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- 岩手県建設業協会 一覧
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第4回)
2014年1月 9日 15:16岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第4回は佐野建設(株)の八重樫充さんです。
佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん(49 歳:震災当時)
《職種》現場主任・オペレーター
《啓開作業時の作業内容》指示役・オペレーター
「震災体験者として 記憶を伝えていく責任も」
―八重樫さんは、震災後どの段階から作業に入られたのですか。
当日は国道283 号で崖崩れが発生し通行止めになっていたため、土砂の撤去作業に当たりました。12 日から市街地のがれき撤去の準備に入り、本格的な現地作業は3~4日後。大渡町の「釜石のぞみ病院」付近から撤去を始め、途中から松原町周辺にも入りました。
―当初は情報伝達の手段も不十分な中、各自が判断を迫られる場面もあったのではないですか。
各自の勝手な判断で事故などを起こさないよう、一度作業を中断し、本部と相談しました。ある程度期間が経てば各自が判断できるようになりましたし、市役所の連絡員の方が建物の所有者と連絡を取りながら対応しました。
―道路なども、がれきに埋まっていたと思いますが。
私たちは地元の人間ですから土地勘もありますし、釜石の場合は鉄筋コンクリート造のビルや鉄橋などが残っていたので、それらを目印に作業を進めました。私の場合は地図を見るのが趣味ということもあり、被災前の道路の状況がある程度は頭の中に入っていたので、道路を探し出すのは難しいとは感じませんでした。
―余震も続きましたが、二次災害防止などに注意したことは。
作業前に避難場所を確認し、余震があった場合には重機・機械類を現場に置いて高台に避難するなどのルールを決めていました。重機に乗っていると小さい地震には気付き難いので、ラジオや携帯で災害情報をチェックし、実際に避難したこともあります。
3月末か4月の初めに、かなり大きな余震があり、一帯で作業している人や地元の人たちみんなで三陸鉄道の鉄橋の上まで避難しました。また建物を解体している際の余震で建物が崩れ、怖い思いをしたこともあります。解体作業中に屋根の瓦が落ちて重機のガラスを壊したり、建物が急に倒壊するケースもありました。
―精神的にも肉体的にも大変な時期が続いたのでは。
最初はとにかく気が張っていたので、精神的な疲れと緊張が先に立っていました。体の疲れはあまり感じませんでしたが、5月の連休時期を過ぎた辺りからは、作業に慣れてきたためか、体の疲れが一気に出てきました。
崩れた建物の中からご遺体を見つけた時も非常につらかったのですが、ご遺族の方からは感謝の言葉をかけていただきました。
消防団の方で、周りの人を避難誘導させている間に犠牲になられたそうです。ご遺族の方の中には、つらい記憶を忘れてしまいたいという思いがあるのかもしれません。しかし私自身は震災を体験した一人として、記憶の一部でも後世に伝えていく責任があるのかなと思っています。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん公共工事動向12月を更新しました
2014年1月 8日 16:52岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内12月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)12月版→ こちら(PDF)平成25年優良県営建設工事表彰式が開催されました。
2013年12月26日 16:05岩手県建設業協会
平成25年優良県営建設工事表彰式が12月25日(水)に盛岡地区合同庁舎で執り行われました。
今年度の受賞は、優良県営建設工事企業20社、下請負企業9社が栄えある表彰を受けました。
表彰式では 建産連宇部会長が祝辞を読み上げ、この表彰を契機に、より一層経営基盤の強化を図り、技術力の向上に努めてほしいと述べました。
表彰者一覧(当日資料)はコチラ
建産連宇部会長 祝辞
受賞者代表挨拶
優良県営建設工事表彰者
優良下請企業表彰者『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第3回)
2013年12月20日 09:19岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第3回は新光建設(株)工事課長 中村 明 さんです。
新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明 さん(51 歳:震災当時)
《職種》現場代理人統括
《啓開作業時の作業内容》指示役および全体の世話役
「家族が無事だったからこそ頑張らないと」
―震災発生直後の状況は。
3月11日は現場を担当していた奥州市胆沢区に出張中でした。地震の直後から4時頃までは携帯電話やメールがある程度使えたのですが、「釜石が大変なことになっている」という以上の状況は把握できませんでした。
当日中に釜石に帰りたかったのですが、道路が寸断されて通行できないとの情報があり、旧仙人道路経由で釜石に入ったのは3日後の14 日。支部事務所の先にある五ノ橋から先は自動車が通行止めでしたから、近くの空き地に車を止めさせてもらい、会社のある平田まで歩いて向かいました。
写真提供 新光建設(株)
―釜石入り後は、どのような業務に当たったのですか。
私は主に災害対策本部で全体の世話役を担当しました。お互いの状況把握と県から情報提供や指示の円滑な伝達のため、しっかりとした指示系統が必要でしたので、まずは各社の保有機械や人員の確認・分析をした上で、4月末には支部長をトップにする組織を立ち上げました。
クラスや企業ごとにそれぞれ人や機械の状況は異なるため、私を含み各地区から選任した世話役4人が全体的な課題の分析に当たり、各ブロックではブロック長が統括する形を取りました。私自身は、警察や県との打ち合わせがメインで、問題が出た場合に即時連絡できるよう、各ブロック長に加えて現場連絡員を配置しました。
―指示を出す際には、どのような点に留意されましたか。
行方不明者がまだ多くいたので、万が一にもご遺体を傷つけることがないよう、慎重に作業を進めてほしいということ。また作業場所の周辺にいる被災者の方に絶対に怪我をさせないよう注意しました。
お年寄りが重い荷物を持ちがれきの上を歩くような状況でしたから、道路がなければ食料や物資が避難所まで届けられません。とにかく一刻でも早く道路を啓開し、最低でも車1台分が通過できるルートを確保しようというのが一番でした。
―ご家族は心配されたのでは。
私の家族は全員無事だったので、安心して仕事に専念することができました。家族が行方不明という人が大勢いる中、家族が無事ということはそれだけで幸せなこと。だからこそ自分が頑張らないといけないと思っていました。
それでも避難所を回って行方不明の家族を探している人や、倒壊した家の前で泣いている人を見るのは、つらかったですね。私たちには道路を啓開するという明快な目標があったのですが、被災者の方の中には、魂が抜けたように町をさまよい歩いている人もいました。作業員の中には同じような境遇の人もおり、だからこそ「俺たちが何とかしなければならないな」という思いが強かったと思います。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん『私たち、僕たち、頑張っています!』(第3回)建設業に従事する女性・若者インタビュー
2013年12月17日 11:27岩手県建設業協会
『私たち、僕たち、頑張っています!』では建設業に従事する女性及び若者の紹介記事を不定期に掲載致します。
建設業で頑張っている女性や若者を紹介することで、多くの方に建設業の魅力を知って頂きたいと思います。また、建設業に興味を持っている方、入職を希望される方が建設業について少しでも知って頂けるきっかけになれば幸いです。
第3回は、豊島建設 株式会社(大船渡市)の菊池信幸さんです。所属会社 : 豊島建設 株式会社(大船渡市)
氏 名 : 菊池 信幸 さん
職 種 : 技術者見習い
経験年数 : 2年7か月
仕事内容 : 測量手元・写真管理 他
<入職した動機、きっかけは?>
震災で甚大な被害を受けた大船渡市で、私は消防団員として活動する傍ら、捜索活動・ガレキ撤去に従事する建設会社の方々の姿を見ました。自分も微力ではあっても、一緒に地元の力になれれば・・・そんな思いを持ち、がれき撤去の作業員に申し込んだのがきっかけでした。
<仕事のやりがいは?>
自分が携わっている工事が完成し、世代を超えた多くの方々に利用され、喜んでもらえる日を思うと、とても心が躍ります。その日に向かって日々進んで行く工事現場で、チームの一員として働けることです。
<苦労していることは?>
土木工事に関しての段取り、手順、要領など覚えなければいけない事が沢山あり、経験の浅い自分には全てが初めて見る工事・工種で分からない事が大半です。一つ一つに指示・助言を受け、一つ一つを考え理解し、一つ一つを進めて行く、そんな勉強の毎日です。
<将来の目標は?>
経験と知識を積み重ね、必要な資格を取得し、様々な現場で活躍できる技術者を目指したいと思います。そして、土木工事を通じて地元に貢献していきたいです。
<上司から一言>
建設業に就きたい若い人が少ない中、震災を通し、この世界に入って来てくれた若者です。土木に興味を持ち、熱意をもって職務に励んでくれています。彼を一人前の技術者に育てることが、私の務めと思っています。これから忙しくなるので、一緒に頑張って行きましょう。
菊池さん、ありがとうございました。素晴らしい志を持って建設業界に入って頂いたことに感銘を受けました。とても前向きに取り組んでいる姿が印象的で、将来がとても楽しみです。
『私たち、僕たち、頑張っています!』では、会員企業の会社で働く女性・若者を募集しています。若者については概ね25歳以下の方でお願いします。技術者、技能者、運転手の方、職種は問いませんのでご協力をお願い致します。バックナンバー
第2回(13/11/15) 高田工業 株式会社(花巻市) 中村隼太さん
第1回(13/10/23) 株式会社 青紀土木(釜石市) 倉澤 久美さん公共工事動向11月を更新しました
2013年12月 5日 17:03岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内11月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)11月版→ こちら(PDF)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第2回)
2013年12月 4日 18:07岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第2回は(株)中澤組の霜山隆さんです。
(株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん(56歳:震災当時)
≪職種≫重機オペレーター、大型運転手
≪啓開等作業時の作業内容≫重機オペレーター
「こういう時こそ、土木業者の力を発揮して頑張らなければと思いました」
―震災発生直後にどのような業務に当たりましたか
会社が被災し、重機や車両も流されました。震災翌日から啓開作業に出ていた熊谷技工さんから「オペレーターが足りない」という話があり、13日から応援に入りました。国道45号線、県道大船渡綾里三陸線、その後には枝道に入りました。とにかく車を通すことを最優先にしました。
―作業に行く時の思いを教えてください
震災前は衰退の一途でしたが、こういう時こそ、土木業者の力を発揮して頑張らなければと思いました。幸いなことに家が流されなかった私が、最初に行きました。家族からは「頑張って下さい」と励まされました。「今までお世話になった分、みんなに返しなさい」と親には言われました。家族のため、山水を汲んで食料を準備してから現場に出ました。息子たちも歩いて買い出しに行ってくれました。家族の支えが大きかったです。
―作業時に気を付けたことはありますか
ガレキの下に知り合いがいたらと思うと、重機で上を歩くことはできなかったです。最初は生存者の捜索が行われていましたので、かなり慎重に作業を進めました。
一軒の家から3人のご遺体が出てきたことがありました。普段から知っている人たちでした。収容時の様子を聞かせて欲しいとご家族から頼まれ、感謝の言葉を頂きました。
―つらかったことはありますか
「婆ちゃんがコタツで死んでいるから出してくれ」と言われましたが、道路が優先だったので出来る範囲でしか手伝えずに辛かったです。他にも家族を探す人から、多くの声を掛けられました。
また、人間の良い面を沢山見ましたが、人間の嫌な面も随分見ました。自分の家ではないところをウロウロしている人や重機で家をよけたときに寄って来る人たちもいました。
―困ったことはありましたか
余震で津波警報が出る時が頻繁にあり、サイレンが聞こえるように常に窓を開けていました。連絡方法がなかったので、日頃から無線機を持っていた方が良いと思いました。
食料がなく、一口程のおにぎりが配られました。人数分が足りない時、市役所の若い職員が「私たちは見ているだけですから、重機の方が食べてください」と言われました。作業についても一生懸命勉強していました。市役所の若い人の態度を見て、これから先、希望が持てると思いました。
―これまでを振り返っての教訓や思いはありますか
仕事で行った山古志での経験が生かされました。会社の専務がガレキの処理方法について提案しました。岸壁を仮置き場にしたことでガレキ処理が比較的スムーズに進みました。
建設関係の人たちはガレキ処理から休みなく一生懸命働いてきました。みんな疲労がたまっていても復興のために頑張っています。若い人が足りないので、魅力ある職業になるよう皆さんから応援して欲しいです。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん記録誌『ふるさと岩手「被災地のいま」―地方建設業的視点から復興を考える』を掲載
2013年12月 3日 09:44岩手県建設業協会
建設業協会が先ごろ発行した記録誌『ふるさと岩手「被災地のいま」―地方建設業的視点から復興を考える』をホームページに掲載しました。
震災から2年余りが経過した被災地の現状を伝える内容になっております。被災地の現在の写真や建設業界関係者の証言、有識者のインタビューなどが綴られています。
記録誌は、こちら (または画像)をクリックしてご覧下さい。『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~(第1回)
2013年11月25日 18:46岩手県建設業協会
東日本大震災における道路啓開等作業従事者証言集
東日本大震災における被災現場の最前線で、地元建設業者は人命救助活動や道路啓開作業、応急・復旧作業などにあたりました。その活動は、震災当日から翌日にかけて始まっていました。
地元を熟知して、重機類を保有する地元建設業者は当初、緊急車両などの通行を確保する為の道路啓開作業(1車線だけでも通行できるようにする)が主な活動でした。行政や地元住民との信頼関係を築いていたことが迅速な活動につながりました。
"『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~"では、最前線で作業にあたった方々の「生の声」をお伝えします。建設業者が果たした役割について再確認するとともに、震災の実情を風化させないことを目的としております。
第1回は大船渡支部の(有)熊谷技工 専務取締役 熊谷芳男さんです。
(有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん(47歳:震災当時)
≪職種≫現場管理、重機オペレーター、現場作業
≪啓開等作業時の作業内容≫指示役、重機オペレーター
「地元の人間が働いている市役所と、日頃からのコミュニケーションが大切だと思います」
―震災発生直後にどのような業務に当たりましたか
従業員の安否は当日午後10時頃までに確認しました。その後、午前0時頃に市役所の方が私の自宅にきて、「朝6時から道路のガレキ撤去に出てほしい」と言われました。午前2時頃から、被災していない従業員の家に直接行って、朝から作業に出て欲しいと伝えました。午前3時頃からは山の方に置いていたバックホウの移動を始めました。
会社は被災しましたが、残っていた重機と、被災を免れた従業員と私の7人体制で朝から啓開作業を始めました。他社を含め12、3人で国道45号線の茶屋前から野野田付近までの作業に当たりました。その後、県道などに移動して1カ月くらいは連日作業を行いました。
―どの様なことに注意して作業を行いましたか
余震がありましたので、常に逃げる方向を確認しながら慎重に作業を行いました。1日目、2日目は余震のたびに重機を退避させました。市役所職員の退避命令に従いましたので、動きやすかったと思います。
津波の波打ち際付近には、ガレキの下に数人のご遺体がありました。特に家や車両を撤去する際には十分注意をして慎重に作業を行いました。ご遺体を見つけた際には、作業を止めて警察が確認します。作業には時間を要しましたが、2日間で1車線だけでも車両が通れるようにしました。
―どの様な思いで作業を行いましたか
必死でした。とにかくガレキをよけて車両を通すことだけを考えていました。「子供がいるので高田方面に行きたい」、「末崎方面に物資を運びたい」という声を聞きましたので、一刻も早く通してあげたかったです。
―困ったこと、辛かったことはありますか
当初、従業員の朝食や昼食のことは全く頭にありませんでした。金野支部長にお願いして、炊き出しからおにぎりを持ってきてもらいました。
我々は現場に出ているので、炊き出しや支援物資の受け取りに行けませんでした。家に残した女性と子供だけでは、貰いに行くことは困難でした。従業員には大変な迷惑を掛けました。お昼に配ったおにぎりを家族のために持ち帰る従業員もいました。
被災した会社には、1、2週間は行けずに気になっていました。女性事務員がガレキの中を会社まで歩いて行き、書類等を持ってきた際には大変感動しました。
家を流された従業員や親せきの手伝いに行けなかったことも辛い経験でした。
―作業を振り返って教訓として伝えたいことはありますか
日頃から、維持工事などで市役所とコミュニケーションが取れていました。その人のためなら動けるというお互いの信頼関係がありました。人と人とのつながり、地元の人間が働いている市役所と日頃からのコミュニケーションが大切だと思います。
道路が2日目で開通した時、住民の表情が変わっていました。道路の大切さを感じ、本当に人の役に立ったということを実感しました。
(おわり)
『そのとき地元建設業は』~3.11東日本大震災、最前線の記憶~
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/03/04_1755.html">第38回(最終回) (株)山千(大槌町)代表取締役 山崎 真さん
href="https://www.iwaken.or.jp/info/2015/02/21_1742.html">第37回 (株)藤原組(大槌町)専務取締役 藤原 士さん
第36回 松村建設(株)(大槌町)土木部長 松村康文さん
第35回 (株)共立土木(陸前高田市)工事課長 鈴木正幸さん
第34回 (株)かねまつ建設(陸前高田市)取締役専務 菊池秀明さん
第33回 (株)長谷川建設(陸前高田市)営業部長 吉田昭彦さん
第32回 南建設(株)(軽米町)取締役社長室長 田中一也さん
第31回 (株)中舘建設(二戸市)土木部長 大鳥義博さん
第30回 成和建設(株)(花巻市)重機車両部執行役員部長 民部田正道さん
第29回 (株)小原建設(北上市)小田島愼さん
第28回 髙惣建設(株)(奥州市)高田営業所長 小野寺正晴さん
第27回 (株)山友建設(一関市)熊谷堅美さん
第26回 (株)山喜建設(一関市)三浦公夫さん
第25回 横田建設(株)(一関市)高田営業所長 新沼克則さん
第24回 鈴木工材(株)(一関市)菊地勝則さん
第23回 宇部建設(株)(一関市)工事副長 千田祐欣さん
第22回 (有)矢萩建設(一関市)重機主任 関村一男さん
第21回 吉田建設(株)(盛岡市)三浦一春さん
第20回 盛岡舗道(株)(盛岡市)機械係長 高橋直美さん
第19回 三陸土建(株)(盛岡市)伊藤成美さん
第18回 松田重機工業(株)(遠野市)重機部長 菊池隆悦さん
第17回 佐藤工業(株)(遠野市)飯森清幸さん
第16回 (株)テラ(遠野市)常務取締役 小笠原秀夫さん
第15回 (株)晴山石材建設(野田村)上川寿隆さん
第14回 (株)晴山組(野田村)山田 勉さん
第13回 兼田建設(株)(久慈市)大尻明男さん
第12回 佐藤建設(株)(田野畑村)常務取締役 片座康行さん
第11回 富山建設(有)(山田町)代表取締役 富山由光さん
第10回 三好建設(株)(宮古市)土木部次長 小川 司さん
第9回 大崎建設(株)(田野畑村)橘 良友さん
第8回 工藤建設(株)(岩泉町)土木部技士 西倉淳也さん
第7回 刈屋建設(株)(宮古市)五十嵐 和朗さん
第6回 (株)小松組(大船渡市)代表取締役 小松 格さん
第5回 (株)青紀土木(釜石市)萬 寛さん
第4回 佐野建設(株)(釜石市)八重樫充さん
第3回 新光建設(株)(釜石市)工事課長 中村 明さん
第2回 (株)中澤組(大船渡市)機材主任 霜山 隆さん
第1回 (有)熊谷技工(大船渡市)専務取締役 熊谷芳男さん地域とともに歩む 魅力ある建設業
2013年11月22日 11:21岩手県建設業協会
パネルディスカッション
(左から青年部連絡協議会佐々木遠野部会長、佐藤県土整備部長、IBC岩手放送土村アナウンサー、前田建設工業岩坂氏、岩手大学三東さん、久慈工業高校播磨さん、粒来さん)
岩手県建設業協会では岩手県と共催で、11月10日(日)に岩手教育会館において『いわて建設業みらいフォーラム』を開催しました。
本フォーラムは建設業の役割やその魅力について、次世代を担う若年層の関心を高め、さらには県民全体に建設業の事を知ってもらうことを目的としました。
みらいフォーラムは3部構成として、第1部は前田建設工業はアニメという空想上の建造物(マジンガーZ格納庫、宇宙戦艦ヤマト建造準備)を実現検討した場合の取り組みを講演、第2部は青年部連絡協議会遠野支部より建設業とは地域社会の生活を支える役割をもつやりがいのある職種であることの説明やかっぱ工事隊などの地域の取り組みを事例発表しました。
第3部はパネルディスカッションとして前田建設工業および青年部連絡協議会を含め、岩手大学学生、久慈工業高校生徒等と建設業に対するイメージ・復興工事や地域づくりに携わる建設業への期待などの意見交換を行いました。
岩手県県土整備部 佐藤部長
岩手県建設業協会 宇部会長
前田建設工業 ファンタジー営業部
岩坂照之氏
岩手県建設業協会 青年部連絡協議会
佐々木遠野部会長とかっぱ工事隊『私たち、僕たち、頑張っています!』(第2回)建設業に従事する女性・若者インタビュー
2013年11月15日 20:54岩手県建設業協会
『私たち、僕たち、頑張っています!』では建設業に従事する女性及び若者の紹介記事を不定期に掲載致します。
建設業で頑張っている女性や若者を紹介することで、多くの方に建設業の魅力を知って頂きたいと思います。また、建設業に興味を持っている方、入職を希望される方が建設業について少しでも知って頂けるきっかけになれば幸いです。
今回は第2回、高田工業 株式会社(花巻市)の中村隼太さんです。
所属会社 : 高田工業 株式会社 (花巻市)
役 職 : 社員(新人)
氏 名 : 中村 隼太 さん
職 種 : 土木作業員及び大工見習い(将来は技術者へ)
経験年数 : 7か月
仕事内容 : 土木作業員や大工見習いをとおして施工経験を積んでいます
<入職した動機、きっかけは?>
幼い頃に大工の仕事を間近で見て、建築関係の仕事につきたいと思いました。もともと、日曜大工が好きだったので、自分の好きなことを仕事にしたいと思い選びました。
<仕事のやりがいは?>
現場が完成した瞬間を見ることが出来ること。手を掛けた分だけ、理想に近い完成形を最後に見る事になります。また、ほんの少しずつですが、自分の実力が日に日に上がっている事を実感出来てとても嬉しいです。
<苦労していることは?>
現場でのやり方を実践で覚えるしか無いので、他の人のやり方を見て覚えていく事と、ほぼ毎日怒られながら覚える事になるので、しょぼくれながら帰る事になるのが中々つらいです。
<将来の目標は?>
1級土木施工管理技士の資格取得と、最終的には1級建築士の資格を取得し、現場でも働ける人間を目指したいです。
<上司から一言>
若い時の苦労は将来への糧になるので、今は実際の現場での仕事を通して建設業の本質を学び、将来的には自分が目指す資格取得を実現していきながら、技術と技能習得という高い目標にチャレンジすべく日々精進して下さい。多いに期待しています!
中村さん、ありがとうございました。日に日に成長されている姿が頼もしいです。目標の資格取得を目指して頑張って下さい。
『私たち、僕たち、頑張っています!』では、会員企業の会社で働く女性・若者を募集しています。若者については概ね25歳以下の方でお願いします。技術者、技能者、運転手の方、職種は問いませんのでご協力をお願い致します。
バックナンバー
第1回 株式会社 青紀土木(釜石市) 倉澤 久美さん公共工事動向10月を更新しました
2013年11月 7日 09:04岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内10月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)10月版→ こちら(PDF)いわて建設業みらいフォーラムを開催します。
2013年11月 6日 07:55岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では岩手県と共催のもと平成25年11月10日(日)に岩手教育会館(盛岡市)で「いわて建設業みらいフォーラム」を開催いたします。
本フォーラムは社会基盤整備や地域振興に果たす建設業の役割やその魅力を積極的に発信し、次世代を担う若年層の関心を高めるため、さらには県民全体に建設業のとりくみを知っていただく催し事です。
詳細は「こちら」の案内チラシご覧ください。
ぜひご参加頂きますようご案内いたします。日時:11月10日(日) 13:00~16:00
場所:岩手教育会館(盛岡市大通一丁目1番16号)
内容:基調講演 前田建設工業㈱
事例発表:岩手県建設業協会青年部連絡協議会遠野支部
プレゼンテーション・パネルディスカッション
前田建設工業・青年部連絡協議会・岩手県
岩手大学学生・久慈工業高校生徒等
案内・申込チラシはこちらをクリックしてください。『私たち、僕たち、頑張っています!』(第1回)建設業に従事する女性・若者インタビュー
2013年10月23日 20:05岩手県建設業協会
『私たち、僕たち、頑張っています!』では建設業に従事する女性及び若者の紹介記事を不定期に掲載致します。
建設業で頑張っている女性や若者を紹介することで、多くの方に建設業の魅力を知って頂きたいと思います。また、建設業に興味を持っている方、入職を希望される方が建設業について少しでも知って頂けるきっかけになれば幸いです。
今回は第1回、株式会社 青紀土木(釜石市)の倉澤久美さんです。
所属会社 : 株式会社 青紀土木(釜石市)
役 職 : 土木係長
氏 名 : 倉澤 久美 さん
職 種 : 技術者(現場代理人・JR工事管理者他)
経験年数 : 15年
仕事内容 : 現場管理全般
<入職した動機、きっかけは?>
当時、建設業のイメージは良くなく、かつ自分のしたい仕事ではなかったが、求人票の社長の一言"やる気のある人だけ"を見て「やった事が無くても、やる気があれば出来るのだろうか」と興味が湧き入職。<仕事のやりがいは?>
何年経っても自分の仕事に満足しない。けれど悩んだり、落ち込んだ現場程、達成感がある。
同じ現場は2度とないから飽きる事なく出来るのかもしれません。<苦労していることは?>
いつまで経っても日々勉強と感じています。やっぱり土木屋さんはスゴイ!!
女性の目での苦労と言えば 『トイレ』。初めて現場に行くときは必ずそれが設置してある施設をチェックします。
<将来の目標は?>
もう年齢的に将来の域に達していると思うので、特別思い当たる所はありません。けれど私が入職した頃の建設会社には、男性に勝るとも劣らないおばちゃん達が多かったように思います。あの頃の建設会社に戻って欲しいと、この頃思っています。
<上司から一言>
女性ならではの気遣いがあり、それでいて社内トップクラスの頑張り屋だと思います。私達にはわからない女性特有の悩みなどあるのでしょうが、そういう所を全く見せず常に明るく仕事をしてくれる倉澤さんは頼もしい女性です。
倉澤さん、ありがとうございました。これからも土木技術者として現場管理を頑張って下さい。
『私たち、僕たち、頑張っています!』では、会員企業の会社で働く女性・若者を募集しています。若者については概ね25歳以下の方でお願いします。技術者、技能者、運転手の方、職種は問いませんのでご協力をお願い致します。建設業景況調査 9月調査について
2013年10月23日 18:30岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている建設業景況調査9月調査(平成25年度第2回、東日本大震災被災地版)を「各種情報」内の「東日本建設業保証(株)岩手支店提供資料」に掲載しました。
↓PDFファイル↓建設業景況調査(岩手県版)9月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)
データ表 → こちら(PDF)建設業景況調査(東日本大震災被災地版)9月調査
調査結果(概要) → こちら(PDF)生徒対象建設現場見学会を実施しました‐2
2013年10月16日 08:03岩手県建設業協会
岩手県建設業協会では、建設系高等学校を対象に建設現場見学会を実施しました。
今回の土木工事の現場は東北横断自動車道の遠野市宮守から上郷の区間にある橋床版工工事と道路改良工事、三陸縦貫道(吉浜道路)の高架橋工事・トンネル工事の見学となり、岩手河川国道事務所と南三陸国道事務所の協力を得て、盛岡工業高校、黒沢尻工業高校、一関工業高校の3校に対して現場見学会を行いました。
生徒たちは間近で建設工事を見て、工事を手掛ける方々の話を聞き、建設の仕事への関心をさらに持ち、建設業の見方や考え方が変わり、さらには学生の時にできるだけ資格取得を目指してくださいという現場技術者のアドバイスもあり、今後勉強していく上で参考となりました。
公共工事動向9月を更新しました
2013年10月 4日 17:51岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内9月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)9月版→ こちら(PDF)いわて建設業経営改善連続研修講座「成果発表会」を開催しました
2013年10月 2日 11:00岩手県建設業協会
岩手県および岩手県建設業協会では、9月27日にいわて建設業経営改善連続研修講座の成果発表会を開催しました。
各企業平成24年度から約1年をかけて宮講師から座学講習と個別指導を受けました。
今回の成果発表会は各受講企業が経営管理や財務管理に関する課題を再検討し、経営理念の組み立てから始め、経営改善の計画を立案するまでの取り組みをプレゼンテーションにより、講師、発表企業等で意見交換し実効性を高めるとして開催されました。
宮講師は経営者となるために自分の知識を高めるとともに、教養を深め、人格も磨いてほしい。今回の研修講座の内容を次の世代への移り変わりのために、自社の経営に役立ててほしいと話しました。
公共工事動向8月を更新しました
2013年9月12日 17:34岩手県建設業協会
岩手県建設業協会ホームページ更新のお知らせです。
「各種情報」内の「東日本建設保証(株)岩手支店 提供資料」に東日本建設保証(株)岩手支店より情報提供頂いている公共工事動向(岩手県内8月版)を掲載しました。
↓PDFファイル↓
公共工事動向(岩手県内)8月版→ こちら(PDF)生徒対象建設現場見学会を実施しました。
2013年9月 2日 10:07岩手県建設業協会
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