回同様、岩手県・遠野市建設課・岩手県建設業協会遠野支部と合同で災害対応訓練を行なった。
     訓練の内容は、前回の課題解決と今後の防災対応のあり方についていて訓練が行なわれた。
    訓練は、新しい班体制で進められ13時開始と同時に会員に非常召集をかけその新体制の集合状況を確認した。

     次に、検討会を行い、前回の意見交換会にでた意見についてその対応策を協議した。

    その他、土木センター側から管内の橋梁名一覧、公衆電話所在地、建設業協会から各班の重機械及び応急資材等保有状況調べの資料を提出し参加者全員で共有した。
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    9月24日 「建設工事に従事する労働者に対する安全衛生教育」
    研修

     建災防岩手県支部における緊急労働災害防止対策として経営者セミナーにつづき、現場に従事する労働者向けの安全衛生教育を行った。 
     研修は建災防より委嘱されている佐々木伸生氏により午前と午後に分かれ6時間教育を実施した。
    午前の部
     安全衛生関係保冷、安全施行サイクル、現場における労働安全衛生に関する具体的実施事項、機械による危険の防止の研修であり、災害リスクに関する労働者のさらなる意識向上が図られるとした。
    午後の部(現場研修)
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     午後は支部長より提供された、国土交通省発注の下綾織道路改良工事現場において実技体験訓練が行われ、服装、保護具のチェックからはじまり参加者全員が建設機械に乗り込み死角の体験、作業半径内の立ち入り禁止措置、現地KY実体験などが行われた。
    現場訓練後は協会の戻り、労働災害の墜落事例と対策について学んだ。

    10月1日 コンプライアンス に関する研修会

     (財)公正取引協会 三宅一秀氏を講師に「独占禁止法改正の状況」「コンプライアンス体制の整備」について研修会を行った。
    三浦支部長は今業界における建設業違法はもちろん独禁法の遵守することの重要性を申し上げた。
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    (財)公正取引協会 三宅一秀氏説明
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    研修では、各企業にとって法令遵守体制の整備が喫緊の課題であり、独占禁止法改正されたポイントとしてぺナルテ―の強化について説明され、各社のマニアル作成についても、「企業理念を明らかしにして、具体的、実践的なものを作成すること」と説明された。

    10月7日 遠野支部青年部ふれあい事業開催

     青年部では、遠野市立青笹中学校の全校生徒を対象に行われた。
    同日は、重機械の体験試乗、木製ベンチの作成などをおこない、子供たちに物作りの楽しさや難しさを体験させた。
    ふれあい事業では、関係者より次の通り挨拶を申し述べられた。
    遠野支部青年部長挨拶
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      会長は、建設業は学校を建てたり、橋を作ったり、家を建てたり物作りの産業であります。本日の体験にもありますがベンチ制作です。いろいろな機械を持ち込んでいます。今日の体験学習をとおし建設産業も素晴らしい産業です。これから進路の選択肢の1つととらえて下さい。

    遠野土木センター伊藤茂樹所長
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    建設産業は若い力が必要とされており、最近は女性も第一線で活躍していることを申し上げ、将来の職業の選択肢として考えて下さいとした。

    遠野市副市長及川増徳様
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    建設業協会青年部会の皆様方には、毎年このような課外授業の提供、とくにも建設業に係る体験学習を実施していただき感謝を申し述べられた。
    生徒の皆様にも、体験をとおし建設業と言う産業を理解されて下さいとした。

    つづいて、生徒は5班に分かれ、ふれあい事業を行った。
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    最後に、光波測量儀を使い「青中」の人文字を作製した。
     遠野市立青笹中学校昆芳男校長
     本校において、子供たちに建設産業の課外業授業の提供と測量技術、建設機械の試乗体験などをとおし、産業の素晴らしさを提供され感謝された。

    11月2日 支部女性マネジング秋じまい 

     本年度も2箇所の花壇管理と会員による環境美化活動を行なった。
     四季折々の季節の移りかわりにより、晩秋から霜気の候となりました。今年も管理している花壇にきれいな花を咲かせてくれたことに感謝し秋仕舞いを行いました。

    12月1日 支部安全パトロールを実施

     平成22年度の建設工事冬期安全パトロールを実施した。
    パトロールは、建設業協会、釜石労働基準監督署、遠野土木センター、遠野市と合同で行われた。
    同日は、50名の参加により二班に分かれパトロールを実施、協会ではパトロールチエックシ―トを配布、チエック表に基づき現場を点検した。

    各現場の所属長より、工事概要の説明と本日の安全管理体制の説明を受けた。
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    本日のパトロールにおいて次のような意見が提言された。
    [創意・工夫されている取り組み事例]
    1.現場の作業環境の目安として、吹き流しがセットされている。
    2.月単位で、労働災害の重点目標を定め取り組まれている。また、他の事業所でも月単位でその月の安全標語を定め、安全に対する作業員の意識
      高揚を図っている。

    [パトロールにおける指示、指導事項]
    1.作業用通路の確保
    2.足場関係(1)作業用足場より物の落下を防止するための幅木を付けること。
             (2)転落防止んための中桟を設けること。
             (3)足場板は三点支持とし、板の隙間は3センチ以下とする。
    3.バックホーの用途外使用
       パトランプを点灯のうえクレーン作業を行うこと。
    4.建設機械の作業半径内付近での作業については、誘動員を配置する。
    5.現場内の地這配線は至急直す。
    6.交差点の交通誘導員は、交通の状況を的確にとらえ適材に配置する。
    7.工事現場より公道に泥を出さないよう清掃を行う。
    8.産業廃棄物(コンクリとガラ、鉄筋など)ある程度集積したら、適宜処分する。
    9.工事現場における材料等整理整頓をする。
    10.現場の丁張り板、敷き鉄板などの張り出しによるつまずきの対策を講じること。 

    [ 総  評 ]
    遠野土木センタ―所長
    安全管理、その対策に十分すぎることはありません。地域住民等に配慮した安全な対策を講じて作業を進めて戴きたい。
    遠野農林センター課長
    KY活動について、マンネリ化があるので、ささいな提案にも耳を傾けなければならない。一事が万事です、整理整頓も重要です。
    遠野市都市計画課長補佐
    市営建設工事では、本年度3件の事故が発生している。社員の皆様に安全意識の啓蒙をお願いします。
    釜石労働基準監督署第二課長
    平成22年「岩手年末年始無災害運動」期間中に、安全パトロールを開催されこの運動を生かして戴きお礼もうしあげた。
    今回のパトロールにおいては、参加者のパトロールに臨む姿勢が好ましくないとした。参加されて、現場をみて、意見、助言が少なく、パトロール体制の善し悪しの善しがない。今後のパトロールの進め方に意見を呈した。ついで、リスクアスセメントについては会社全体で進めることであり、リスクが高くなることを防ぐのがアセスメントであるとし推進を呼び掛けた。


     



     

     

  • 第21回ネズミは至る所に―(2)

    2010年12月23日 17:01花林舎

    花林舎動物記
     平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。
     前回まで『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、転載させていただいておりましたが、今回はふたたび「花林舎動物記」に戻り、第21回「ネズミは至る所に(2)」をお送りいたします。

    第21回「ネズミは至る所に―(2)」

    忍者ネズミ
     ネズミをとらえる器具は様々ありますが、一般家庭で一番よく使われるのは金網でつくった籠状のネズミ捕り器でしょう。我が家でもこれを使っているのですが、これではどうしても捕まらないネズミがいました。
     このネズミ捕り器は籠の中に餌をとりつける針金が下がっていて、ネズミがえさを食べようとすると留め金が外れてふたが閉まり、ネズミは籠の中に閉じ込められるようになっています。ふたが閉まっていればネズミがえさを引っ張ったということです。ところが、ふたは閉まって餌はなくなっているのにネズミはいない、ということが4~5回続きました。一回は、ネズミが入っていたのですが夜遅かったのですぐに殺してしまわずに、明日の朝処分しようと思ってそのままにしておいたら、翌朝にはネズミはいなくなっていました。このネズミは小さなハタネズミでしたが、だからといって金網の目の間から抜け出られるほど小さくはありません。まことに不思議です。どうやって抜け出したのか今もわかりません。しょうがないので、〝忍者ネズミ〟がいるのだということにしました。

    クマネズミ連続逮捕
     クマネズミは山の中には住んでいませんので、我が家に出没するクマネズミたちは、多分この家に引っ越してくる時に荷物の中に潜んでいて一緒にやってきたのでしょうが、ハタネズミほどしょっちゅう悪さをするわけではなく、たまに姿を見せるだけです。
     車庫の隅にガラクタを積み重ねて置いたあたりで繁殖したことがありました。犬たちが興奮してガラクタの周りを走り回るので「ネズミがいるな」と気づいて、ネズミ捕り器をしかけました。翌朝、行って見ると梅太郎(我が家の犬)が鼻を血だらけにして吠えています。なんとネズミ捕り器の中にクマネズミが4匹も入っていたのです。梅太郎はそのネズミたちを捕らえようとして、ネズミ捕り器に噛みついて鼻を血だらけにしていたのでした。クマネズミは大きいので4匹も入っていると動き回るのも不自由に見えるほどで、驚きました。それにしても、野生動物にしては警戒心の薄い動物だなと思いました。仲間が籠の中に入って出られなくなっていたら、警戒して近づかないようにするかと思いのほか、4匹も入ってしまうのですから。
     我が家の犬たちはネズミを捕るのが大好きで、ネズミを見ると気違いのように興奮しました(過去形になっているのは、年をとって全部死んでしまったからです)。家の前の広い麦畑の刈り取りが終ると、跳んで行ってハタネズミ探しをするのが常でした。1時間で10匹のネズミを捕ってきたことがあります。ネズミは捕らえても食べることはほとんどなく、いたぶっておもちゃにして遊んでいるだけでしたが、たまには喰ってしまうこともありました。こういう時にこっちの顔をなめられたらたまりませんが、知らないでそんなことになっていたこともあったかもしれません。
     勝手口に1坪ほどの下屋(げや。簡単な屋根と壁のあるところ)があります。ここに梅太郎の犬小屋を置いてありました。犬小屋といっても雨の当たらないところですから、ほぼ80センチ四方の単なる木の箱です。梅太郎は夜は外の犬小屋に寝るのを嫌がって、下屋の中で寝ていました。多分、夜にはキツネなどが徘徊することがあるので怖かったのでしょう。
     梅太郎が時々犬小屋の床を爪先でひっかいたり、床下に向かって吠えたりすることがありましたが、ある朝、梅太郎の小屋の上に長さ160センチほどの青大将が悠然と寝ていました。下では梅太郎が寝ています。梅太郎はこのころ蛇を見つけると襲いかかって胴体に噛みつき、振り回して殺してしまう習性を身につけていましたので、青大将が見つかったら大変です。それにしてもどこを通ってやってきたのでしょう。よく無事にこんなところにたどりついたものです。
     また別の日は、昼下がりのころでしたがやっぱり同じくらいの大きな青大将が下屋の入り口にいて、私が近づくとためらいもせずに下屋の中に入り込み、梅太郎の小屋の下にするすると潜っていってしまいました。ですから梅太郎が犬小屋の下に向かって吠える時は、青大将がひそんでいるのだろうと思っていました。
     ところがそうではありませんでした。梅太郎が死んでから中の汚れたワラを捨てるために犬小屋を外へ出したら、その下にクマネズミが数匹棲み着いていたのです。たちまち逃げて行ってしまいましたので何匹いたのか正確にはわかりませんでしたが5匹くらいはいたようでした。犬小屋を元に戻した後、ネズミ取り器を置いたら翌朝1匹入っていました。実に簡単に捕まったので拍子抜けしてしまったほどです。そして次の日も、また次の日も1匹ずつ入っていました。やっぱりクマネズミは警戒心が乏しいようです。次々に家族が捕まってしまうのに平気で次の逮捕者が出てくるのですから。結局この時は連続4匹捕まえて終わりました。ただ、毎日1匹ずつで、前の時のように一度に数匹入っているということはなかったのです。
     さてそれではこれで我が家に巣くうクマネズミは絶滅したかというと、そんなやわな奴らではありません。さすがに、最後のネズミは罠にかからなかったようで、しばらくしてからまた現れました。このような判断は何がさせるのでしょうか。不思議です。ネズミとの付き合いは永遠に続くでしょう。

    ネズミの殺し方
    ネズミ捕りの籠に入ったネズミ。 ネズミを捕まえると殺さなければならないのですが、いくら憎い相手でもこれは嫌な作業です。ネズミ退治の方法には実に様々なやり方があって、本が一冊書けるほどなのですが、捕まえたネズミを殺す方法としてもっとも簡単なのは水に入れて窒息死させることです。かわいらしいハタネズミはもちろん憎々しい面構えをしているクマネズミでも、籠ごと水の中に入れられて、慌てふためいて逃げ道を探して走り回りやがて動きが止まり、ぽかんと浮いてくる姿を見ていると哀れだなあと思います。苦しまないで死なせてやる方法はないものかといつも考えるのですが、ネズミは短時間で水死してしまうのでこれが一番いいのでしょう。
    粘着性の液が塗ってある厚紙にくっついて動けなくなったネズミ2匹。 粘着液を塗った紙にくっつけて捕まえる方法がありますが、厚紙の上に腹ばい
    になって必死になってうごめいているネズミを見ると、これはもっとも残酷な死に方かもしれないと思い、目をそむけてしまいます。誰がこんなものを発明したのでしょう。この方法でネズミを捕らえるたびに、自分はもう天国には行けないのではないかと考えるのですが、家の中に入り込むハタネズミには、この方法が最も効果的なのです。南無阿弥陀仏。



    第20回ネズミは至る所に―(1)
    第19回マムシ家族
    第18回インコと娘の涙-2
    第17回インコと娘の涙-1
    第16回蝙蝠との出会い
    第15回ダニの「あなた任せ」人生
    第14回山羊を飼う③
    第13回山羊を飼う②
    第12回山羊を飼う①
    第11回刺されても恐れず憎まずスズメバチ〈その3〉
    第10回刺されても恐れず憎まずスズメバチ〈その2〉
    第9回刺されても恐れず憎まずスズメバチ〈その1〉
    第8回ウメ太郎は何処に〈その2〉
    第7回ウメ太郎は何処に〈その1〉
    第6回妄想的汚水浄化生態園(2)
    第5回 妄想的汚水浄化生態園(1)
    号外編 原種シクラメン・ヘデリフォリュームの紹介
    第4回 ボーフラとオタマジャクシの知られざる効用
    第3回 哀しきマムシ
    第2回 アオダイショウは可愛い
    第1回 ナメクジ退治

  • 年末年始に向けて現場安全パトロールを実施しました。

    2010年12月16日 19:07千厩支部

    現場安全パトロール

    12月16日、千厩支部の現場安全パトロールを実施しました。

    指導協力機関からは、一関労働基準監督署、千厩土木センター、一関農村整備センター、一関市役所千厩支所建設課の方々に参加いただきました。今回の対象現場は、一関市千厩町の建築工事現場1カ所と土木工事現場2ヵ所です。年末年始の各種運動が行われている中、労働災害防止対策の徹底を訴えました。

    好事例として、現場の整理整頓がなされていたことや危険予知活動の内容がよかったこと等があげられました。また、ブロック積時の転落防止に関する対策について意見が出されました。

    千厩支部では、安全パトロールに建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)の柱であるリスクアセスメントを取り入れています。今回は「土砂掘削積込み運搬作業」及び「ブロック積工」についてリスクアセスメントを実施いたしました。

  • 「いわて年末年始無災害運動」のお知らせ

    2010年12月10日 11:01建設業労働災害防止協会

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    期間
    平成22年12月1日から平成23年1月31日

    スローガン

    危険を見つけて無くそう災害

      あなたの無事が家族の願い!

    主唱:岩手労働局
        岩手労働災害防止団体連絡協議会
    協賛:岩手県商工会議所連合会
        岩手県商工会連合会
        岩手県木造家屋等低層住宅建築工事安全対策協議会



    趣旨
     岩手県内における労働災害は長期的には減少傾向にありますが、労働災害は本来あってはならないものであり、その根絶に向けた不断の取組が必要です。
     平成20年度を初年度とする第11次労働災害防止計画では、平成24年までに県内の死傷災害を年間1,141人以下(対平成19年比15%減)に、死亡災害を年間16人以下(同20%減)とすることを目標としていますが、平成22年の県内の労働災害の発生状況は、死傷者は9月末現在797人と前年同期比で14人(1.7%)減少したものの、死亡者は12人と前年同期比で4人(50%)と大幅に増加しており、死亡災害の発生に歯止めをかけるため、一層の労働災害防止対策の徹底を図る必要があります。
     さらに、これから年末年始のあわただしい時期を迎え、寒冷の季節に入って凍結、降雪等の自然要因も加わり、労働災害の発生する危険性が更に高まっていく中で、労働災害を未然に防止するためには、関係者が職場の安全について一層深く認識し、労働災害の発生リスクをまだ芽のうちに摘み取っていく努力が必要です。
     このため、各労働災害防止団体が実施する年末年始無災害運動と連動して「平成22年度 いわて年末年始無災害運動」を展開し、もって労働災害の根絶に向けた取組みを進めることとします。
    ※いわて年末年始無災害運動実施実施要領(pdf)

  • 「建設業年末年始労働災害防止強調期間」のお知らせ

    2010年12月 9日 16:50建設業労働災害防止協会

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    期間
    平成22年12月1日から平成23年1月15日

    スローガン

    無事故の歳末 明るい正月

     

    主唱:建設業労働災害防止協会
    後援:厚生労働省・国土交通省

     趣旨
     年末年始には、工事の輻輳化等により、労働災害が多発する傾向にあります。したがって、これに対処するため、建設業労働災害防止協会の主唱、厚生労働省・国土交通省の後援により、本年12月1日から平成23年1月15日までを「建設業年末年始労働災害防止強調月間」と定め、「無事故の歳末 明るい正月」のスローガンのもとに、労働災害防止の徹底を図るための運動を図ります。
     このため、本期間を契機として、経営トップをはじめ関係者は、安全衛生水準の一層の向上を目指し、店社と作業所との緊密な連携のもとに効果的な安全衛生管理活動を実施するものとします。特に、労働災害の減少を図るために、「リスクアセスメントの確実な実施」並びに「建設業労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス)の導入、実施」を推進するものとします。

  • 平成22年度工事現場安全パトロール

    2010年12月 9日 09:44宮古支部

    12月8日(水)今年一番の冷え込みの中、「いわて年末年始無災害運動」の一環として、宮古土木センター、宮古市、山田町の職員と共に、合計24名で管内現場4か所で平成22年度工事現場安全パトロールを行った。

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  • 公共工事動向11月を更新しました

    2010年12月 8日 16:27岩手県建設業協会

    (社)岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
    「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内11月版)を掲載しました。


    ↓PDFファイル↓
    公共工事動向(岩手県内)11月版→ こちら(PDF)



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  • 一関市、平泉町へ建設産業振興に関する要望を行いました。

    2010年12月 3日 18:02一関支部

     平成22年度建設産業振興に関する要望を一関市役所を訪れ、勝部修市長へ一関支部(佐々木一嘉支部長)、千厩支部(小山裕昭支部長)役員15名が要望書を提出いたしました。

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    12月3日には、一関支部管内である平泉町へ訪れ、菅原正義町長に佐々木支部長と理事が要望書を提出いたしました。

    それぞれに雇用維持、地域経済の活性化に向けた予算確保、公共工事施工の平準化端境期の発注等、4~5項目を求めた。
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  • 建設業トップセミナーを開催します

    2010年12月 2日 08:31岩手県建設業協会

    岩手県建設業協会では岩手県と共催で、標記セミナーを開催することとなりました。
     本セミナーではトヨタ生産方式「カイゼン」の第一人者である関東自動車工業内川相談役を講師として迎え、コストダウン、営業力強化など経営革新のノウハウを解説いたします。
     詳細につきましては、「こちら」をご覧にください。

    是非、多数ご参加くださいますようご案内いたします。 
     

    日 時:平成23年1月20日(水) 15:00~17:00

    会 場:建設研修センター 3階 大ホール

      受講料:無料

    締 切:1月11日(火)

      提出先・問い合せ先:岩手県建設業協会経営支援センター
     
     トップセミナーの案内・申込書は「こちら」

     岩手県建設業協会会員企業につきましては「会員専用イントラネット」でご案内しております。

     岩手県県土整備部建設技術振興課ホームページでもご案内しております。
     http://www.pref.iwate.jp/list.rbz?nd=795&ik=3&pnp=17&pnp=66&pnp=779&pnp=795
  • 風景と樹木 第11話「ヤマナシ」

    2010年11月30日 10:21花林舎

    風景と樹木
     平成20年6月から「花林舎動物記」という楽しい動物のお話を読み切りで掲載しています。「花林舎動物記」とは、滝沢村にある(株)野田坂緑研究所発行(所長 野田坂伸也氏)の会員限定情報誌「花林舎ガーデニング便り」の中で最も人気がある連載記事です。
     今回も「花林舎動物記」はお休みとして、『すこやかな暮らし発見、岩手から。「家と人。」』という雑誌から野田坂伸也氏の記事「風景と樹木」を抜粋し、第11話「ヤマナシ」を転載させていただいきます。

    ヤマナシ

    ヤマナシの実
     私が生まれ育った家のそばを流れる馬渕川沿いの崖の上に、1本のヤマナシの木があった。樹高は10メートルくらいだったと思う。
     衰弱していて、あまり花も咲かず、実も少ししか付かなかったが、取って食べてみたことがある。ピンポン球よりやや大きく、色は黄褐色、かじるのに苦労するほど堅く、甘味も薄く香りも感じられなかった。もっとも、まだ熟していない実をとったせいかも知れない、と今は思う。
     宮沢賢治の童話「やまなし」には、川に落ちたヤマナシがいい香りを放つ、というくだりがあるが、これは嘘だと私は自分の経験から、ずっと思い込んでいた。ところが2~3年前の新聞に「ヤマナシにはイワテヤマナシという変種があり、この実はいい匂いがする」という記事が載ったので、ヤマナシの中には賢治のいうように芳香を持つ実をつけるものがあることを知った。
     ということでヤマナシは一時話題になったのだが、このときも花については触れられることは無かった。ナシの花の美しさについては昔は注目する人もいたようであるが、今は庭木や造園樹木の本にも取り上げられることは皆無と言っていいし、季節の風物詩としても梅は別格としてもリンゴの花や桃の花に比べてはるかに取り上げられることが少ないのではないか。しかし、ヤマナシは花木として見直してもいい風格と美しさをそなえている、と私は思う。

    ナシとヤマナシ
     果樹としてのナシには、「ニホンナシ」と「セイヨウナシ」がある。(この他に「中国ナシ」があるそうだが、我国では栽培されていないらしい)。ニホンナシは球形で果肉の中に堅いブツブツがあり、果肉自体もかなり堅かったが、最近 の品種はずい分軟らかくなり、昔〝長十郎〟を食べなれた者にとってはこれがニホンナシか、と戸惑うほどである。
     ニホンナシはヤマナシを改良して産み出されたと考えられている。確かに長十郎などはヤマナシの実を数倍に大きくし、少しだけ軟らかくしたような果実で、誰が見てもヤマナシ起源であることが納得できる。イワテヤマナシ起源と思われる品種もあるそうだが、それは多分熟すと芳香を発するだろうから、将来は人気を呼ぶことが予想される。
     セイヨウナシは楽器のマンドリンに似た形―これを梨形、あるいは西洋梨形という―をしていて甘味が強く、果肉はねっとりとしていて軟らかい。セイヨウナシの原種はヨーロッパ中部から小アジアに自生していたらしい。
     大体、関東以西で暮らしてきた人にはセイヨウナシを知らない人が多い。セイヨウナシは我国の暖地では栽培し難く、北海道、東北、長野などの寒冷地が主産地となっているのである。逆にニホンナシは主として福島県以西の暖地で栽培されている。

    白い花
     ヤマナシは本州、九州、四国に野生状態で生育しているが分布は人里近くに限られ、また種子などは弥生期以後の地層からしか出土しないので、原産地は日本ではなく中国などから持ち込まれ、果樹として栽培されて広まったものだろうと考えられている。
     原種に近い、あるいは原種そのままのヤマナシはもちろん果樹としての価値は劣るが、品種物のように多量の肥料と農薬散布がいらず、放任しておいても育ち、実が着くから一般の民衆にとっては、果樹として植えておく意味があったのだろう。
     以前県北の葛巻町に仕事で通ったことがあったが、町の主要道に沿ってヤマナシの木が点々と見られ、白い花が満開の頃はいかにも集落の春といった風情があって、いいなあと思った。同じく白い花であるがコブシは山野に咲くので、集落の中で咲くヤマナシとは趣が異なるのである。
     ヤマナシの木は樹高15メートルほどにもなるのでこれが純白の花で覆われた状態は見事である。葉は光沢があり、樹形も整うので花木としてもっと重視されてもよいと思うのだが、意外に人気が無いのは白花だからであろう。
     白い花は間近で見ると美しい。他のどんな花よりも美しいと思うこともある。しかし離れて見るとたちまち魅力は失われるのである。例えばサクラが全て白花だけだったらさほどの人気は出なかっただろう。バラもシャクナゲも人気のある花の大半はピンクや赤であって白花は変化の一つとして植えられるのである。
     それでも私は、大きな庭園であればこの純白の花を樹冠いっぱいに咲かせる大木が1本くらいあってもいいと思う。ヤマナシはそれだけの上品な風格のある樹木である。
     また、山里などで自給自足の頃の懐かしい集落風景を演出する材料としても効果がある。「ヤマナシの里」という語感もよい。ヤマナシは以前は各地に大木があって地域の人に親しまれていたのではないだろうか。「島原地方の子守唄」に〝おどま島原の梨の木そだちよ〟という詞があるが、これは〝梨の木〟という地名があった、と解釈できる。
    ヤマナシの木は集落に近いところにしか見られないそうである。

    〝梨の木の分れ〟
     学生の時、観光旅行で九州を廻り、最南端の町まで行った。ここで知人の実家に泊めてもらい、初めて芋焼酎を飲まされたが、酒にはからきし弱い私はいくらも飲めなかったので、知人のお父さんをがっかりさせてしまった。
     翌日、岬を見に行った。乗り合わせたバスの20歳ばかりの車掌が実に美しい人だった。声もまろやかでやわらかく、私は景色を見るのはそっちのけにして、呆然として彼女の方ばかり見ていた。こんな田舎に(といっては失礼であるが)なぜこんな人が、とどうしても信じられなかった。多分私の生涯で出会った最も美しい人ではないか。
     この人が優しい声で「次は梨の木の分れでございます...」と言ったのを覚えている。大きなヤマナシの木が目印となっている分れ道があったのだろう。
     それから30年以上経ったある年、知人夫婦(定年退職後あの南端の町に帰って住んでおられた)が我家に遊びに見えた。雑談の最中、私がふと思い出してあのバスの車掌の話をした。30年以上も昔のことだから彼女のことなど知っているはずはない、と軽い気持ちで話したのである。ところが、知人夫婦は顔を見合わせてうなずき合ったかと思うと、奥さんが「あの子のことね、きっと」と言ったのである。驚いてしまった。それ程の評判になるような人だったのだ。
     それからちょっと言いよどんだ後で奥さんが付け加えた言葉に更に驚かされた。「あの子はヤクザの奥さんになっちゃったの」。
     美しく生まれることは幸せをもたらすことが多いが、時にはこのような運命も招き寄せるのだ。ヤクザといってもいろいろな人がいるだろうから推測で言ってはいけないが、あのような小さな町でそのような人に目をつけられたら逃れようが無かったのだろう、と私は想像した。
     孫をあやして島原の子守唄を唄うとき、私はいつものあの「梨の木の分れ」の人を思い出す。
     そして、全国にもきっとたくさんのヤマナシの名木があり、それぞれにまつわるさまざまな人生があったのだ、と思うのである。


    バックナンバー
    第10話「カツラ」
    第9話「ダケカンバ」
    第8話「ベニヤマザクラ」
    第7話「シンジュ」
    第6話「コナラ」
    第5話「ハリギリ」
    第3話「シナノキ」・第4話「カエデ類三種。」
    第1話「ケヤキとサツキの大罪 -その1-」・第2話「ケヤキとサツキの大罪 -その2-」