いわけんブログ
- 2014年1月 一覧
奥州支部~農村整備工事安全パトロール~
2014年1月30日 10:10奥州支部
『私たち、僕たち、頑張っています!』(第4回)建設業に従事する女性・若者インタビュー
2014年1月29日 08:37岩手県建設業協会
『私たち、僕たち、頑張っています!』では建設業に従事する女性及び若者の紹介記事を不定期に掲載致します。
建設業で頑張っている女性や若者を紹介することで、多くの方に建設業の魅力を知って頂きたいと思います。また、建設業に興味を持っている方、入職を希望される方が建設業について少しでも知って頂けるきっかけになれば幸いです。
第4回は、株式会社 佐々木組(一関市)の佐藤 章さんです。所属会社 : 株式会社 佐々木組(一関市)
氏 名 : 佐藤 章さん
職 種 : 技術員
経験年数 : 2年
仕事内容 : 測量、現場管理他 他
<入職した動機、きっかけは?>
この職業に幼いころから興味があり、高校で学んだことを自分が住んでいる地域で活かしたかったので、この仕事に就きました。
<仕事のやりがいは?>
自分が行っている作業で工事が少しずつ完成に近づいていることを自分の目で確認することができ、達成感があり、とてもやりがいがあります。
<苦労していることは?>
この仕事につき2年になりましたが、毎日学ぶことが多く、現場の方々に迷惑をかけてしまったことも多々ありました。もっと様々なことを早く覚えなければならないことが大変です。
<将来の目標は?>
今の目標は、様々な現場を経験して早く一人前になり、もっと地域に貢献できるようになることです。
<上司から一言>
今年で20歳になる期待の青年です。心身ともに健康で、多くの失敗を重ねながらも、より大きな成功を収められるよう、今後の活躍を願いながら後押ししたいと思います。
佐藤さん、ありがとうございました。前向き方なので、会社からの期待が大きいと思います。会社や地域の将来のために頑張って下さい。
『私たち、僕たち、頑張っています!』では、会員企業の会社で働く女性・若者を募集しています。若者については概ね25歳以下(女性は年齢不問)の方でお願いします。技術者、技能者、運転手の方、職種は問いませんのでご協力をお願い致します。
バックナンバー
第3回(13/12/17)豊島建設 株式会社(大船渡市)菊池信幸さん
第2回(13/11/15) 高田工業 株式会社(花巻市) 中村隼太さん
第1回(13/10/23) 株式会社 青紀土木(釜石市) 倉澤 久美さん平成25年(第2回)度工事現場安全パトロール実施について
2014年1月28日 14:10釜石支部
建退共岩手県支部 ☆建設業界のおトクな退職金の話☆
2014年1月28日 08:35建退共岩手県支部
第41回 ☆ 手続きあれこれ-その5 ☆
建退共岩手県支部の窓口で…〈共済証紙の帳簿仕訳)
建次:2月に入ればすぐ節分ですね。
退子:冬来たりなば春遠からじとは申しますが、
早いものですね。
建次:昨日、現場の建太郎先輩からいくつか
照会がありまして、その確認方々、手帳
の更新手続きに伺いました。
まず、共済証紙の帳簿上の仕訳ですが、
購入した共済証紙の在庫は「材料貯蔵
品」として管理する。
そして、下請に現物交付するつど、又は
共済手帳に証紙を貼るつど「退職金共済掛金」の科目で、
損金として落としていくということでしたよね。
でその後、下請ではどう処理すればよいかということなんですが…
退子:はい、下請さんは交付された共済証紙相当額を、收入金に計上
します。
そして受け取った証紙を共済手帳に貼りますが、その際に損金
または必要経費として処理することになります。
甥の建太郎にも一度説明をした記憶がありますが、久しぶりの
現場で忘れたかしら?
建次:先輩から引き継いで、もう10年くらいに
なりますからね。
今回の現場で、たまたま下請の事業所
から問合せがあったようなんです。
イヤ、うちの経理担当に確認すればいい
ことなんですが、更新手続きもありました
ので念のためお尋ねしました。
退子:あ、いえいえお忙しいところすみません。
建次:それから、1冊目の掛金助成手帳に
現物交付する場合ですが、朱書きの
掛金免除部分については、どのように考えればいいのでしょうか。
退子:掛金免除欄は国の助成を受けることになりますから、消印するだけ
で掛金が納められたことになります。
掛金助成手帳を御覧いただくと、5日間働くと4枚の証紙を貼付して、
5日目は消印するだけになっています。
つまり、従業員が25日働いた場合は、実貼付枚数20日分を現物
交付していただければいいわけですね。
建次:了解しました。
あっ、この3冊が更新手続きをお願いする手帳です。
更新申請書に、本人の現住所を記入しました。退子:いつもご協力ありがとうございます。
少しお待ちいただければ、新しい共済手帳をお渡しできますよ。
※参考 共済証紙を現物交付する場合の帳簿仕訳は次のとおりです。(1)元請業者
購入した共済証紙を資産勘定の材料貯蔵品として計上し、労働者の共済
手帳に貼付した共済証紙あるいは下請へ現物交付した共済証紙の金額は、
損金または必要経費となります。
①共済証紙を購入したとき
(借 方) (貸 方)勘 定 科 目 金 額 勘 定 科 目 金 額 材料貯蔵品 ×××××円 現金・預金 ×××××円
②下請に共済証紙を交付したとき
(借 方) (貸 方)勘 定 科 目 金 額 勘 定 科 目 金 額 退職金共済掛金 ×××××円 材料貯蔵品 ×××××円
(2)下請業者
元請から交付を受けた共済証紙代金相当額を收入金に計上し、労働者の
共済手帳に貼付した共済証紙の金額は、損金または必要経費となります。
①元請から共済証紙を受け取ったとき
(借 方) (貸 方)勘 定 科 目 金 額 勘 定 科 目 金 額 材料貯蔵品 ×××××円 收入金(雑収入など) ×××××円
②労働者の手帳に共済証紙を貼付したとき
(借 方) (貸 方)勘 定 科 目 金 額 勘 定 科 目 金 額 退職金共済掛金 ×××××円 材料貯蔵品 ×××××円
お問い合わせは↓
建退共岩手県支部:電話019-622-4536
ひまわりの種を送っていただきました
2014年1月27日 20:09久慈支部
平成25年度建設業新分野・新事業発表フォーラムを開催します
2014年1月27日 13:50岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では岩手県と共催のもと平成26年1月30日(木)に平成25年度建設業新分野・新事業発表フォーラムをエスポワールいわて(盛岡市)で開催いたします。
本フォーラムは平成25年度建設業新分野進出等表彰事業に応募した企業が、新分野・新事業への進出、新技術・新工法の開発等への先進的・意欲的な取組みと認められた事業をPRし、製品・技術の活用を対外的にアピールするための催し事です。
今回は環境リサイクル分野1社、建設分野1社、サービス関連分野1社の3社が岩手県知事表彰式のほか、ベアレン醸造所の木村剛氏を迎えての基調講演、展示会場では平成17年度から今年度までの各社事業紹介をパネル展示いたします。
詳細は「こちら」の案内チラシご覧ください。
ぜひご参加頂きますようご案内いたします。日時:1月30日(木)13:10~16:00
場所:エスポワールいわて
フォーラム内容
1 岩手県知事表彰
2 基調講演 ベアレン醸造所
3 受賞者プレゼンテーション
1階イベントホール:パネル展示(平成17~25年度 73事業)
1階小会議室:経営指導コーディネーターによる無料経営相談開催案内・申込チラシはコチラ
平成26年各賞受賞祝賀会&新年交賀会
2014年1月27日 10:56釜石支部
繁忙期に向けて「安全パトロール」を実施
2014年1月24日 10:39千厩支部
奥州支部~新年交賀会~
2014年1月22日 09:38奥州支部
第2回建設現場合同安全パトロール実施
2014年1月21日 17:11一関支部
新年交賀会を開催しました
2014年1月20日 20:52久慈支部
平成26年 新年交賀会開催!
2014年1月20日 19:50大船渡支部
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第5回)
2014年1月17日 15:43岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第5回は(株)青紀土木の萬 寛さんです。(株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん(40歳:震災当時)
《職種》指示役、作業員、重機オペレーター
《啓開作業時の作業内容》作業指揮者、指示役
「こういう職業だったので、私たちがやらなければという気持ちでした」―震災が起きた時の気持ちはどのようなものでしたか
津波を見たときは、もうだめかと思いました。「内陸で仕事をするようになるのでは」とも思いました。最初はどうしようもないという気持ちがありました。
本社が被災して、会社の重機もほとんど流されましたが、「会社をやりますから」と声が掛かりました。会社が動くのが早かったです。正直、半信半疑の気持ちもありましたが、4日目くらいから会社付近の片づけを始めました。―啓開等作業はどのような作業を行いましたか
1週間後に市民文化会館付近に入りました。既に片付いていた幹線道路の枝線を、移動しながらガレキ撤去の作業を行いました。道路が通ったあとは平田方面に移りました。
―作業を始めた時、どの様な思いが湧いてきましたか
こういう職業だったので、私たちがやらなければという気持ちでした。道路が寸断され、移動手段が徒歩しかなかったので一生懸命やるしかないと思いました。その反面、自分の家を含めて生まれ育ったところが津波に流されたので、そこを片付けたい気持ちもありました。
―作業するうえで、注意したことはありますか
毎日、作業場所の状況によって危険予知活動で対策を実施していました。電気が通った電線に接触しないよう、重機が作業員や一般車と接触しないよう気を配りました。
破傷風の心配から釘を踏まないよう、指示もありました。後に鉄板が入った靴が配られました。―余震のときの対応はどうでしたか
朝礼の時に逃げる場所を決めていました。余震で津波注意報が出た時には高台に逃げました。被災した時の経験上、車が渋滞すると逃げるのが大変なので、歩いて逃げました。とにかく高いところに逃げた方が間違いないと思います。被災時に現場にいましたが、現場の人たちを高いところに逃がして、幸いにも全員が無事でした。
―道路の場所はわかりましたか
釜石は建物が比較的残っていましたし、土地勘と記憶でだいたい分かりました。
―食事は取れていましたか
避難所から通っていたので食事はそちらから出ていました。
―疲れはありませんでしたか
疲れを感じないほど、一生懸命になっていました。地元の人たちに喜んでもらえるのが支えになりました。名前を覚えてもらったり、感謝の言葉を掛けられたりすることもありました。
―つらかったことはありますか
自分の家族を探している人に声を掛けられるときがありました。ご遺体が出てくることもありましたので、傷つけないように慎重に作業を進めていました。
―作業を振り返っての思いはありますか
片付いたときには達成感がありました。もし、他でこういうことがあったら、作業に携わりたい気持ちがあります。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん北上地区建設産業団体「合同新年交賀会」
2014年1月17日 14:15北上支部
第26回建設業経営者研修会・平成26年新年交賀会
2014年1月16日 10:00宮古支部
国道284号線「絆街道の灯り」電飾モニュメント
2014年1月15日 18:08千厩支部
平成26年新春講演会・新年交賀会
2014年1月15日 10:06盛岡支部
1月10日(金)盛岡グランドホテルで盛岡支部の新春講演会と新年交賀会が開催されました。
約90名参加の新春講演会では、盛岡広域振興局の三浦部長から「豪雨災害からの早期復旧を目指して」と題して、県の取り組み状況や今後の発注方針について講演がありました。
来年度の予算について「通常の90億に災害復旧費、繰越明許費を合わせて162億円余になる。」と説明しました。工事発注にあたっては「管内市町村と連携するほか、随意契約の方法も取り入れる予定であることから業界の皆さんにはぜひともご協力をお願いしたい。」と呼びかけました。
新春講演会に引き続き、当盛岡支部(盛岡地区建設協議会)盛岡市建設業協同組合の共催で約150名の関係者による新年交賀会が開催されました。
木下支部長、中村理事長の主催者挨拶のあと、千葉伝県議会議長、谷藤裕明盛岡市長、杉原永康盛岡広域振興局長の祝辞があり、大宮惇幸県議会副議長による乾杯で祝宴に入りました。
【木下支部長挨拶】
【中村理事長挨拶】
【千葉伝県議会議長祝辞】
【谷藤裕明盛岡市長祝辞】
【杉原永康盛岡広域振興局長祝辞】
【大宮惇幸県議会副議長乾杯】
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第4回)
2014年1月 9日 15:16岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第4回は佐野建設(株)の八重樫充さんです。
佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん(49 歳:震災当時)
《職種》現場主任・オペレーター
《啓開作業時の作業内容》指示役・オペレーター
「震災体験者として 記憶を伝えていく責任も」
―八重樫さんは、震災後どの段階から作業に入られたのですか。
当日は国道283 号で崖崩れが発生し通行止めになっていたため、土砂の撤去作業に当たりました。12 日から市街地のがれき撤去の準備に入り、本格的な現地作業は3~4日後。大渡町の「釜石のぞみ病院」付近から撤去を始め、途中から松原町周辺にも入りました。
―当初は情報伝達の手段も不十分な中、各自が判断を迫られる場面もあったのではないですか。
各自の勝手な判断で事故などを起こさないよう、一度作業を中断し、本部と相談しました。ある程度期間が経てば各自が判断できるようになりましたし、市役所の連絡員の方が建物の所有者と連絡を取りながら対応しました。
―道路なども、がれきに埋まっていたと思いますが。
私たちは地元の人間ですから土地勘もありますし、釜石の場合は鉄筋コンクリート造のビルや鉄橋などが残っていたので、それらを目印に作業を進めました。私の場合は地図を見るのが趣味ということもあり、被災前の道路の状況がある程度は頭の中に入っていたので、道路を探し出すのは難しいとは感じませんでした。
―余震も続きましたが、二次災害防止などに注意したことは。
作業前に避難場所を確認し、余震があった場合には重機・機械類を現場に置いて高台に避難するなどのルールを決めていました。重機に乗っていると小さい地震には気付き難いので、ラジオや携帯で災害情報をチェックし、実際に避難したこともあります。
3月末か4月の初めに、かなり大きな余震があり、一帯で作業している人や地元の人たちみんなで三陸鉄道の鉄橋の上まで避難しました。また建物を解体している際の余震で建物が崩れ、怖い思いをしたこともあります。解体作業中に屋根の瓦が落ちて重機のガラスを壊したり、建物が急に倒壊するケースもありました。
―精神的にも肉体的にも大変な時期が続いたのでは。
最初はとにかく気が張っていたので、精神的な疲れと緊張が先に立っていました。体の疲れはあまり感じませんでしたが、5月の連休時期を過ぎた辺りからは、作業に慣れてきたためか、体の疲れが一気に出てきました。
崩れた建物の中からご遺体を見つけた時も非常につらかったのですが、ご遺族の方からは感謝の言葉をかけていただきました。
消防団の方で、周りの人を避難誘導させている間に犠牲になられたそうです。ご遺族の方の中には、つらい記憶を忘れてしまいたいという思いがあるのかもしれません。しかし私自身は震災を体験した一人として、記憶の一部でも後世に伝えていく責任があるのかなと思っています。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん本年もよろしくお願いいたします
2014年1月 9日 10:40久慈支部
公共工事動向12月を更新しました
2014年1月 8日 16:52岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内12月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)12月版→ こちら(PDF)- 1
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