いわけんブログ
- 2015年2月 一覧
感謝状をいただきました
2015年2月26日 13:48岩泉支部
釜石市経済常任委員との意見交換会実施について
2015年2月26日 09:19釜石支部
松尾町かいわい散歩
2015年2月25日 15:24盛岡支部
春の陽気に誘われて松尾町かいわいをお散歩してみませんか!
盛岡八幡宮の近くには松尾大明神があります。
その隣には、岩手日報で内館牧子の連載小説「終わった人」の主人公が子供のころ遊んだ十六羅漢 160年余前に大飢饉で餓死した人を供養するために12年かけて作ったものだそうです。
近くの鉈屋町に昨年7月オープンした「もりおか町屋物語館」があります。館内では昭和30年代をイメージした庶民の暮らしを見ることができます。
大慈寺には平民宰相と言われた第19代内閣総理大臣原敬の墓所があります。
また、近くの円光寺には第二次世界大戦の終結に尽力した第37代内閣総理大臣米内光正の墓所もあります。
八幡宮の参拝客も・・・
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第37回)
2015年2月21日 17:42岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まってい ました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や 地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認す るとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第37回は(株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さんです。
(株)藤原組 藤原 士さん(33歳:震災当時)
《職種》専務取締役
《啓開作業時の作業内容》指示役・オペレーター
「境遇の違いを自覚しながら」
―震災当日の様子は
当日は小鎚にある県の林道開設工事の現場にいました。学校にいる子供たちが心配で市街地に向かったのですが、すでに津波が来た後で、入ることができませんでした。
その晩は社員も下請の人たちも帰宅できなかったので、私の自宅で15人ほどが夜を明かしました。現場の立ち会いに来ていた県の職員も帰ることができず、私の家に泊まって もらいました。―翌日からすぐに応急対応に動かれたのですか
市街地の水は引いていたのですが、何から手を付ければよいのか、皆目見当が付かないという感じでした。社員も一旦は帰したのですが、自分たちに何ができるか、自宅が被災して いない社員と一緒に考え、私たちの独断で山側のルートを確保することにしました。
具体的には小鎚から栗林に抜けて笛吹峠に向かう五本松林道と、金沢方面に向かう平田沢林道の2路線を除雪しました。途中で崩落していた個所の修復も行い、道路が通れる ようになったのは14日頃だったと思います。―市街地の対応にはいつから入ったのですか
岩間建設工業社長の岩間公人さん(当時取締役)が会社に来て、町内の会社が動き出すということで、声をかけてくれました。松村建設さんや自衛隊が先行して動いており、私たち は倒壊した送電線の撤去や地盤沈下した道路のかさ上げ作業を行いました。
―燃料や食事の確保も大変だったと思います
燃料は町内のガソリンスタンドを見つけて、許可をいただいた上で海水が入っていないタンクから油を使わせてもらいました。ほかにも砕石場から都合を付けてもらったり、行政に 協力していただきながら、なんとか作業をストップせずに済みました。
食事は炊き出しのおにぎりを一つか二つでしたが、空腹感や疲労感はなかったですね。休み無しで1カ月半は働き通しだったと思います。初めて休みをもらったときには、倒 れ込んで寝てしまいました。―町全体が被災し、つらいことも多かったと思いますが
何がつらいと聞かれれば、すべてつらいことだけです。私は1カ月で5人のご遺体を見つけましたが、自分でも意外なほど動揺することはなく、むしろ「見つかってよかった」とい う気持ちが強かったです。ただしご遺体を前に家族の方が悲しんでいる姿を見るのはつらかったですね。
私は会社も自宅も家族も無事でしたから、被災された人たちの気持ちを理解しているつもりでも、本当の部分では分からないのだと思います。だからこそ境遇の違いを自覚し 、その上で作業に当たるよう心掛けていました。―震災を振り返っての教訓は
なんと言っても、物よりも命です。物は買い換えることができても命は取り返しが付きませんから、最後は体一つで逃げるしかないんです。そのためにも避難路と防災無線の整備は 欠かせないと思います。
―藤原さんは若いですから、大槌町の将来について考えることも多いのではないですか
町を出ていく人も多いですし、先々が見通せませんからね。みんな今を生きるのに精一杯で...。私たちも過去に経験したことがないような仕事に、試行錯誤の毎日です。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん合同就職説明会を開催しました。
2015年2月19日 17:20盛岡支部
2月19日(木)岩手県立盛岡工業高等学校で新規事業として「合同就職説明会」を実施しました。
土木科32名、建築・デザイン科37名 2年生全員が参加
「地元建設業界への就職の勧め」は全員で聞き、地元建設業界の社会貢献状況や活躍状況を学びました。
3人の卒業生からは、身近な話題で後輩に語りかけました。東野建設工業(株)の吉田圭佑さんはインターンシップも同社だったそうです。
(株)遠忠の高橋祐さんは地元八幡平市の会社に就職し、地域のインフラ整備に携わっています。
昭栄建設(株)の吉田拓郎さんは平成25年土木科卒業のOBです。
3人のOBからの助言を聞いた後、16社が参加した個別面談がありました。
これを機会に地元企業への就職を待っています。
除雪ボランティア
2015年2月18日 09:47北上支部
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第36回)
2015年2月10日 18:28岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まってい ました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や 地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第36回は松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さんです。松村建設(株)松村康文さん(47歳:震災当時)
《職種》土木部長
《啓開作業時の作業内容》オペレーター
「1人でも2人でも見つけてあげたい」―震災の日のことを聞かせてください
地震は会社にいる時でした。吉里吉里にある自宅に一度戻り、船を見るために海に向かいました。波が渦を巻いていて、「津波が来るぞ」と直感しました。浪板にある親せきのところに寄り、戻ってみると自宅を含め、町全体が波に飲みこまれている状態でした。
次の日、生存者がいるかもしれないと思い、町の中を歩いて回りました。その後、地域の消防団から頼まれ、遺体安置所に犠牲者を運ぶ手伝いを2日ほどやっていました。―大槌は火災の被害もありましたね
吉里吉里は火災がなかったのですが、大槌方面に炎の明りが見え、プロパンが爆発するパンパンという音が聞こえたのを覚えています。あのような惨状の中、社長も会社の再生を熟慮したと思います。社長の態度を見て、「やるんだな、始めるんだな」というものを感じました。
―ガレキ撤去の作業に入ったのは
1週間目くらいに町内の会社で連合を組織しました。最初は6社で10数人だったと思います。当社を拠点にして動くようになり、徐々に役場や自衛隊との連携も図っていきました。
町長をはじめ、多くの役場の職員が亡くなりました。役場が機能するまでに時間がかかりましたから、自衛隊にかなり助けられたと思います。―何もない状況での作業だったと思います
人手がない、機械がない、燃料がない、食べ物がない状況から始まりました。燃料は自社及び町内のガソリンスタンドから協力を得て、(株)山千さんが配給を行いました。食べ物は支援物資や炊き出しのおにぎりなどを役場から支給してもらいました。
携帯が通じませんから、それぞれの会社の社長や専務などが直接回っていました。連絡事項を伝えながら、必要なものを聞いたり、食べ物を配ったりしていました。―松村さんの作業内容は
始めは道路のガレキ撤去です。その後1カ月、重機での遺体捜索を自衛隊の人と一緒に行いました。ガレキの上に重機で乗ってご遺体を傷付けることがないよう、慎重に作業を進めました。
―精神的にも厳しい作業だったのでは
最初はきついものがありました。そのうち、1人でも2人でも見つけてあげたいという気持ちが強くなりました。手作業で家族や知人を探している人もいました。「見つけて欲しい」、「この辺りを探して欲しい」と声を掛けられたこともあります。
私自身は6名のご遺体を見つけましたが、全員が五体満足ではありません。損傷が激しい方などは身元が分かっていれば良いのですが...。今でも見つからない人が結構いますからね。―自宅が被災している中での作業は大変だったと思います
しばらく休めませんでしたので、私自身は自宅の片づけは何もできませんでした。兄弟や家族に頼りっぱなしで、負担を掛けてしまいました。多くの人が同じ様な状況だったと思います。
―今回の震災で教訓はありますか
これまで大きな津波の経験がなく、地震の際の対応を会社で決めていませんでした。震災では6人の同僚を失いました。河口近くにあった会社に戻って亡くなった者もいます。今は、地震が起きたら逃げることと、逃げたあとの集合場所を決めています。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん新会館建設へ向けて・・・NO6
2015年2月10日 13:19宮古支部
「せんまやひなまつり」(2015)が開催されます
2015年2月10日 13:15千厩支部
平成26年度 建設業年度末労働災害防止強調月間
2015年2月 6日 17:17建設業労働災害防止協会
年度末は、公共工事等多くの工事が竣工に向け、繁忙期となり、また、工事関係者、職種の出入りも多く、注意力が低下しやすい時期である。当協会は、会員とともにこの時期の建設現場の安全衛生管理を徹底することを目的に、「建設業年度末労働災害防止強調月間」を展開する。
経営トップ、建設現場の管理監督者等の関係者は、安全衛生水準の一層の向上を目指し、店社と作業所との緊密な連携のもとに一体となり労働災害防止活動を強化するものとする。建災防岩手県支部では、平成27年度講習会の日程をホームページに掲載いたしました。 建災防岩手県支部ホームページ
建設業のIT化
2015年2月 5日 18:09岩手県建設業協会
アイサンテクノロジー㈱ 中村 隆輝氏
㈱トプコンソキアポジショニングジャパン
星 野 真吾氏
IT化コンサルタント 桃知 利男氏
岩手県建設業協会広報委員会IT部会では1月27日(火)、建設研修センターにおいて、情報化施工・CIMに関する理解促進を図ることを目的とした研修会を開催いたしました。
今回の研修会では講師を3名お迎えし、最初はアイサンテクノロジーがCIM最新事情と施工での活用と題して、CIMと情報化施工の関係、CIMで利用する技術やシステムとして3次元レーザスキャナーや高精度3D空間ソリューションマップの講義をしました。
次にトプコンソキアポジショニングジャパンが「フィールド革命を!」情報化施工&CIMの概要と現場に革命を起こす最新測量機器&ソフトウェアのご紹介と題して、CIMと情報化施工の違い、GPS測位方法やMC(マシンコントロール)・MG(マシンガイダンス)の講義を行い、実演としてGNSSレベル・杭ナビの紹介をしました。
総評として桃知講師がIT化は空気のようにあるものとして建設業のIT化について講演しました。
今後広報委員会IT部会ではIT化促進のため、様々な情報を収集して、研修会開催等などの活動を行っていきます。
研修会 座学
研修会 測量機械実演公共工事動向1月を更新しました
2015年2月 5日 14:06岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内1月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)1月版→ こちら(PDF)
工事現場の好事例と繁忙期の安全対策徹底を共有 現場安全パトロール
2015年2月 5日 10:24千厩支部
建設業の経営改善のひとつ「新分野進出」
2015年2月 3日 14:58岩手県建設業協会
舞石組(一関市)
事業名:シニア世代向けサービス付地域優良住宅「ブロンズスクエア花泉」運営事業
栄組(遠野市)
事業名:コンクリート補修技術の高度化および施工協力店方式による補修工法の普及拡大事業
平成27年2月2日(月)にエスポワールいわてで平成26年度建設業新分野・新事業発表フォーラムを開催いたしました。
今回は表彰式および基調講演のほかに、今年度受賞された企業と過年度の受賞企業がプレゼンテーションを行いました。
今年度受賞企業は参入して地域活性化や雇用の創出につながった結果や今後の課題について説明し、過年度の受賞企業は事業の継続の大変さ、今後の課題、長期展望について説明されました。
全企業ともに地域と一緒に成長する地元建設業でありたい意志を感じました。
太田建設(奥州市)
平成21年度 最優秀賞
事業名:パークゴルフ場・バラ園運営事業等
工藤建設(奥州市)
平成24年度 最優秀賞
事業名:省エネ効果のわかる環境監視用モニターシステムの開発・販売事業等『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第35回)
2015年2月 2日 18:24岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まって い ました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政 や 地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第35回は(株)共立土木(陸前高田市)鈴木正幸さんです。(株)共立土木 鈴木正幸さん(51歳:震災当時)
《職種》工事課長
《啓開作業時の作業内容》技術者・オペレーター
「その場所で暮らす人の気持ちになって」―震災直後から、陸前高田市の道路啓開に当たられていたのですか
いえ。私は自宅が大船渡市にあり、当日も大船渡市内の現場にいたものですから、当初は自宅待機でした。道路は津波で寸断され携帯も通じず、社長も社員も誰一人安否が分から なかったんです。また、息子夫婦と生後1カ月の孫、妊娠中の娘が私の自宅に避難してきたので、まずは身近な小さい命を守ることを最優先に行動していました。
―会社に合流したのはいつからですか
3月中旬、会社の近くにある普門寺というお寺に全社員が集まり、社長から会社として道路啓開に当たるという話を聞きました。しかしその時は車のガソリンも心許なく、その日も なんとか陸前高田までたどり着いた状態でしたので、私を含め大船渡市から通勤している3人が合流したのは会社が車を手配してくれた3月下旬からでした。
―現地ではどのような作業を
重機オペレーターとして広田の集積場と周辺の道路に1カ月半ほど、その後に矢作川、川原川、浜田川の3河川のがれき撤去に3カ月ほど当たりました。どこを見渡しても一面がれきの山で、その惨状に改めて驚きましたが、少しでも地域の人たちの力になることができればという気持ちも強くなりました。
―河川のがれき撤去はどのように
重機2台でがれきを集積し、グラップルでキャリアダンプに積み込むという段取りで進めました。7㌧のクローラーダンプは場所を選ばずに入っていけますが、川沿いは地盤が軟弱ですし、川を越えての対岸の撤去や泥の中のがれき撤去には時間がかかりました。
また、津波で折れた松の木が河川の中に相当数流れ込んでいました。どの松にも砂がこびりついていたので、チェーンソーの刃がすぐに摩耗して使い物にならなくなるんです よ。絶えずやすりで研いでいましたし、買い換えも頻繁でした。―作業をする上での注意点は
がれき撤去と言っても、二つと同じ場所、同じ作業はありませんから、その状況に応じた臨機応変の対応が必要と感じました。また、単純にがれきを撤去するのではなく、集積場 に運んだ後の分別など先々のことを考えながら作業することが大事です。
また、地域住民の方が不便に思っていること、お願いごとなどがあれば、すぐに対応するよう心掛けていました。地元の人が通行しづらい場所のがれき撤去を行いましたし、 道路が崩れている場所には角材を活用して、簡単な橋を通したりもしました。―建設業だからこそできる手助けですね
がれきの撤去は大事な仕事ですが、地域の中で困っている人がいれば、不便を解消して少しでも暮らしやすい状況を整えることも、私たちの役割だと思うんですよ。私自身、この場所で暮らしていたならばどう考えるかを第一に考えて動いていましたね。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん- 1
月別アーカイブ
- 2025年
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年